勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

もひとつチェルジ~♪

2006-11-26 | TVや舞台やスポーツのお喋り
臨時ニュースに差し替えてしまったルミネレポ。

そう言えば品川さんのブログ、翌日もアップされていた。
私が最初にネットで日記(当時はブログなんてなかった)を書き始めたのは、2003年の1月。
ネットという媒体を使って、不特定多数の人に日記を公開するのだと思ったら、やたら緊張してしまった覚えがある。
品川さんの心境も、今はそんな感じではないかと思う。
慣れてきたり、もしかしたらコメント欄をオープンしたりする頃には、ぶっちゃけた話もしてくれるんじゃないかと楽しみにしたい。

さて、24日のルミネ。
この日はネタバラエティで、演者さん12組は意図的にか、前半ベテラン(品庄も入ってる)、後半若手にカテゴライズされていた。
前半:アップダウン・笑い飯・品川庄司・ティーアップ・メッセンジャー・水玉れっぷう隊
後半:Bコース・ハローバイバイ・チーモンチョーチュー・井上マー・ニブンノゴ!・トータルテンボス

アップダウンの改造人間手術、面白かった。
品庄の単独ライブ『POINT』の1場面をちょっと思い出したが、もちろんパクリと言う意味ではない。
アップダウンとして上手く料理されていた。

久しぶりにルミネで見るハローバイバイ。
チケットまで買った『おさむショー』が公演中止になってしまったのは残念だったが、本業はもちろんこちら。
ラストの手榴弾のネタは、双方で何度も引っ張るともっと面白かったんじゃないだろうか。
たとえ不発弾に終わろうとも、それはそれでってことで。

チーモンチョーチューはなんか惜しい。
やはり最初に菊池君のダンス紹介は入れてほしいかな。
見ていない人もいっぱいいると思うので。
3文字会話は凝ってるんだけど、爆笑にはつながりきらなかった。
この人たちにはとっても期待してるんだけど。

Bコースとニブンノゴ!と言う、若手のトリオ漫才が一緒に登場。
で、今は勢いのあるBコースに軍配が上がったと思う。
ニブンノゴ!が得意のコントではなく漫才だったので、余計にそう感じた。
どうしてかなと考えてみたら、ツッコミのテンションの違いのような気がする。
声を張って、スリッパで力いっぱいツッ込むタケトさんがよすぎる。
リーダーも声が枯れるくらいのテンションでツッ込んでくれれば、ネタ的には遜色なかったのに。

ってことで、今日もBコースが良かった。
スリッパツッコミのベタさがすっかり板についている。
何より、自信を持ってネタをやってる。
ハブさんのアドリブ(?)ボケ、以前はすべってたのに、今は絶好調だ。
今のこの勢いがあるうちに、是非TVにも進出して言ってほしい。(使ってもらいたい)

品庄は前半(ベテラン組)登場だ。
メンバーを見ると、もう若手じゃないんだと言うことをしみじみ実感する。
若い芽は、もうどんどん育ってる。

二人が出囃子に乗って登場したとたん、私の視線はある一点に集中してしまった。
庄司さんが・・・庄司さんの靴が・・・金色だ。
ピカピカ光るゴールドのスニーカーって特注ですか?
どれだけスニーカーに凝るんだ。
さすがに金ぴかの足元を浮かせないために、上半身白統一、パンツはからし色という、かなり上級者のコーディネートだった。

とか言ってるうちに、前半が流れていく。
庄司さんは前半ツッコミの声が小さくて、後ろの方の席の人は確実に聞こえないんじゃないかと心配になる。
真ん中くらいで見た時も、聞こえづらかった覚えがある。
大きな声も出せるんだから、もう少しボリュームアップした方が・・・。

ワキガッパからチェルノブイリの流れで、今日の庄司さんの呼び名は『チェルジ』になった。
(チェルノブイリ級の庄司の略)
そこで品川さんはお馴染みのお菓子のCMソングの替え歌が。
「ほ~ら、チェルジぃ~、もひとつ、チェルジぃ~」
「もひとつ」のところで、反対の脇の下を指す。
今日の爆笑ポイントだった。

ただ全体的に元気がない感じがした。
もしかしたら体調が良くなかったのかもしれない。
品川さんは食事に気を使ってるけど、睡眠時間にももう少し気を使ってほしい。
庄司さんはスリムでカッコよくなったけど、もう少し食事に気を使ってほしい。
ふたりとも30過ぎたんだからね。
どちらかが倒れたなんてニュースは、絶対に聞きたくない。
Comments (6)
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待ってました!

