記録的な暑さが続く水野の森はウグイスからセミの合唱に移り、賑やかになってきました。
富士山から帰って早3日。ようやく全身の疲れが抜けてきました。
この後遺症はズルズルと滑る下山路の影響か?
下山道 8.5合目小屋から撮影16:30
下山道はブルドーザーも通れるように作られている。
滑りやすくホコリまみれでバンダナでマスクをして歩いた。
標高2300mのスバルライン終点では大型観光バス、マイカーや、観光客がぎっしり。一大観光地として賑やかになっていたことに驚いた。下山してそのままバタンと横になっているグループ。家族連れ、OL、学生、金剛杖を買って登り始める人など。これから気圧の低い3775mまで標高差1500mを登る緊張感は見られなかった。靴から、リュックまでタウンウォッチングのようなスタイルもさまざま。富士山はこれでも許される?
日帰りの人、夕方から歩き出し、一睡もしないでご来光を見て帰る人。登山道は朝から晩まで行列がつづく。ご来光の時間前後は足踏み状態です。
下山路では眠さに脇でうずくまって眠っている人もいた。暗い夜道でツアー団体はガイドさんが大きな声を張り上げてリードしていた。韓国からの団体も、中国語もあちこちで耳にした。
ゴミはほとんどゼロ。トイレはバイオ処理となって100円チップ制。頂上では200円で入り口に管理人がいた。これは有効と思った。
久須志(くすし)神社
周辺には売店が並んでいる。奥に見えるのが直径600mの火口湖越しの最高点、剣ケ峰。
富士山8合目以上は本宮浅間大社の境内になっている。
下山したところで東京大学が富士山の環境についてアンケートをとっていた。
自然遺産を意識してのゴミ、トイレ、登山道の整備、などについて。
最後に入場制限(尾瀬のように有料化2000円から3000円)、ツアー客の制限は必要か。
自然遺産・文化遺産登録に賛成か、反対かなど。
登山道の幅が広く作られ、登山者を歓迎しているように見かけられたが富士山が「もうこれ以上耐えられないヨー」という悲鳴が聞こえた気がした。
手が加えられすぎて(崩れやすいから)自然ではない。
当然私の回答は有料化に賛成、遺産登録には反対とした。
あまりの人の多さに帰りに指導センターに寄って登山者数をお聞きした。地方新聞の足踏み状態の混雑ぶりの写真をを提示して、このところ平日で7000人、土日では10000人と教えてくださった。
富士山の花
フジイタドリ(一面この花ばかり)
ミヤマオトコヨモギ(石垣に張り付いている)