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今朝の朝日新聞の2面の「時時刻刻 きょうがわかる」には「米に並ぶ排出国 温暖化対策 中国そろり」「石炭消費量5年で1.7倍」「CO2の原因認める」「途上国を全面 排出権売り手に」「成長持続へ省エネ指令」「非効率工場次々閉鎖」という見出しが躍っています。そして、この大きな記事に添えられたデータをみれば、この記事は当然のこと、想定されたことは言え、かなりショックな記事です。
でも、今日の私がもっと大きなショックを受けたのは「埼玉知事選」と「盛岡市長選」の結果を伝える一面の比較的小さな次の記事です。
両候補とも再選されましたが、埼玉知事選の投票率はなんと27.67%、盛岡市長選は30.94%で前回の投票率を大きく下回っています。
比較のために、2006年のスウェーデンの議員選挙の投票率を紹介します。スウェーデンにはつぎの3つのレベルの議員選挙があります。
① 国会議員の選挙(Riksdag)
② 地方議員の選挙(County Council)
③ 基礎自治体議員の選挙(Municipality Council)
スウェーデン統計局のデータを参照します。それぞれの図の投票率(%)の後のかっこの中の数値は選挙区の数を示しています。たとえば、図の中で80.2・84.6(5)とあるのは80.2~84.6%であった選挙区が5つあったということです。
数字が小さく、読み取りにくいので、リライトします。
国会議員選挙投票率(2006年) 地方議員選挙投票率(2006年)
83.2・84.6%(選挙区数5) 80.3・81.1%(選挙区数5)
81.8・83.2%(選挙区数13) 79.4・80.2%(選挙区数4)
80.4・81.8%(選挙区数5) 78.5・79・4%(選挙区数4)
79.0・80・4%(選挙区数5) 77.6・78.5%(選挙区数4)
77.6・79.0%(選挙区数1) 76.7・77.6%(選挙区数3)
基礎自治体(市町村)議員選挙投票率(2006年)
83.5・89・4%(選挙区数27)
77.5・83.5%(選挙区数186)
71.5・77.5%(選挙区数71)
65.5・71.5%(選挙区数5)
59.5-65.5%(選挙区数1)
スウェーデンの議員選挙投票率をみると、国会議員選挙投票率も地表議員選挙投票率も日本に比べて非常に高いことがわかります。
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昨日のブログでは、過去最高を更新したことを取り上げましたが、今日は過去最低を更新です。好ましくないと思われることが過去最高を更新し、好ましいと思われることが過去最低を更新する「日本の今」はどうなっているのでしょう。
「地方分権」こそが、環境問題やその他の問題を解決する21世紀の有効手段だと考え、スウェーデンの状況を先に紹介しましたが、日本の地方分権はどうなっていくのでしょうか。
ますます日本の現状に不安を覚えます。「国民の不安解消」こそ、国や地方を問わず、政治の対象であるべきというのが私のブログのテーマなのですが・・・・・
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