2006-11-25 | TVや舞台やスポーツのお喋り
今日ルミネに行ってきて、そのレポを書こうと思ったら・・・。
【臨時ニュース】に切り替え。

もうリンクしてしまっていいんだろうか。
だけどもうずいぶん長いこと待っていたんだ。
いろんな芸人さんがブログを始めているのに、肝心の二人のブログがない。
それがどれほど淋しかったことか。

まだコメント不可になっているし、始めたばかりだし、どんな感じになるかわからないけど・・・。
品川さんがブログを始めました!
http://mycasty.jp/shinagawa/index_blog1.html

楽しみ!もうホントに楽しみ!
品川さん、無理しない程度でいいですから、時々でいいですから、いつまでもブログを続けてくださいね!!!
そして庄司さんも続け!!!
Comments (2)
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偏見は誰の心にもある

2006-11-24 | 映画のお喋り
クラッシュ】 2004年・アメリカ
 監督・原案:ポール・ハギス
 出演:サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン、他


あの名作『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本を書いたハギスの監督デヴュー作品。
2005年度のアカデミー賞作品賞・脚本賞を受賞している。
(詳しいストーリーはリンクしてる映画の公式HPに飛んでください)

人種偏見をテーマにしているが、攻撃的でも思想的でもない。
淡々と登場人物のドラマを描いている。
様々な人種がそれぞれの背景を背負いながら、この映画の中で交錯して行く。
登場人物が多すぎて、名前と顔を覚えるのがちょっと大変。
だが繊細な織物のように紡がれた個々のストーリーが重なっていくにつれ、そう言う煩わしさは消えていく。

映画を見終わった最初の感想は、LAには住みたくない!だった。
人種問題でこれほど緊張しながら生きていくのは、やはり能天気な日本人には無理なんじゃないだろうか。

だが・・・と考えてみた。
この映画において、白人至上主義・人種差別主義者の代表みたいに思われているライアン(マット・ディロン)だって、そんなに悪い人じゃない。
自分の命を賭けて、爆発寸前の車の中からアフリカ系の女性を救い出している。
しかも逆差別(マイノリティ優遇政策)によって、父親の会社は倒産。
17年も警察で働いているのに、病気になったその父親に満足な医療を受けさせてやれないほど貧しい。

一方で、ライアンの行動に嫌悪感を抱き、嘘をついてまで相棒を辞めてしまった若い警官・ハンセン(ライアン・フィリップ)は、まったく人種偏見がない模範的な若者に見える。
実際そうなのだろう。
だが夜のハイウェイでアフリカ系のちょっと悪そうな若者のヒッチハイクに応じた後、車内で緊張し続ける。
そしてズボンのポケットのふくらみを見て、銃であると思い込む。
この誤解が、その後の悲劇を生むわけだが・・・。

偏見の塊のようなライアンが任務であればアフリカ系女性の為に命を賭け、好青年のハンセンがちょっとした誤解からアフリカ系の青年を・・・。(ネタバレになるので言い切れないが)

ほんの少しの切っ掛けがあれば、異人種同士の緊張感は憎悪にまで変化するのだ。
その人の性格も、背景も、主義もない。
肌の色の違うものに対して、人はこうまで違和感を持つ。
誰の心の中にも、人種や国や思想に対する偏見は潜んでいるのだ。

堅い話になってしまったが、映画はストーリーがよく出来ているので面白い。
重すぎもせず、暗すぎもせず。
気持ちを入れ替えて、明るい将来に向かう人たちがいる反面、不幸な結末で終わってしまう人たちもいる。
リアルな人生ってそんなもんだし。
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石油は政治と人を変える

2006-11-22 | 映画のお喋り
昔、人々は黄金を求めて殺し合った。
今、人々は石油の利権を巡って殺し合っている。

石油産出国の王位継承権を持った王子の決断ひとつで、人々の運命が回り始める。
アメリカ司法省、CIA、大手石油会社がそれぞれの利益の為に動き出し、職を失った労働者はテロリストになる。
家族に背を向けても理想を追い求めるエネルギーアナリストの言葉に耳を傾け、大国のエゴから王国を守ろうとした王子に魔の手が迫る。

ノンフィクションの原作から作られた緻密なストーリーが光る映画。
石油製品に囲まれながら暮らしている私たちは、この映画を見ても沈黙しているしかない。
豊かな生活を追い求める人々が、大国のエゴとテロリストの存在を許しているとわかっていながら。

【シリアナ】 2004年・アメリカ
  監督・脚本:スティーヴン・ギャラガ
  出演:バーンズ/ジョージ・クルーニー、ブライアン/マット・デイモン
     ホリデイ/ジェフリー・ライト、ワシーム/マズハール・ムニール、
     ナシール王子/アレキサンダー・シディグ


