ほのかなる月明かりの夜に

~人生激情 外伝~
気儘に更新

月のお話 ~拾参~

2011-01-20 00:00:00 | 月のお話
That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.
(これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である)

1969年7月21日(UTC)、月面に立ったニール・アームストロング船長が月から地球へ送った言葉です

私が生まれる前に月面に立った人達がいる
月へ行って帰ってきた人達がいる

そんなことを思いながら月を観ていると私も世界もなんだかフワフワとしたモノになっていき、絵本の世界へ迷い込んでしまう時があります

絵本といえば、16世紀位まで、世界は絵本のような世界でした
天動説を元に描かれる世界は日本が世界に誇るジブリの作品のようで、世界の果ては滝になっていて、海には海獣のようなものが描かれてあったり、太陽や月に顔があったり(笑)

船による貿易が盛んになるにつれ精緻な海図・世界地図が作られるようになると、行けども行けども世界の果てに異界へ流れ込む滝など存在しないと実証され、世界は変容しました


月への近代的な観測・調査が行われるようになったのは、アメリカとソ連との間で宇宙開発競争が行われた1960年代になってからのことです

国家的事業ともなれば学術研究という目的だけでは成り立たず、国の優位性だの科学技術(軍事技術)の向上だの政治的側面が付いて回ります
宇宙開発ともなると膨大な予算・資金が必要ですからね
政治的なことに疎い私でも国家的事業の裏表及びその周辺には様々な思惑が存在するであろうということは何とな~く分かります


おとぎ話のような天動説が常識であった頃、地動説を唱える人は異端者でした
2011年の今、「地球は宇宙の中心で、静止している地球の周りを他の全ての天体が回っているんだよ!」と自信満々に言ったなら、「ちょ、何?新説?マジ、ウケる~」と笑って・・・くれればいいんだけど

常識とは何ぞや?

常識は決して「不変なるモノ」ではありません

常識は常識となった時より非常識と相対するモノとして存在します
それ故に、常識を知らない場合、「非常識」というレッテルを貼られたりします

しかし、この常識、世界共通の普遍的なモノから「それ、単なる思い込みじゃね?」的なモノまで幅広く存在します
つまり、「え!?そんな事も知らないの!?嘘ぉ~ん(シンジラレナ~イ)」とさも言われんばかりの「当たり前」などというよくよく考えたら「それは貴方の主観だべ」という代物も混ざっていたりするのです

常識は人によってもたらされたモノです
それを絶対的な真理のように崇(あが)め奉(たてまつ)らう人もいれば、独り善がりな常識を押し付けてくる人もいます

常識は大切なモノだけど、それがどのような方法を用いて、どのような経緯を経て、どのような意図でもたらされたモノなのか、常に疑ってかかる必要はないのかもしれないけど、「鵜呑みにしていいのかな?」と頭の片隅でチラリと思う・・・べきなのかな?
なんとなく寂しい現実という気がします

「常識」って常識になってから実はそんなに時間が経っていなくても、昔からそれが常識だったように思いがちなんですよね
「過去」になった瞬間に、そのことに対する関心が薄れるようにできているのかしらん

「常識に則(のっと)って」
実は苦手だったりします

常識に囚われ過ぎないように「しなやかな芯」と「柔軟な思考」を併せ持つ人になれるよう、これからも精進いたします
体も腱や筋が硬いと痩せ難いんですよね ムニムニ


ちなみに、月の学術的な観測結果を最初に残したのはガリレオ・ガリレイで、1600年代のことです
望遠鏡が発明されたのです

「嗚呼、そうか、物理的に無理だったのか」





「普遍」=「不変」やありません

月のお話 ~拾参~ 了

月のお話 ~拾弐~

2010-09-23 00:00:00 | 月のお話
カレンダーを見ても今日がいつなのか分からない時が時々あります(笑)

毎日必ず見ています
今月はアニーです
来月は吉井です!!キャッホー!!

・・・コホン
カレンダーが無くなったら、私達の生活はどうなっちゃうんだろう
好きな人の誕生日を祝えなくなるのか
それとも、毎日祝えるのか(笑)


現在、一部の国を除いて世界各国で使われているカレンダーはグレゴリオ暦です
この暦(こよみ)は、地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)を基にして作られています
日本のカレンダーも明治6年(1873年)からこのグレゴリオ暦が使われています

では、それ以前は?

「旧暦」、「陰暦」という言葉が浮かんだ方もいらっしゃるのでは?
日本においては、月の満ち欠けの周期を用いた暦が使われていました
正に天体の「月」が暦の「月」だったのです

月は晴れてさえいれば見えますし、どの場所であっても誰が見ても月の形は同じです
毎日月を見ていれば、月の形で「新月から何日経ったのか」その日数が分かります

月明かりが闇夜を照らしてくれる最大のモノであった頃、月は人類にとって世界レベルの共通の基準でもあったのです


1朔望月(さくぼうげつ:新月から次の新月までの期間)は29.5日でしたね
この周期を暦にしたのが「太陰暦(たいいんれき)」です

月の満ち欠けを1ヵ月としているので、1日は新月、8日頃に上弦、15日頃に満月、23日頃に下弦と暦と月の形はほぼ一致します
「1日(ついたち)」は「月立ち(つきたち)」が語源となっていて、「朔」「朔日」は訓読みで「ついたち」と読みします

1朔望月が29.5日ですので、太陰暦は29日と30日の組み合わせとなるのですが・・・
さて、お手元に電卓をご用意下さい

1朔望月(29.5日)を12倍すると?

354日ですね

太陽年の1年は何日ですか?

365日ですね

354日-365日=△11日

太陰暦の1年は、太陽年より11日短くなります

という事は・・・
3年経つと1ヵ月程季節がずれてしまいます

太陰暦を使っていた頃は、地球の季節よりも月の満ち欠けが基準だったんですね

月が好きな私ですが、毎年11日早く歳を取るのは・・・
「あなたが生まれた年の4月27日は、春だったのよ」なんて会話をしていたのかもしれませんね


時間が経つと暦と季節がずれてしまうという太陰暦の欠点を直したのが「太陽太陰暦」です

約3年に1度「閏月(うるうづき)」という1ヵ月を余分に入れて季節とのずれを解消しました
しかし、この方法ではまだ3年で3日のずれが生じてしまいます
(29.5日×12ヵ月×3年+29.5日)-365日×3年=△3.5

このずれをなるべく少なくしたのが「19年7閏法(じゅんほう)」です
またまた、お手元に電卓をご用意下さい

正確な1太陽年は、365.24219日(①)です
正確な1朔望月は、29.53059日(②)です

太陽年19年分の日数は?(①×19)

6939.60日です

6939.60日を1朔望月で割ると?(6939.60日÷②)(四捨五入)

235朔望月です

235朔望月を日数に換算すると?(235朔望月×②)

6939.69日です

その差は僅かに0.09日!!

19年間に閏月を7回入れれば220年で1日季節が早くなるだけの正確な暦が作れます
この方法はギリシャで発見され、中国で広く用いられました
太陽太陰暦は日本でも明治5年(1872年)まで使われていたので、一般的に「旧暦」とも言われます

太陽太陰暦はどのタイミングで閏月を入れるかによって様々な暦が生まれました
日本では中国から伝来した太陽太陰暦が6世紀半ばから使われ、江戸時代の1685年、渋川春海によって初めて日本独自の太陽太陰暦「貞享暦」が生まれ、江戸末期の1844年から1872年まで使われた「天保暦」は最も完成された太陽太陰暦といわれています

太陽太陰暦を使っていた頃は、1ヵ月丸々の「閏月」が約3年に1度やってきていたんですね

それはそれで・・・
なんか、嫌
気分的になんか嫌
「今年、なげぇ~よ!!」って絶対言ってたと思う(笑)


さて、太陰太陽暦を使っていた頃に、季節とのずれを調整する為に使われていたものがあります
「二十四節気(にじゅうしせっき)」です

聞いた事あります?
私は「二十四節気」って初めて聞きました

1太陽年を太陽の位置(黄経)によって24等分し、その分割点を含む日に節気(せっき)と中気(ちゅうき)を交互に配列し、それぞれに季節の名称を与えたものです

中国の戦国時代(紀元前403年~紀元前221年)の頃に黄河の中・下流の農耕等で培われた経験から生まれた「二十四節気」は、太陽暦が使われるようになった現在でも、私達の生活の中で季節を表す言葉として生きています

【春】
一月 :立春(りっしゅん) 2月4日、雨水(うすい) 2月19日
二月 :啓蟄(けいちつ) 3月6日、春分(しゅんぶん) 3月21日
三月 :清明(せいめい) 4月5日、穀雨(こくう) 4月20日
【夏】
四月 :立夏(りっか) 5月6日、小満(しょうまん) 5月21日
五月 :芒種(ぼうしゅ) 6月6日、夏至(げし) 6月27日
六月 :小暑(しょうしょ) 7月7日、大暑(たいしょ) 7月23日
【秋】
七月 :立秋(りっしゅう) 8月8日、処暑(しょしょ) 8月23日
八月 :白露(はくろ) 9月8日、秋分(しゅうぶん) 9月23日
九月 :寒露(かんろ) 10月8日、霜降(そうこう) 10月23日
【冬】
十月 :立冬(りっとう) 11月7日、小雪(しょうせつ) 11月22日
十一月:大雪(たいせつ) 12月7日、冬至(とうじ) 12月22日
十二月:小寒(しょうかん) 1月5日、大寒(たいかん) 1月20日

注)日付(現在の日付)は年によって変動します


私達が普段何気なく見て、使っているカレンダー
それは人が初めて月の満ち欠けを見た時から続いてる暦の歴史そのものなのかも

にしても、秋分だというのに日中は一向に秋らしくなりませんなぁ
予報では今日以降気温が下がるとの事ですが・・・

10月8日
秋晴れの空が見れますように





吉井、やっぱ「望」の頃に釣りしてはるな(笑)

月のお話 ~拾弐~ 了

月のお話 ~拾壱~

2010-08-25 00:00:00 | 月のお話
海は好きですか?

風景の中に海があると、私はとても嬉しくなります
潮騒(しおさい)も潮風も好きです

でも、私・・・
海が怖いんです
凄く怖いんじゃなくて、なんとなく怖い

幼い頃に荒れた海を間近で見た経験が起因していると思うんですが、それ以上に、何か原初的な怖さを感じるんです
その為か、私の夢に出てくる海は穏やかで美しい海であっても、必ずと言っていい程「津波」が発生してチョーー怖い目に遭います

「夢占い事典」によりますと・・・

【津波】
「一瞬にして全てを無くす事を暗示します。
ただし、経済的に追い詰められていたり、仕事で困った立場に立たされている場合には、全てを無の状態に戻し、再出発するという意味があります。
また、悩みが消える、あるいは幸福感が去る暗示でもあります。」

・・・
・・・

さて、「月」と「海」という二つの言葉で思い浮かべるモノは何ですか?

そう!
「潮の満ち干(みちひ)」ですね
(それ以外の答えは受け付けません)

「月の引力によって潮の満ち干は起こる」と、子供の頃に習いました
そして、大人になってから、「満潮(まんちょう:海水の潮位が最も高くなる現象。また、その時刻)」と「干潮(かんちょう:海水の潮位が最も低くなる現象。また、その時刻)」が1日に2回ずつ起こる事を知ったのですが、その原理がどうしても理解できなかったんです

私、物理的な現象にはとても興味があるんですが、物理的な原理を理解するだけの頭脳がないんです
_ノ乙(、ン、)_シクシク

「潮の満ち干」を起こす力を、「潮汐力(ちょうせきりょく)」といいます

地球の潮汐は、月や太陽の引力によって起こります
海面に及ぼす引力が各地点で少しずつ異なる為、海水の移動を生じさせるのです
(若干「キー!」ですが、なんとなく理解はできます)

問題は・・・
月に一番近い海面が月の引力によって上昇し「満潮」になり、その反対側の海面、つまり月から最も離れた海面も「満潮」になります

なんで?

