勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

半額だから映画三昧(3)

2005-01-24 | 映画のお喋り
今日もせっせとDVD。
さすがに週7本はきつくて、ついつい時間の短いものから観てしまう。

《タイムリミット》2003年 アメリカ映画
 監督:カール・フランクリン
 出演:デンゼル・ワシントン、エヴァ・メンデス、サナ・レイサン

わぁ、妙な笑いでいっぱいだ!
浮気経験のある男性なら、妙な汗が出てくるかもしれない。
デンゼル・ワシントン主演のサスペンスって言えば、それなりの期待をする。
だけど「サスペンス」を「コメディ」に変えて欲しい気がした。

あらすじを書いてしまえば、多分、絶対サスペンスだと思うだろう。
ある夜、火事の焼け跡から夫婦の遺体が見つかった。
女性の方は、刑事である妻と別居中の警察署長(マット=ワシントン)が浮気をしていた相手。
マットは事件のあった夜もこの家を訪れ、それを隣家の人に見られている。
しかも浮気相手の女性は生命保険の受取人をマットに変更したばかり。
さらにマットは証拠品として保管していた大金を、この女性に渡してしまった。
嫌になるほど、動機やらなにやらがわんさと出てくる。
この事実を知られてしまえば、彼が犯人と思われるのは必至。

それなりにサスペンスとして期待できるはずの設定なんだが・・・。
なにしろ捜査の指揮をとるのはマットの別居中の妻。
マットは殺しの冤罪を着せられることより、浮気がばれないかを心配してるようにしか見えないのだ。
浮気相手と自分が結びつく証拠を消して回り、なおかつ未練たっぷりの妻に好印象を持たれたいと画策するマットったら・・・。
正直みっともないのだ。男として魅力の欠片もない。
天下のデンゼルにこんな役をやらせていいのかってほど。

救いと言えば、マットをかばい続ける親友の検視官。
マットのケータイ番号を自分のだと嘘つくとこ。(親友の浮気がバレそうになった時、男って絶対男をかばうよね。絶妙の連係プレーで)
危うく騙し取られるところだった証拠品の大金を持って現れた時のボケ台詞。
めちゃいい奴だ!いい味だ!

浮気相手の夫が嫌な役の設定なのに、彼の笑顔、どうしても「いい人」に見えてしまう。
だから真犯人が容易にわかってしまうのも難点。
時間がある時、軽いものを観たい時、妙な笑いを求めてる時、この映画を見るといいかもね。
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする