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 何年か前の新聞記事 070110

ホルモン濃度寿命を左右

2007-12-04 15:37:51 | 社会
‘06/11/10の朝刊記事から


ホルモン濃度寿命を左右
男性のDHEA 高いほど死亡率低く


副腎から分泌されるホルモンの一種「デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)」の血中濃度が高い男性ほど死亡率が低く、濃度が寿命を左右するとの疫学研究の結果を、今泉勉・久留米大医学部教授(心臓・血管内科)らのグループがまとめた。
940人を約27年追跡した研究で、これだけ長期にわたるものは世界的にも例がないという。
今月中旬に開かれる米心臓病学会で発表する。

研究グループは福岡県・旧田主丸町(現久留米市)で1978-79年にかけて行われた住民検診で、男性396人、女性544人の血中濃度を測定。
昨年末、同じ人たちについて生死や死亡時期、死因を調査した。

男性は約8割の生死が判明し、住民検診時の血中濃度を「高」「中」「低」の3グループに分けて比較したところ、「高」のグループは「低」に比べ死亡率が約8割低かった。
女性は女性ホルモンの影響などがあり、濃度と寿命との関連は認められなかった。

研究グループの榎本美佳助手は「成人男性の血中濃度を測定すれば、寿命の概数を算出することも可能になる」と話している。
欧米ではDHEAが「若返りの薬」としてもてはやされ、補充療法なども行われているという。



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