そこに登場するのが、地球の自転運動による「遠心力」や、月と地球の「共通重心」による公転運動なんですが・・・

キーーー!!

という事で、詳しく知りたい方は各自学習して下さい ←投げたでっっ

平面的に考えていたら、永遠に理解できないんでしょうね
頭の中で地球と月をクルクル回して考えると、なんとなく分かったような気はするんですが・・・
ご興味のある方は頑張って! ←やっぱ投げたでっっ


太陽の引力は月の引力の約180倍ありますが、地球から太陽までの距離が月までの距離の約390倍と遠い為、太陽の起こす潮汐力は月の潮汐力の46%に過ぎません
地球の表面に及ぼす月の引力は地球自身の引力の僅か10万分の1ですが、地球への潮汐力が最も大きい天体は「月」なのです
故に、月が南中してから再び南中する24時間50分の間に、2回の満潮と2回の干潮が起こります


新月・満月の頃、月と太陽の潮汐力が重なり、干潮と満潮の差が最も大きくなります
これを「大潮(おおしお)」といいます

春分・秋分の頃は太陽・月・地球が一直線に並ぶので、一年の間で最も大きな潮汐となります

潮位表を確認すると分かるのですが、干潮時の潮位は高・低・高・低がほぼ続くような形になります
大きな引き潮の次は小さな引き潮が起こり、その次は大きな引き潮、という感じです

4月の大潮は正午頃に大きな引き潮となり、10月の大潮は深夜に大きな引き潮となります
「潮の満ち干」に詳しくない方も、4月の潮干狩りで賑わう海辺の風景は見た事があるでしょう

では、夏至・冬至の頃はどうでしょう?

太陽・月・地球は一直線から大きく外れてしまいます
これは、地球の公転軌道面が地球の赤道面に対して23.5度傾いている事と、さらに月の公転軌道面が地球の公転軌道面に対して5.9度傾いている事によるのですが、「キー!」なので軽く流しておきましょう


上弦、下弦の頃、月と太陽が互いの潮汐力を打ち消し合う位置となる為、干潮と満潮の差が最も小さくなります
これを「小潮(こしお)」といいます

干潮と満潮の差は、場所によっては24時間50分の間に「干潮1回、満潮1回」といっていい程の潮位差になります


さて、「月が南中してから再び南中する24時間50分の間に、2回の満潮と2回の干潮が起こります」と前述しました
月が南中した時、及びその12時間25分後に満潮になると予想できますが、実際はどうでしょう?

実際は、遅れます

膨大な海水が月の引力を受けて反応するまでには時間がかかりますし、海水の慣性や、海流、湾岸の形状など様々な要因により、天文学的に導かれる潮汐の時刻とは一致しないのです

干潮時、遠浅の場所では広い範囲で潮が引きます
また、場所によっては干満時(かんまんじ)の潮位差が数メートルになるところもあります

日本各地の「潮見表」「潮汐表」(気象庁は「潮位表」)はネットで調べる事ができますので、海辺に行く際は事前に・・・調べた事なんて今まで一度もありませんっっ

海辺に行く時はせめて「満潮、干潮が起こる」という事を思い出して頂いて、事故等に遭われないようにご注意下さいね


最後に、Wikipediaによりますと・・・
「潮の満ち引きは、海などにかかわる事であるため、当然海に住む生き物達にも大きな影響を与える。総じて彼らは大潮(特に満月)の時に産卵することが知られている。また、大潮になると魚類の活性が上がるとも言われており、アメリカで釣り大会を行う場合は大潮の週末と決まっている。なお日本の釣具店にはほぼ必ず潮見表が置いてあり、潮見表を元に釣りに出かける釣り客も多い。」

そういえば、吉井・・・
満月辺りによぉ~琵琶湖で釣りしてはったような・・・


私達は閉ざされた狭い空間ではなく、想像が追いつかない宇宙という巨大な空間の中で様々な天体の影響を受けながら生きているんですね

私は月と地球の「共通重心」について理解できていないんですが、その事を少し勉強した時に、「もし月が無くなったら、地球は公転軌道を外れてどっかに飛んで行っちゃうのかなぁ」なんて思ったんです
多分、そんな事にはならないと思うんですが、でも、「地球の潮汐」然(しか)り、月の影響を受けている事は多々ある訳で、困った事態にはなるんだろなぁ

月の引力、地球の引力、重力、遠心力、向心力
色んな矢印の力が、色んな向きを向いて、引っ張りあったり、反発しあったり、結び付いたり、相殺(そうさい)したりして、この世界のバランスは保たれている・・・のかな?

どっかに飛んで行っちゃわないように、引力を磨かねば!!
ブラックホールに気を付けて





にしても、「一瞬にして全てを無くす」ってなんやねん!!!
(ノ`Д´)ノ ==== ┻━━┻ ウガー

月のお話 ~拾壱~ 了

月のお話 ~拾~

2010-07-26 00:00:00 | 月のお話
夏の満月を観て、「ちょっと低くない?」と思った方はきっと月が好きな人です

夏の満月は低い軌道で移動します
低いとどうなるのでしょう?

覚えてます?
「月の錯視」

月は地平線の近くにある時の方が(目の錯覚で)大きく見える、という「月の錯視」
という事は・・・
夏の満月は、大きく見える?

「夏の満月が低いって事は・・・」と思った方、います?

