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 何年か前の新聞記事 070110

080619 天然ガス 年内出荷

2016-01-29 20:17:24 | ロシア
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’08/06/19の朝刊記事から

天然ガス 年内出荷
サハリン2 ガスプロム方針


【モスクワ18日加藤雅毅】ロシア政府系の天然ガス生産・輸出企業ガスプロムのメドベージェフ副社長は18日の記者会見で、サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の液化天然ガス出荷開始時期について、「環境が整えば12月にも可能だ」と述べ、日本などへの年内出荷に向け作業を急ぐ考えを明らかにした。


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同社は、サハリン2を進めるサハリンエナジー社(ユジノサハリンスク)の筆頭株主。
出荷開始は年明けになるとみられていたが、環境対策工事が完了したことで、前倒しが可能になったという。
同副社長は「株主全員がなるべく早く出荷する方針で一致した」と述べた。
また、増産の可能性について、来年前半に検討する方針を明らかにした。


DCP_0264ドライブイン高校生達



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080619 主権はあくまで中国

2016-01-23 15:46:18 | 政治
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’08/06/19の朝刊記事から


劉江永・精華大教授に聞く

日中両政府が18日、正式合意した東シナ海ガス田共同開発の評価や今後の展望について、中国政府の対日外交ブレーンの一人、清華大学(北京)の劉江永・国際問題研究所教授に聞いた。(北京・高山昌行)




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主権はあくまで中国

中国国内で東シナ海ガス田の日中共同開発への反対論が根強い中、中国側が日本側に柔軟姿勢を示し、合意に至った。
背景には胡錦濤国家主席と福田康夫首相の強い信頼関係がある。

ただ、主権問題に関する中国側の立場は全く変わっていない。
中国が単独開発した春暁(日本名・白樺)は、日本が主張する排他的経済水域(EEZ)の境界線「日中中間線」の中国側にあり、当然、主権も中国にある。

だから春暁は日中の「共同開発」ではなく、中国の開発に日本が出資や技術支援で協力する「協力開発」と表現するのだ妥当だ。

今後の開発の進め方については、春暁が中国単独で先行開発されたという事実に基づく中国の国民感情を踏まえ、まず(日中中間線をまたぐ)龍井(日本名・翌檜)の共同開発を先行させるべきだ。

春暁については、中日両国が時間をかけて出資比率や利益半分を議論すればよい。
また日本は、中国側を逆なでする「白樺」という呼称の使用を避けてほしい。


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080619 ガス田正式合意

2016-01-20 20:29:13 | 政治
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’08/06/19の朝刊記事から

日中間 抜けぬ「トゲ」
ガス田正式合意
対立点先送り 完全決着遠く


日中間の「トゲ」といわれる東シナ海ガス田問題が18日、4年に及ぶ交渉の末、決着した。
ただ「白樺」(中国名・春暁)、翌檜あすなろ(同・龍井)以外のガス田の取り扱いをはじめ、問題の根っこにある両国の排他的経済水域(EEZ)境界線画定も先送り。
完全決着への道筋は見えず、「トゲ」が再びうずき出す可能性がある。(北京・佐々木学 東京政経部 橋本克法)


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内 実
「日中双方に利益をもたらす互恵的な内容となった」。
18日夜、外務省で記者会見した高村正彦外相はこう胸を張った。
同席した甘利明経済産業相も「真剣で難しい協議を行ってきた結果だ」と満足感を漂わせた。

ただ両氏が自賛するほど、内実は伴っていない。
白樺については、先行開発の既得権を守ろうとする中国側を説き伏せ、日本側の出資を実現させたが、「楠」(中国名・断橋)、「樫」(同・天外天)の取り扱いは「中国の出方次第」(外務省関係者)。


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一方、日中中間線にまたがる海域での共同開発合意により、中間線をEEZ境界線と主張する日本側の立場を強めることが期待されるが、肝心のEEZ画定交渉は「日中の基本的立場が異なり、長い交渉になる」(高村氏)。

「(白樺は)日本側の資源について、中国の法律、主権の下で出資して利益をもらうだけ。これで日本の国益が守られるのか」。
同日、早稲田大学で講演した自民党の中川昭一元政調会長(道11区)は外務省批判を展開した。
支持率低迷の中、アジア外交に活路を見いだしたい福田康夫首相だか、今後、合意が自民党内の対中強硬派の反発を招き、政権基盤が揺らぐ可能性も残した。


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反 発
中国政府は先行開発してきた白樺の主権が中国側にあることを譲らず、日本が主張する日中中間線を認めない姿勢を貫いたことで、今回の合意を一応の外交的勝利と受け止めている。
しかし中国国内では東シナ海の境界線問題を決着させなかったことに対する反発も根強い。


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080619 五輪開会式 首相出席へ

2016-01-02 15:22:23 | 政治
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’08/06/19の朝刊記事から

五輪開会式 首相出席へ

福田康夫首相は18日、北京で8月8日に行われる五輪開会式に出席する意向を固めた。
日中間の懸案だった東シナ海の天然ガス田開発問題が最終合意したため。
中国政府が水面下で要請していた皇族の出席は見送る方針だ。


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首相の五輪開会式への出席は、竹下登氏(個人)が出席した1988年のソウル五輪以来20年ぶりとなる。

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北京五輪をめぐっては、中国当局によるチベット暴動弾圧を受け、西欧を中心に首脳が開会式の欠席を表明する動きが出ていたが、米国のブッシュ大統領やロシアのプーチン首相は出席予定。
福田首相としても、首脳の往来が復活した日中関係をさらに強化するため、五輪外交を生かしたい考えだ。


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