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能登沖地震と原発の怖さ

2007-03-26 | 環境
石川県輪島沖でM6.9の地震があり、石川県、富山県などで震度6強を観測した。この地震で志賀町が南西に25cmもずれたという。これは驚いた。

 志賀町と言えば、北陸電力の志賀原発があるところ。先日来の過去の臨界事故の隠蔽で話題の処だ。これだけ大きな地殻変動があるところに原発があることは、本当に怖ろしい。まもなくチェルノブイリ原発事故から21年になる。この事故の恐ろしさはまだ十分に人々に知らされていない。

 定期点検とトラブルで志賀原発の二つの原子炉は停止中だったそうだ。それが不幸中の幸いだったかもしれない。もし運転中だったとすると、25cm移動した地殻によってどのような事故になったかも知らない。新潟県刈羽原発のある刈羽村も震度5に見舞われている。刈羽原発では運転中だった原発にどのようなことが起こっているのか、まだわからない。不安は募るばかりだ。

 石川県は震度6強の地震は記録を取り始めて初めてのことだそうだ。いままで大きな地震がなかったというのはもはや何の慰めにもならないことは、阪神淡路震災でも今回の地震でも既に明らかだ。日本のほとんどすべての地域がほんの数百年数千年さかのぼれば、かならず大きな地震を経験している。こんな地震列島の日本に何十個もの原発があることが、狂気の沙汰ではないか。

 一日も早く日本政府が原子力政策を転換して、原発に依存しないエネルギー対策を建てることを願う。狂ったような風が吹きすさぶ今日の一日に、大地震の報道、そして狂ったような日本の原子力政策を憂う。
 

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