冬の満月の南中高度(南中:真南、高度が最大になる)は夏に比べると高くなります

手元の資料によると、東京付近での満月の南中高度は「夏:31.5°」「冬:78.5°」とあります
かなり違いますね

私の場合、夏は「月見」の季節なんです
というのも、部屋の南側の壁がほぼ「窓」(掃き出し窓)で、そこから月を眺める事ができるんです
いいでしょ~

夏の月はかなり南寄りです
そして、低い高さに月がありますので、座椅子に座って月見酒!月見酒!
有り難い事です(笑)


さて、満月ではない細い月を観ると、太陽に照らされていない部分もぼんやり光っているのが分かります
西洋では「新しい月に抱かれた古い月(the old moon in the new moon's arms)」と呼ぶそうです

地球から反射した太陽光に照らされて月の夜の部分が薄明るく見える現象、「地球照(ちきゅうしょう)」

「地球照」が最も明るくなるのは「新月」です
(観る事はできませんが・・・)

新月を照らすのは、満月の約50倍の明るさの「満地球」なのです!!
(あぁ、観てみたい・・・)

月から観る地球は、地球から観る月の4倍の大きさ、面積は16倍です
月では地球はいつも空のほとんど同じ場所に見え、月から観る地球も約1ヶ月で満ち欠けをします
(ちなみにこの「約1ヶ月」は月の1日です)

また、地球から観る月はいつも同じ面なのに対し、月から観る地球はぐるぐると回り、24時間で1周します
寝ずに頑張ったら、「世界一周観察」ができちゃいますね(笑)

月から地球を眺めたら、世界の認識や概念が変わるかもしれないなぁ
戦争も無くなるかも・・・
「宇宙開発」ってそんな意味もあるのかな?

外から観る目
ほんと大切なんですね





「君達の目を下さいっっ!!」ってそういう意味?

月のお話 ~拾~ 了

月のお話 ~九~

2010-06-26 00:00:00 | 月のお話
本日、2010年2度目の月食が観られます
梅雨真っ只中ではありますが、雲の切れ間から月が顔を覗かせてくれる事を祈りましょう

1度目の月食の際にも書きましたが、「月食」は地球の影に月が隠される現象です
ちなみに「日食」は、月に太陽が隠される現象です

本影(※)に月全体が入るのが「皆既月食」、本影に月の一部が入るのが「部分月食」です

※「本影」
大きさをもつ光源からの光が物体によって遮られてできる影の内、光が全く当たらない為に暗くなった内側の部分
地球によって太陽が完全に隠された部分

月食の場合、皆既月食であっても「月が全く見えなくなってしまう」という事はありません
月は・・・

赤銅色に染まるのです

地球の大気によって屈折・散乱された波長の長い赤系の太陽の光が本影の中に入る為、皆既月食でも月は真っ暗にはならず、赤銅色に見えるのだそうです


皆既月食は1年に1度程度起こります
月が見えている場所なら、世界中のどこに居ても観る事ができます

私達が赤い月を観られる頻度は皆既日食と比べて非常に高いのです
というのも、移動する事無しに住んでいる場所で皆既日食が観られるのは350年に1度、日本全国に範囲を広げても皆既日食が起こるのは100年に数回なのです

また、皆既日食が観られる理論上の最大時間は「7分40秒」なのに対し、皆既月食の時間は最大で「1時間40分」
前後の部分月食を含めると最大で3時間40分にもなります


さて、本日の月食ですが、雲で隠れていなければ、月の上部が半分以上欠けた月を観る事ができます

国立天文台によると、月食は19時16分に始まり、20時38分に食の最大(本日は0.54)を迎え、22時に終わります
半影月食(半影食)(※)が終了するのは、23時21分となっています

※半影月食(半影食)
「半影」
大きさをもつ光源から発せられる光が物体を照らした場合にできる影の内、光が部分的に到達する薄暗い部分
地球が太陽の一部を隠している部分
「半影月食」
月が半影に入った状態で、満月の光が僅かに減ずる程度で、余程注意していないと分からない

月の出は日本各地で異なりますが、本日は19時から19時30分前後の間となり、場所によっては月の出の時点で月食が始まっています
東から南東の空の低い位置での月食となりますので、月食を観察するには天候的にも位置的にも少し厳しいかもしれません

もし本日の月食が観れなくても、12月21日にほぼ3年振りの皆既月食がありますので、そちらに期待しましょう!


そっか、赤い月は月食だったんですね
禍々しくて、少し怖かったんですが、私・・・赤い月が見られると嬉しかったんです、子供の頃から

赤く染まった月を初めて見た瞬間に、心が魅(ひ)かれてしまったんでしょうね

本当にドキドキします
鼻血ブーです(笑)





火星人(+)のアンラッキーカラーなんですけどね、赤(笑)

月のお話 ~九~ 了

月のお話 ~八~

2010-05-28 00:00:00 | 月のお話
「月や星が読めたらカッコいいなぁ~」とずっと思っていて
いや、漢字は読めますよ(笑)

月や星を見て方角や時刻、季節を感じる事ができたら・・・
結構、ロマンチストです ノ∀`)テヘ

「月や星を読む」

遥か昔から行われていた神事であり、必要かつ当然として人々の生活に密着していた知識
今のような技術も論理も機械も無かった頃に、長い歳月をかけ培(つちか)われた高度な分析・観察によって齎(もたら)された知識

私が月や星を読むことに神秘的なモノを感じるのは、月や星自体に神秘的なモノを感じることにもよりますが、遥か昔に導き出された知識が時を経てもなお普遍的なモノであることへの、それらを導き出した人達への、「凄いなぁ~」という驚きと尊敬の念によることの方が大きいように思います

それらの知識を持っている人、持っていた人達への憧れもあります
人間に備わっているモノをフルに活かして、地球と宇宙と自分とを融合させて生きるという生き方にも憧れます

その憧れが、私の顔を上に向けさせるんでしょうね


さて、月は太陽と同じように毎日東から昇り、西に沈みます
地球からだと月の運動によるもののように思い勝ちですが、これは地球の自転運動によって起こる現象です

月は1時間に15度ずつ西へ動きます

単純計算です(笑)
360度÷24時間=15度

ここで問題!
この15度、月だと何個分西へ移動することになるでしょ~~おか?


答え:月30個分

1時間で月30個分なので、2分で月1個分西へ動くことになります
う~ん、凄いスピードですね


毎日同じ時間に月を観察すると「あること」に気付くと思います
それは・・・

月はどんどん東へ移動していく、ということです
(さぁ、ここからちょっぴり「キー!」タイム)

東へ移動していくってどういうこと???