『トラフィック』のスティーヴン・ソダーバーグ製作の映画。
正直ある程度の知識と地理感覚がないと難しい映画だ。
映画は4人の登場人物の行動を丁寧に追いかけていく。

〔主な登場人物〕

☆ボブ・バーンズ―CIAの工作員。ナシール王子の暗殺を命じられる。
引退を決意しているベテラン工作員のバーンズは、アラビア語が話せる利点から、大切な任務を任されることに。
初めは駒として動いていたバーンズだが、次第に裏側の陰謀を嗅ぎ付けていく。
その時彼の取った行動とは・・・。

☆ブライアン・ウッドマン―スイスのエネルギー商社に勤めるアナリスト。
息子を失うという不幸な事件を通じて某国の王位継承者・ナシール王子と親しくなったブライアン。
大手石油会社に利益の多くを吸い上げられるシステムに疑問を持った王子は、ブライアンの知識と助言に惹かれる。
二人は理想を語り、それを実行に移そうとしていたが、王子には様々な危険が迫っていた。

☆ベネット・ホリデイ―大手石油会社に雇われた弁護士。
テキサスの小さな石油会社キリーン社は、カザフスタンの採掘権を手に入れて、一躍大手にのし上がる。
キリーン社との合併を計画している最大手のコネックス社は、キリーン社が何故採掘権を手に入れたのか、それを調べるようホリデイの会社に依頼する。
ホリデイのボス・ホワイティングは部下を切り捨ててのし上がってきた冷酷な切れ者。
ホリデイは同じ件を調査しているアメリカ司法省、そして自分のボスとも戦いながら、ナシール王子の弟である第2王子に近づいていく。

☆ワシーム―某国へ出稼ぎに来ているパキスタン人の青年
ナシール王子はアメリカの影響力から逃れる為、自国の採掘権を中国に移してしてしまう。
その為に職を失ったワシームは、次の職も見つけられず、滞在許可証の更新も認められず、役人から酷い扱いを受ける。
すべての夢と希望を失ったワシームのたった一つのよりどころはイスラム教だけ。
そんな彼に言葉巧みに近づいた過激派の指導者は、彼を自爆テロへと向かわせる。

〔さらにネタバレ〕
某国のハマド国王は、結局アメリカの言いなりになって、第2王子に王位継承権を渦リ渡す。
映画はアメリカの、そして大手石油会社の勝利で終わる。

原作はCIAの検閲によって、伏字だらけのまま出版されたらしい。
石油の代替エネルギーが、大量に安価に生産されるようになる。
その日が来るのは、技術的な面より政治的な面で難しいのではないか。
そんなことを考えた。

もしも石油の代替エネルギーを開発できたとしても、多分その関係者の一切は、速やかに葬り去られるに違いない。
どこかの大国の闇に隠された手によって。
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泥棒はやめられない

2006-11-20 | 映画のお喋り
今、30分かけて、やっと半分まで書いた『シリアナ』のレヴューが消えた。
編集ページからあっという間に・・・。(なんの操作ミス?)
いつもは途中で何度かコピーしておくのに、今日に限って忘れていた。
ものすごい脱力感・・・・・・。

今日は書き直す気力がないので(難しい映画なんだ!)、別の映画を簡単に。

『ダイヤモンド・イン・パラダイス』 2004年・アメリカ
  監督:ブレッド・ラトナー
  出演:マックス/ピアーズ・ブロスナン、ローラ/サルマ・ハエック
     スタン/ウディ・ハレルソン


ジャッキー・チェン主演『ラッシュアワー』の監督ブレッド・ラトナー。
007シリーズのボンド役でお馴染みのピアーズ・ブロスナン。
このアクション大得意の二人がコンビを組んだ作品。
となれば、当然派手なアクションを期待したんだが・・・。

ブロスナンがなんでボンドを引退したか、そこを考えたら予想はつく。
簡単に言ってしまえば、もう年なんだね。
多分アクションシーンの撮影に疲れたんでしょう。
もともとTV局との契約に縛られ、ボンド役に望まれながらも実現が遅れたブロスナンにとっても不幸な話。

そんなわけで、映画は007シリーズから派手なアクションを取り除いて、ボンドガールとのラブシーンを主にしちゃった感じに仕上がった。

もちろん見所がまったくないわけじゃない。
この監督、ジャッキーとクリス・タッカーでもそうだったけど、男同士の軽妙洒脱なやり取りが得意なんだろう。
マックス(ブロスナン)とスタン(ハレルソン)のコンビにはおおいに笑わせられる。
そう、大泥棒と刑事を主人公にしたアクションコメディと思えば面白い。
(ルパンと銭形?)

