教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

Re: 独りは寂しいよ・・・って、それは違う

2012-07-26 00:01:04 | オタネタ全般
独りは寂しいよ・・・って、それは違う
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/e/79ea1a014eec8041f1ab5dff497fb43e?st=0#comment-form



↑この記事に↓コメントを頂きましたので、



> 二次元に本気で恋したら、向こうがこちらを認識してないこと・認識してもらう方法がないことに死にたいほどの寂しさを覚えるものです。
> 成就しない恋ほど辛いものはありませんよ
http://blog.livedoor.jp/idtrfaod/#



返信をしようとしたところ、長文になりすぎて文字数制限にひっかかったもので、その返信を↓こちらへ。






はじめまして。
コメントありがとうございます。

主さんの苦しみはわたしも体験していたことがありました。
わたしの体験が少しでもお役に立てましたらと思いまして、かつてわたしの通った道を記したいと思います。
若干上から目線っぽいように読めるところもありますがご容赦ください。



わたしも苦しい時期を過ごしました。
モニタの向こうのその人に会えないからこそ苦しいのも同じでした。

しかし、そうではないことに気付きました。
実体はモニタの向こうにあるのではなくて、実体は自分の心の内に棲んでいるんだということに気付きました。

たしかに、モニタの向こうにいる人とは、意思の疎通はほとんどできません。
お気づきと思いますが、コマンド選択式で3つの中から1つを選ぶことだけが伝えられることの全てです。
ですがそれは誰かがお膳立てして用意してくれたその人との人生だから、それ以上の意思の疎通ができないんです。

恋愛とはそうじゃないんです。
相手がナマモノの場合もそうだと思いますが、誰かに用意してもらうのではなくて、自分とその人との2人だけで紡ぐものなんです。

その人ならそこでどんな事をする、どんな風に考える、自分はどうしたい、そうしたらどう答えてくれる、そういうことを想って、断片的にですが少しづつ自分とその人との2人だけの思い出を作っていくものなんです。
場合によってはそれが短編小説になってHDDの肥やしにしてしまっておくこともありますし、わたしの場合はニコニコに投稿することもあります。
そうやってできたものは明らかに他人の介在しない2人だけの思い出になります。

そもそもリアルワールドに存在しえないものですので、何が正しいというものもなく、自分が感じたものだけが真の姿なんです。
相手がナマモノの場合と決定的に違うところは、意思の疎通ができないところではなく、自分の外側に実体があるか自分の心の中に実体があるかなんだとわたしは思っています。

その段階になれば、薄い本などの他人の二次創作(場合によっては公式の続編でさえ)を見ても「これは俺の中にいるあの人と違う」と、比較的冷静に見ることができるようになりましたし、いつの間にか、好きな人に会えない苦しみではなく、好きな人と共に生きる心が満たされた日々を送ることができるようになりました。

わたしは強い意志を持っておすすめするわけではございませんが、そういう人もいるらしいくらいに読んでくだされば幸いです。