これは月が地球の周りを回っている、つまり月の公転運動によって起こる現象です

月は満ち欠けをしながら29.5日かけて地球を360度回って太陽と同じ方向に戻ってきます
(復習:朔望月(さくぼうづき)は29.5日、月の公転周期(1恒星月)は27.3日)

月は毎日12度ずつ東へ移動していきます

単純計算です(笑)
360度÷29.5日=約12度

ここで問題!
月が毎日12度ずつ東へ動いていくことによって起こる現象は何でしょ~~おか?


答え:月の出が約50分ずつ遅くなる

またまた単純計算です(笑)
24時間を分に換算すると1,440分
360度÷12度=30
1,440分÷30=48分

なんとなぁ~く勘付いておられる方もいらっしゃるとは思いますが、この知識があれば・・・

「月が読める」じゃあ~りませんか!!

「(月を見て)今は何時頃かな?」とか!
「今日の月の出は何時頃かなぁ~」とか!

月と「時」を共有することができるじゃあ~りませんかっっ!!


と興奮していたんです
でも・・・

黄道(地球から見て、天球上を太陽が1年かかって1周する大円の経路)の地平線に対する傾きが春分の頃と秋分の頃では大きく異なる為、春分の頃の満月では約60分、秋分の頃の満月では約30分、月の出が遅れるのだそうです
さらに、月の出の遅れの差は、その土地の緯度によって変わるのだそうです
その上、新月から次の新月までの間(朔望月)でも月照時間が変化する為、規則正しく約50分ずつ遅くなるのではないんだそうです

う、う・・・

(ノ`Д´)ノ ==== ┻━━┻ ウガー


「月読み」は単純計算のようにはいかないようです・・・





せめて、空気が読める人になりたい
(って、こっちの方が難しいか)

月のお話 ~八~ 了

月のお話 ~七~

2010-04-28 00:00:00 | 月のお話
月ネタはあるんですが、それを文章に全く練(ね)れていなくて・・・
い、忙しかったんです!
決して、お酒呑んで寝ちゃう毎日を過ごしていた訳では!

・・・訳では! ←嘘臭い

書きたい事が無いんじゃなくて
パッション(笑)がちょっと欠乏しちゃっててノ∀`)テヘ

月は変わらず大好きなんですけどね

「別に眺めているだけでいいんじゃない?」
な~んて思う事もあったりして
えぇ、単なる言い訳ですノ∀`)テヘヘ


「私、何してるんだろ・・・」

ふとした瞬間に浮かぶ思い
心も体も頭も金縛りにしてしまう、思い

「こんな事してても意味が無い」
そう思っている自分を突きつけてくる、思い

自分に打ちのめされる
やっぱり成長してないのかな、私・・・

「アホやなぁ」
「自分否定してどうすんねん!」
「自分を信じへんで、何を信じるん?」
「自分の中にあるモノ、もっとちゃんと探ってみぃ!!」

そう言って、
前を向かせてくれる私がいる
背中を押してくれる私がいる

力余って尻を蹴飛ばされる事もあるんですけどね(笑)

「あぁ、そうだね」と顔を上げた時にやっと分った事があるんです
私を支えてくれる私は、色んな人が一緒になって作ってくれたんだって


さて、この世界で罹っちゃいけない病(やまい)があります
それは「バカバカしい」と思うコト

この病は本当に怖ろしい
軽度の内は大した事にはならないんですが、慢性化・重篤化すると死に至る事も多々ありますし、質(たち)の悪い事に治り難いときています

皆様もこの病に罹らないように、どうかお気を付け下さい

えっ?予防策ですか?
そうですねぇ~、嗽(うがい)・手洗い・・・

・・・コホン
「バカバカしくない!」と思うコト位ですかねぇ
他に何かいい方法があれば、こっそり教えて頂けます?

次回は月のお話です





月、全然関係なくて・・・「どうもすみませんでした」(by みつこ)
ブフッ∵(´ε(○=(`Д´ )アヤマルキネェダロ!

月のお話 ~七~ 了

月のお話 ~六~

2010-03-30 00:00:00 | 月のお話
夜空に輝く星は・・・ほとんど太陽なんやなぁ
あぁ、太陽がいっぱいやぁ~

と思うとHAPPYになれる私は、きっと幸せ者なんでしょうね(笑)


さて、地球と月の動きを頭の中で再現してみようと何度か試みたんですが、試みる度に「キー!」という感じでショッカーになってしまいます
例えが昭和ですね、すみません

地球の自転(466m/s)、地球の公転(平均軌道速度:29.7859km/s)、月の自転(4.64m/s)、月の公転(平均軌道速度:1.022km/s)の速さはそれぞれ異なります

地球の自転軸は黄道(こうどう:地球から見て、天球上を太陽が1年かかって1周する大円の経路)に対して23.5度傾いています
白道(はくどう:月の公転軌道)は黄道に対し5.15度、月の自転軸は黄道に対して1.5度だけですが傾いています
それらを踏まえて、地球と月の動きをイメージしないといけないんですが・・・

ね、「キー!」でしょ?

「地球の自転軸の傾きが、日本の『四季』を生んでいる」程度の知識はあるんですが、「地球の自転軸の傾き」、「黄道」と「白道」について、まだ理解できていないんです
理解できていないのに、今勉強している事柄が上記以外にも地球の緯度を踏まえて考えないといけないので、もう本当に・・・

キー!!!

理解できていませんので、説明する事ができません
という事で、今回はこれにて!


