クワババの日記

いろいろな事に興味深々

祖父母力

2006年03月09日 | Weblog
NHK幼児番組「日本語で遊ぼう」でお馴染みの斎藤教授の、家族塾で読んだのですが、祖父母の教育には親と違った良さがあるそうです。

長いこと生きてきたからこそ語れる人生観、倫理観など、たとえば友達関係でもいちばん大切なのは信用なんだということを語れば、子供にとっては親に言われるのとはまた違った感覚で納得できるそうです。

孫が食べ物に好き嫌いを言うと「今現在外国では食べ物が無くて餓死していく子供が大勢いるのよ」と言って、自分の体験した戦後の食糧難の話をして聞かせます、また戦争の恐ろしさも話します。

テストで直角と答えを書くべきを漢字を忘れ、(ちょかく)と書き促音の(っ)を書き忘れマイナス1点の99点を取ったと残念がる3年生に、笑いながら「残念だったねぇ、やっぱり漢字が書けないと損するねぇ今度は頑張り~」と言えるのも祖母だからでしょうか。

朝、お経を上げる時に膝に抱かれて小さな手を合わせるのも、頂き物の果物やお菓子を先ずお仏壇に供える習慣も祖父母力と言うのでしょうか。