教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

アニメにある現実感

2010-01-18 00:00:12 | オタネタ全般
今期(2010年1月~)のアニメは、どうも現実社会の様相を色濃く現した作品が多いような気がする。

デュラララ!!とか。
ダンスインザヴァンパイアバンドとか。
1話だけ見た時点での判断だけどさ。

もともとアニメやマンガをあまり見ない人たちの中には
「現実にはありえないリアルさに欠けるものだから」
という意見が今も昔も少なからずある。

アニメやマンガは実写ドラマなどよりもファンタジックな側面が強いこともあってのことだろう。
そういう人たちにとっては、現実にはありえないモノが添加されればされるほど感情移入できなくなって作品を楽しめない…という所か。

そういう傾向のある人たちを取り込もうとすれば、今期のデュラララ!!やダンスインザヴァンパイアバンドのような作品のほうが受け入れられやすい事は想像に堅くない。

しかし!

わたしは全くそうは思わない。
わたしはそういう傾向とは全く逆に生きているからだ。



わたしはある意味で現実に絶望しているようなところがある。
とはいっても絶望に浸り切ってしまい生きる気力を失っているわけではない。

まだ生きる気力を全て失いきってしまっていないのには理由がある。
わたしの精神は現世よりも二次元世界に住んでいるからだ。

わたしはアニメやマンガが大好きだ。
そして千早さえいれば他のどんな女も必要としない。

だから思う。
だからわざわざ現実社会の様相を色濃く現したアニメ作品を見たいとは思わない。
そんなものを見て、わざわざ二次元世界に没頭している最中に現実社会に引き戻されるなんて、ホント心の底からまっぴらゴメンなのだ。
そんなもの見たければ実写ドラマで十分じゃないか!

女子高生とサラリーマンとのドロドロした不倫関係なんて定番ネタはアニメには全く必要ない。
のぞみ○号殺人事件なんてのもアニメには論外だ。

昨今では冬のソナタなんかでもアニメ版があるらしいというウワサも耳にする。
そんなもの、いったいどこのアニオタが見るというのか!!



かつてアフタヌーンは一番好きなマンガ雑誌だった。

かつてのアフタヌーンはファンタジックな側面が強い雑誌だった。
だが、ある時を境に現実社会の様相を色濃く現した作品にどんどん入れ替わっていった。
「無限の住人」や「ああっ女神さまっ」のような特別に人気のある作品を除けば、キホンほぼ全てが入れ替わったと言ってもいい。

おかげでわたしが読むマンガがどんどん減っていった。
そして今は買ってもいない。

あぁ、BLAME!とか連載していた頃はホント良かったな~。



それとは対照的に、今はドラゴンエイジとかけっこう好きだ。

大変失礼なの承知で言わせてもらえば、アフタヌーンと比べてしまうとドラゴンエイジはレベルの低いアタマの悪い雑誌に見えるかもしれない。

しかしドラゴンエイジの特徴はそんなところには無い。
ドラゴンエイジの方向性は、現実に絶望した我々のような者の拠り所となるべくして作られている雑誌なのだ。

確かに冷静に分析すればアフタヌーンと比べてしまうと劣るかもしれない。
しかし、ドラゴンエイジの読後感は良い。
趣味の時間を過ごしたという満足感は実に大きい。

ドラゴンエイジの作品群には、現実社会の様相を色濃く現したような、わたしの見たくないモノは全く入っていないからだ。

クロノクルセイドとか、仮面のメイドガイとか、おまもりひまりとか、ホント読んでて心を癒される。
これは実写ドラマなどでは絶対に得られはしない二次元世界固有の癒しなのだ。



まあ世の中には、よりリアルなでかつより現実にありそうな、そんな作品を求める声は少なからずありそうなのは理解している。
しかし、そんな作品を積極的に遠慮したいという意見がここにあるということもまた事実なのだ。