・・・コホン
「理解できない時は丸暗記」という事で、勉強は進めています

「もう分からん!キー!」とやめてしまうと、それまでですからね
やめてしまっても、ある時「あっ!そういう事か!」と理解できる事もあるんですが、それは「極偶(ごくたま)に」であって、ある意味「奇跡的なコト」なのかもしれません


高校までの勉強の仕方は、専ら「暗記」つまり「覚える」でした

私、大学入試の面接の際、面接官に「大学では何を学びたいですか?」と質問されたんです
「今までは「『三角形』は三角形である」という事実を学びました。大学では、「何故『三角形』は三角形であるのか」、「何故『三角形』は存在するのか」という真理を学びたいです」
と、今考えると大それた事を緊張してカミまくりながらも必死に答えた(というより、訴えた)記憶があります
にしても、なんで例えが『三角形』・・・

結局、大学では「真理」に辿り着く事はできなかったんですが、「勉強の仕方」というとても大切なモノを学びました

「理解する」とはどういう事か
容易には辿り着けない、質問です


「机上で勉強するよりも、実践できるモノは実践すべきだ」と思ってはいるんですけどね
経験上、分っているんですけどね、一番「手っ取り早い」と
頭の中だけで理解するよりも、実感した方が身になると


えっと、出不精な者で
私は未だに・・・拒絶しているから ノ∀`)アハアハ


さて、今回はほぼ月のお話ではありませんでした
それもなんですので・・・

北極・南極などの高緯度の地域では、白夜や極夜(きょくや)など、日本ではみられない太陽の現象が起こります
月もまた然(しか)り
北極圏では、月が南の空から昇って直ぐ沈んだり、半月以上も月を見れない時期などもあるそうです

南の空から昇る月・・・
興味はありますが、北極圏の寒さの前では南も東も関係ない様な気がするので、まず行く事はないと思います、うん





おこたが一番

月のお話 ~六~ 了

月のお話 ~五~

2010-03-01 00:00:00 | 月のお話
私が見ている月の直径の約3.67倍
そっか・・・
月から見る地球って、大きいんですね
綺麗なんだろうなぁ

遠くから見ると

月と地球との距離は平均で38万4400km
月の軌道は楕円形をしていて、地球に最も近い時(近地点)は35万6410km、最も遠い時(遠地点)は40万6740km

えっと、月と地球との距離は平均で地球を約30個並べられる距離で、近地点と遠地点との差は地球4個分です
地球を約30個ですから、月だと約110個ですね
なんだか大した距離じゃないような気になるから、不思議です

ちなみに、私の家から本町の会社まで約20kmですので、9,610往復するのと同じ距離です
通勤に片道1時間半かかるので、徒歩と電車だと28,830時間、つまり1,201.25日
1年間の出勤日数を240日とすると、5年間会社勤めをしたら月に着いちゃいます(笑)
近地点の月でしたら8,910往復・・・4.6年となります


地球は太陽の周りを365.25日かけて1周します(公転)
と同時に、自転軸を軸とし、地球自身も24時間かけて1回転します(自転)

では、月はどうでしょう
これが・・・ちょっとややこしい

新月から次の新月までの周期を「朔望月(さくぼうげつ)」といい、その周期は平均29.5日です

月が地球の周りを1周する周期、つまり月の公転周期は遠くの恒星を基準とします
この周期を「恒星月(こうせいげつ)」といい、1恒星月は平均27.3日です

正直・・・ちんぷんかんぷ~んです

まず、「遠くの恒星」って何???
「恒星って・・・(太陽系の)太陽の事?」

違います
「恒星」とは、「太陽と同様、自ら熱と光を出し、天球上の相互の位置をほとんど変えない星」をさします
「天球」とは、「地球上の観測者を中心とする半径無限大の仮想の球面」をさし、全ての天体がこの球面上にのっていると考えます

・・・まだちょっと難しい

「天球」は、地球を中心とした球体をイメージします
地球から見える天体の方向や軌道を表すのに使われるのですが、そうですね・・・「地球儀の宇宙版」という感じでしょうか

「恒星」は、「夜空に見える星や星座」と置き換えると分かりやすいと思います
「恒星」という言葉は、地球からその星を見た時の天球上の位置がほとんど変化せず「恒(つね)に」その場所にある事に由来するそうです

「夜空に見える星や星座」は、地球から数光年以上離れた場所にある為、星座の形、星の位置関係はほぼ変わらないのです
「夜空に見える星や星座」は刻一刻と移動しますが、それは地球が自転・公転しているからであって、「夜空に見える星や星座」が移動しているのではないのです


月に話を戻しましょう

上記の事を踏まえると、「恒星月」とは、「月が地球を1周する周期」であり、「ある星(星座)の元にある月が、その同じ位置に戻ってくるのに必要な周期」とも言えます

あれ?

「朔望月」と「恒星月」に、2.2日の差が・・・
(頑張れ!あともうちょっとです!)

月が地球の周りを公転している間、地球も太陽の周りを公転しています

1恒星月で、地球は太陽の周りを27度回ります
算出方法は理解不可能かつ説明できませんので、換算すると「2.2日になる」という事にしておいて下さい ノ∀`)テヘ

「満月(月齢15)」が、ある星(星座)の元にありました
その月が約27.3日かけて地球を1周しました
でも、ある星(星座)の元に戻った月は、「満月」ではありません
満月よりも少し欠けた「月齢13辺りの月」です
満月になる為には、あと2.2日必要です
つまり「満月」は、地球を1周してさらに2.2日地球の周りを回った月という事になるのです

えっと、理解できましたでしょうか?
理解できたような、できなかったような感じですか?

月の公転も地球の公転も同時進行でイメージしないといけないので、ちょっとややこしいですね
でも、ちょっと・・・

頭が良くなったような気がしませんか?


月はいつも同じ面を地球に向けています
それは天体にとって、非常に安定した状態なんだそうです

では、月は自転していないんでしょうか?

月は自転しています
月の公転と同じ反時計回りに、月の公転周期である1恒星月と同じ27.3日かけて

チエネツデルワ!!(ノ`Д´)ノ ==== ┻━━┻





「オレの背後に立つな」(by ゴルゴ13)

月のお話 ~五~ 了

月のお話 ~四~

2010-01-30 00:00:00 | 月のお話
30日の月には、赤い星が一晩中寄り添ってくれます

その星は、地球の外側の軌道を公転している太陽から4番目の惑星
「火星」です

火星が赤く見えるのは、地表に酸化鉄(赤さび)が大量に含まれているからなんだそうです

火星はほぼ2年毎に地球に接近するんですが、直近で火星が地球に最も接近したのは2日前の1月28日でした
今回のように火星を観測する事ができる次の機会は、2014年との事です

というのも、火星の軌道は長めの楕円形をしているので最接近時の火星と地球との距離は毎回異なり、次回の2012年は今回よりもやや遠くなってしまうそうです
(28日の最接近時の距離は9800万km圏内でしたが、2003年8月、火星はこの6万年間で最も地球に接近し、地球から僅か5576万kmの距離を通過しました)


