教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ゆとり教育の利点

2010-01-16 00:01:04 | 経済/経済/社会
世間ではゆとり教育についてさんざんに批判されている。
まあいいかげん出尽くしているだろうから、ここであえて批判を書きたいことがあるわけではない。

さて。
ここでは趣向を変え、ゆとり教育の利点でも書いてみようかと思う。



とりあえずゆとり教育の話はおいといて。
わたしの出身中学の話をしよう。

わたしの出身中学はひどいところだった。
ひどいところを挙げればblog記事1回分を上回る文章量になるのでおいとくが、ここで特記すべきは教員による暴力だ。

とにかく暴力は酷かった。
男子のほぼ全員は殴られずに卒業できなかった。

わたしは当時思った。
「人をぶん殴って給料もらうなんて、なんといい商売してやがる」
と。

ヤクザや闇金などの違法行為を働き反社会勢力として活動するヤツらより少しだけマシな職業で、この中学校の教員やらされるだったら物乞いして暮らすほうがマシだとさえ思った。
この感想は今でも変わらない。



さて。
こんな学校が現代にあったらどうなるだろうか。
毎週のように何人も教員が逮捕されるに決まっている。

わたしの場合、教員による暴力に対する感覚がマヒしているのでアレなのだが・・・
教員が生徒に体罰をしたとかいって逮捕されるニュースがよくあるが、わたしの感覚ではあれくらいで逮捕されるなんて同じ国の法律が適用されているとは思えないほどの場違い感を感じる。



当時、わたしはかなり荒れていた。
かなり悪い子だった。
人間として問題のある教員から教えを受けると、人間として問題のある生徒ができあがるのは当然である。

そのわたしは高校に入って改心した。
尊敬できる良き先生方にめぐりあえた。
ぶっちゃけ、そこはぼっちゃん学校であり、中学校の時のような尊敬に値しない教員が1人もいなかっただけのことでもあるのだが。



さて、現代はどうだろう。
中学校で頻繁にぶん殴られることはない。
それはゆとり教育の賜物でもある。

最近の子供はキレやすくなったとかいうまことしやかな説もある。
しかしわたしの実体験から言えば、ゆとり教育のほうがかつてよりももっと人間らしい人を思いやれる生徒を育てるのに適しているのは間違いない。
あの中学校でやられていた教育を受けていたわたしは、その時期だけはとってもキレやすい手のつけらんないヤツだったのは自他共に認めるところであり、中学校を卒業したらそれが直ったのだから断言できる。
かつては学校教育からして暴力を容認する社会だったから、キレる子供が社会問題として見えなかっただけのことではなかろうか。

いまの若者は草食系だなどと表現されることが多い。
それに対して昔はもっと粗暴でイラついたヤツが多かった。
かつてのわたしのように。
そうでなくなったのはゆとり教育による影響も大きいと思う。



たしかにゆとり教育は弊害も大きい。
しかし、全てがダメなことだったわけではないと、ここに記しておきたい。