教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

日本株から手を引きます

2010-12-22 00:03:03 | 経済/経済/社会
日本株からはもう手を引く。

完全撤退するとおもしろくないのでちょっとだけ残してあるんだけど、もうほとんどを現金化した。
理由はいくつかある。

・去年1年に比べたらあまり儲からなくなってきた
・証券税制の優遇処置をやめるだとかの話がチラホラ
・日経平均は1万2000円までいくとか強気の発言が多すぎる
・REITの利回りの時価総額加重平均が5%を切るほどにまで戻した
・夏まではハイテク企業の業績回復がすごかったが既に頭打ちになったように見える
・沸落レシオやオシレーター系という観点だけで見れば、どう見ても最近上がりすぎ

というので潮時だと判断した。

REITとハイテク株はけっこう儲かったな。
逆にETFは儲からなかったし、銀行株や内需株はかなり手痛く負けた。
リーマンショックで損した分を株で取り返したようなもんなので、実のところそれほど儲かったわけでもないから自慢になるようなほどではない。

株などの投資のいかんところはギャンブル中毒化するところだろう。
資金を投入するに値しないほど値上がりしているのにポジションをかかえたままにし続けてしまい、そしてそのうち暴落して大損する。
だからやめたほうが良いと判断できるときには積極的に撤退すべきなのだ。



株からの撤退はほぼ完了した。
とはいえ、少しだけ注目しているものが2つある。
これは今買う気にはならないが、数年単位で考えればそのうち絶好の仕込み時がきそうなものだ。



[国際のETF VIX短期先物指数(1552)]

これは S&P 500 の VIX恐怖指数に連動するETFだ。
VIXとは、説明によれば

> 数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされます

というものだが、ようするに S&P 500 指数オプションのインプライドボラティリティー連動証券ってぇことでだいたいあっているんじゃあなかろうか。
オプションのストラドルスプレッドにちょっと似てるが、オプションのように外れたときに掛け捨てにはならない。
だからわたしのようにバイアンドホールドでほったらかしたい上に当面は株価の値上がりにも期待していないような者にとってちょうどいい。
逆にここまで読んで意味がわからない場合には手を出さないほうが良い。

いいときに買って数年単位で持っていれば、いつか株価が上がらない時期に数倍くらい突然儲かるなんて事も十分ありうる。



[上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型(1677)]

これは外国債に連動するETFだ。
たしか中身の半分は米国債で、のこりの半分のほとんどはヨーロッパの国債だったと思う。

ヨーロッパはいまイロイロと国が倒産するんじゃないかってぇ所でもめているので、あっちこっちの国の国債が暴落していてかなり安いんだが、それを個人で直接買う方法はかなり限られる。
米国債も夏にプチバブルといわれる状態だったところから戻しているし、逆にアメリカも経済が苦しいので金利の上昇余地も限られているから下値もたかが知れている。

大もうけはありえないが、ヨーロッパのソブリンリスクが沈静化したころを見計らって買えば悪くないものになりそうな気がする。
毎月配当を配るのが少々気に入らんのだが。