1月29日、火星は「衝(しょう)」の位置にありました
「衝」とは、「外惑星または月の黄経(こうけい)と太陽の黄経との差が180度に等しくなる状態。すなわち、外惑星または月が地球を挟んで太陽の正反対にくる状態」を言います

1月30日は月が「衝」の位置に入ります
つまり、満月です

1月29日・30日は、太陽系を上から見ると「太陽と地球と月と火星」がほぼ直線上に並ぶ事になります
(「・・・へぇ」って言うところですよ!(笑))


火星の直径は地球の半分程で、表面の重力の強さは地球の37%しかありません
表面積は地球の約1/4ですが、火星には海がありませんので、その表面積は地球の陸地の面積とほぼ等しくなります
質量は地球の約1/10です

では、月はどうでしょう
月の直径は地球の約1/4で、表面の重力の強さは地球の17%もありません
表面積は地球の表面積の7.4%に相当し、アフリカ大陸とオーストラリア大陸を合わせた面積よりも僅かに小さく、質量に至(いた)っては約1/80しかありません

しかし、月は地球サイズの惑星を廻(めぐ)る衛星としては、非常に大きな天体です
木星の衛星の中には月よりも大きな衛星がありますが、木星に比べるととても小さい天体です
惑星に対する衛星の比率では、月は太陽系で最も大きい衛星なのです


月の大きさ、イメージする事できました?
「月の質量は地球の約1/80」って言われても、あんまりピン!ときませんよね
「月80個分が地球1個分になります」と言う方が、分かりやすいですか?

地球と火星と月とを比べて、なんとなく感覚的にイメージする事はできたのですが・・・

今回、態(わざ)と具体的な数字を書きませんでした
だって「5576万km」って分かります?
想像できます?
(この数字は書いてありますので、見付けて下さい(笑))
だからと言って、その数字を書かない「コト」は正しいのか?正しくないのか?

具体的な数字を知りたい方は、『ウィキペディア(Wikipedia)』を覗いてみて下さい
それぞれの天体について、専門書よりも分かりやすく、そしてここよりも詳しく書いてあります

「説明する」という事は、簡単な事ではありません
でも、「伝えたい」という思いがあれば、相手を思い、言葉を選び、試行錯誤を繰り返し、説明する事はできるはずです


物事を比較する方法が一番理解しやすいのかなぁ

比較する事が間違っているとは思わないけど、「そればっかりだと、なんだかちょっと寂しいなぁ」って思っちゃって
せめて、間違った「モノサシ」を持たないように、心掛けようと思います


本当は1から10まで分かりやすく説明して欲しいんですけどね
顔みたいなモノの「真ん中」が飛んでいく辺りとか・・・全然、分からん
てか、4コマ目(「結」)が分からん ブツブツ


「わからないほうがBEAUTIFUL」なんでしょう、きっと( ̄・・ ̄ )フーン ←あっ、投げた


さて問題です

体重計に乗ったら「私、めちゃくちゃ軽いやん!!」と笑ってしまう位の数値が表示されるのは、月と火星、どっちでしょう?





答えは書きません(だって、簡単だもん)

月のお話 ~四~ 了

月のお話 ~参~

2010-01-01 00:00:00 | 月のお話
明けましておめでとうございます

大晦日から元旦までの間、夜空に浮かぶのは、今年は満月でございます
なんだか幸先が良いような気がするのは、私だけでしょうか?

さらに今年は!
1月1日の3時51分から部分月食が観れます
最大食は4時22分

といいましても、この月食、最大食で月の全体の約8%程しか欠けない小さなものなのですが

月食は、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかる事によって月が欠けて見える現象です
日食と同じく、太陽、地球、月を同時に感じる事ができる現象でもあります
(太陽と月の仲に地球が焼餅を焼いて茶々を入れているような気がしないでもないのが面白い(笑))


さて、月には昔から様々な呼び名があります
「十五夜」、「十六夜(いざよい)」、「立待ち」(旧暦17日の月)、「居待ち」(旧暦18日の月)、「寝待ち」(旧暦19日の月)、「更待ち(ふけまち)」(旧暦20日の月)、「有明の月」などなど

私がテキストにしている本には、十五夜以降の月に呼び名が多いのは「日が暮れて真っ暗になってから月の出てくることを心待ちにしていたからです。月明かりがあれば、旅路を急ぐことも恋人のもとへ通うこともできたのですから。」とあります

古き時代、人が月明かりを頼りにしていた事は想像に難(かた)くありません
「通い婚」なる文化もありましたから、月明かりは愛(いと)しい恋しい人を自分の元へ誘(いざな)ってくれる明かりでもあった訳です

旧暦では「十五夜」に満月となる事が多く、満月以降は日が沈んでからの月の出となります
月の出は日を追う毎に遅くなります
ですから、「立待ち」、「居待ち」、「寝待ち」、「更待ち」したんでしょうね、月の出を

空に浮かぶ月を仰ぎ見て、人は何を思うのでしょう
今も昔も「恋愛」は、文化の大きな源なんですね

今年は元日から満月が照らしてくれます


お正月から(・∀・)ニヤニヤ ←おぃおぃ
そういえば・・・
や、やめとこ(´゜艸゜)∴ケホケホ


月の光も日の光も、分け隔てなく照らしてくれます

今年も皆様に幸多からん事を





今年から、満月更新でぇ~す(約15日更新・・・無理!ノ∀`)テヘ)

月のお話 ~参~ 了

月のお話 ~弐~

2009-12-16 00:00:00 | 月のお話
「あれ?今日のお月様はおっきいなぁ」
なんて、思った事ないですか?

月は地球の周りを約27.3日かけて公転するんですが、その軌道が楕円である為、地球に近い時と遠い時とでは見た目の大きさが14%も違うそうです

では、月の出から入りまでの間で月がおっきく見えるのは、月が地平線の近くにある時ですか?
それとも天頂付近にある時ですか?

月は刻一刻と大きさを変えます

変えますが、その見た目の大きさはその違いに気付かない程のほんの僅かな差でしかありません

今日は新月ですので、残念な事に夜空に月はありません
月のある夜にでもご確認頂ければと思うんですが、月は・・・

天頂付近にある時の方がほんの少し大きいのです

しかし、私達の目には地平線の近くにある月の方が大きく見えます
この現象を「月の錯視(さくし)」と言って、地平線付近に存在する物と月との対比が、月の大きさの錯覚を生じさせるそうです

ちなみに私達が見る月は、五円硬貨を手に持って腕を伸ばした状態の穴の大きさに過ぎないらしい
もっと大きいような気がする方は、満月の時にでも一度試してみて下さい


月は不思議な天体なんだそうです

ボールなんかの球体に光を当てると、円の際である周辺部分が暗くなってぼんやりとします
この現象を「周辺減光」と呼ぶんですが、月はこの周辺減光が全くみられないんだそうです

確かに満月の夜、はっきりくっきりな球体が空に浮かんでいます
その様が、私は堪らなく好きです
月って本当に「ぽっかり」と浮かんでいますよね、空に
そんな月を見ると、「宇宙って本当にあるんだなぁ」って実感するんです

できる事なら、
宇宙から地球を見てみたい
月の地表にも触れてみたい
でも、宇宙船に乗り込む勇気は・・・ありません ノ∀`)テヘ

月の地表って、どんな明るさなんでしょうね





月には本当に生命が存在しないのかなぁ

月のお話 ~弐~ 了

月のお話 ~壱~

2009-12-02 00:00:00 | 月のお話
満月でございます
と云いましても、今回は満月のお話ではありません

月は太陽が照らしてくれるから見えるんですが、それは「月を見る事によって太陽の位置が分かる」という事でもあるんです
つまり、月の輝いている方に太陽がある訳です
夜、月を見て「太陽はあっちか~」なんて思うんですけど、「でも、夜だし・・・太陽ないし・・・」と考え出すと訳が分からなくなります

実は私、太陽と月と地球の位置関係がよく分かっていないんです
月の勉強もそこまで進んでいませんし

空間的に、立体的に考えようと思うんですけど、割と難しいですね
つい平面的に考えてしまいます

目が悪くなって眼鏡を掛けるようになってから、私の世界は「平面」なんです
世界を「立体」にしたいから色々試みてはいるんですが、どうしても上手くいかない・・・
立体の世界を引き寄せる事が

触ると手は立体を感じるんですが、私の目に映るのは平面の世界

目が悪いからなのか、頭が悪いからなのか、感覚が鈍いだけなのか
・・・ニブチンはニブチンですが(´゜艸゜)∴ケホケホ

月は不思議な事に、私にとって立体を感じる事ができる天体なんです


さて話を戻しますと、
「月の光は太陽の間接照明みたいなもんなんやなぁ」と月を見ている時にふと思ったんです

夜を纏った陽の光
濡れたような冷たさを孕んだ陽の光
月と太陽が交わって生み出す光


今回は、「三日月」のお話です
私達がイメージする三日月は三日月ではないようです
五日月や六日月、二十五日月や二十六日月なんだそうです

実際の三日月は非常に細い月で、太陽が沈んだばかりの西の空を注意深く見ないと見れないそうです
三日月の出は日の出の直ぐ後で、ほとんど日中の空にあり、三日月の輝いてる面積は満月の6%、光度は満月の1/300
そして、日没から1時間ほどで西の空に沈んでしまうという事なので、私、生まれてから一度も三日月を見た事が無いんじゃ・・・

実際の三日月は、私の中にあった三日月とかなり掛け離れています
なんだか・・・ちょっとショックです

「本当の事」ってなんなんでしょうね?

二日月は殆んど見れないそうで、三日月が最初に見れる月なんだそうです
「眉月(まゆづき・びげつ)」とも呼ばれる三日月
機会があれば、見てみたいものです

ちなみに、太陰暦を採用していない現在では「半月より細い弓形の月」を「三日月」と呼んでもなんら問題ありません(笑)






西の空か・・・山だからなぁ(・・・西だけじゃないけど(´゜艸゜)∴ケホケホ)

月のお話 ~壱~ 了

月のお話 ~零~

2009-11-17 00:00:00 | 月のお話
新月でございます
故に、空に月はありません
と云いましても、この世界から月が無くなった訳ではありません

単に

見えないだけです


月を擬人化させてお話を書こうと思ったんです

「月は寂しくないのかな?」
「月は地球をどう見てるんだろう?」
そう思ったのが切っ掛けです

で、いざ書こうとして
「私、月の事・・・知らないな・・・」と気付いたんです

だから、月の事を知ろうと思って勉強を始めたんですが

1日しか・・・
(´゜艸゜)∴ケホケホ

いや、まぁ、なんですなぁ
続ける事は本当にこう・・・難しいというか・・・
(´゜艸゜)∴ゴホゴホ

月の勉強と云いましても、月にロケットぶつけて核爆発させて水素が存在するかどうか調べる・・・みたいな「人類にとって大切な事なの?てか、完全なる侵略やないけ!」という高度なものではありません

そんな高度な事ではなく
本当に知らないんだなぁ~って


「知る」という行為はなんなんでしょうねぇ
「侵食」・・・なんでしょうか?
知る側、知られる側にとって

「知りたい」と思っても、知る事なんてそう容易にできる事でもないし
「伝えたい」と思っても、伝わる事なんてそうないし

「共有」って
できるんでしょうか?

諦めてしまったら
それで終わりなんだけど・・・

って、勉強を始める前からこれじゃ~
そりゃ続かないっての!ノ∀`)テヘヘ


・・・コホン
「朔(さく)」
新月の事を「朔」とも申します

太陽と共に昇り、太陽と共に沈む月が「新月」

月は太陽と共に在り
太陽がなければ、月を見る事はできないんです

月は・・・

太陽が照らしてくれるから見えるんです

「月を知る」
お暇なら、お付き合い下さいませ





って、続くんだろうか?これ?

月のお話 ~零~ 了