ストーリーは単純。
ナポレオンの剣の柄を飾っていた3つのダイアモンド(大粒!)のうち、2つ目まで盗み出したマックスとローラ。
だがちょっとした油断で、スタンに打たれたマックスを案じてローラは引退を決意。
二人はカリブ海の島に移り住んで、悠々自適の引退生活を送っている。

ところがこの島に帰港した船に、3つ目のダイアモンドが展示されていることを、スタンに告げられたマックスに冒険心がわきあがる。
協力しない、泥棒に戻るなら別れると言い張るローラ。
ローラの気持ちを察しながらも揺れるマックス。
今度こそ逮捕と息巻くスタン。
3者入り乱れてのあれこれがあって・・・。

まあまあ安心して観られる映画なんだけど、問題はローラの扱い。
ラトナー監督の欠点は、男を描かせれば上手いのに、女性の扱いを知らないことかもしれない。

このローラ、「私たち、死ぬまでこの島で夕日を見ながら過ごすのよ」って、私でさえもうんざりな未来しか口にしない。
それって男にとって楽しい生活なのか?老人じゃあるまいし。
しかも彼を引き止める手口が、魅惑的なボディで誘惑するだけって・・・。
絶句。

ローラの健気さをもっときちんと描けていれば、オチも納得できるんだけど。
キャストミスもある。
この女優さん、ボンドガールのオーデションと間違えちゃったんじゃないかって感じの人。
だから二人で延々ラブシーンされてると、なんだかなあと言う感じになる。

かなり辛口になってしまったが、スタン刑事がいい味出しているし、マックスとの絡みも面白いので、暇な時なら損はない映画。
本当に年を取ったら、こんな島で「夕日を眺めながら」暮らすのも悪くはない。
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きゃっちぁ~ こーるど

2006-11-18 | 日常のお喋り
風邪が流行っている。
先週の中頃まで、街中には半袖の人もいたのに、突然木枯らし1番が吹き荒れた。
とうとう冬の到来だ。
そして木枯らしに運ばれて、風邪の季節も到来してしまった。

私も風邪をぶり返した。
と言っても、一昨年のインフルエンザがピークだったので重症ではない。
お休みの日は暖かくして、家でゴロゴロしていた。
こんな時は何をしよう。
そうだ、レンタル半額期間じゃないか!

無理矢理な展開だが、ゴロゴロする為の必須アイテムを山ほど借りてきた。
10日間の半額期間に20枚のDVD。
そのうちの12枚はロンブー・淳さん、そして語学留学中の赤西くん推薦の「LOST」
(赤西くんと言えば「anego」を借りたかったのに、レンタル中ばかり。
いないとなぜか見たくなると言う不思議な現象が発生してるらしい)

「LOST」はアメリカ・ABCのドラマのシーズン1だ。
いきなりわけのわからない「見えない怪獣」が出てきた時はどうしようかと思ったが、それぞれ曰く因縁のある過去を背負った登場人物たちのキャラは見事に立ってる。
シーズン2まで続く・・・が、ちょっと腹立たしい。

他の8枚は現在鑑賞中。
追ってレヴューなどを書かせてもらうつもりだ。
でも書いてないレヴューも山ほどある。
ざっと並べても「Mr.&Mrs.スミス」「レオポルト・ブルームへの手紙」「スタンドアップ」「ロード・オブ・ウォー」「フライトプラン」
・・・わぁー!

(写真はひっそりと咲いていたツワブキ)
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ナルニアには行きましたか?

2006-11-12 | 映画のお喋り
去年の5月に【ナルニアに行ける!アスランに逢える!】と言う記事をエントリーした。
児童文学の名作古典『ナルニア国物語』を映画化というニュースを読んだ時だ。
ファンタジー小説の原点と呼ばれる『指輪物語』が映画化され、近年のベストセラーファンタジー『ハリー・ポッター』が映画化され、でも『ナルニア』はないんだろうなと思っていた矢先のことだった。

嬉しかったし、期待もした。
が、同時に不安が胸をよぎった。
映画化するのはあのディズニーなのだ。
『人魚姫』(リトル・マーメード)をあそこまで改悪してしまった〔あの〕ディズニーなのだ。
(何故改悪かは、言わなくてもわかる人はわかると思う)

だが映画化が話題になり、BBC(イギリスのTV局)製作の『ナルニア』シリーズのDVDがレンタルに登場した。
映画を見る前に、信頼の置けるBBCから始めようとレンタルした。
制作費が足りないのが丸見えの着ぐるみだったりアニメだったりで、その分は映画に期待しようと思った。
ただし、内容は原作に1から10まで忠実。
セリフの一つ一つまで原作どおりだったし、主役のアスランのCGだけは豪華だった。

そしてついに映画公開の日がやってきた。
感想は『リトル・マーメード』にならなくて良かった、がまず第1だった。
公開時と、DVD発売時のネタバレは嫌なので、詳しいことは後にとっておくことにした。
やっと暇が出来、DVDをレンタルしてきたので早速・・・。

ナルニア国物語 第1章・ライオンと魔女
   監督:アンドリュー・アダムソン
   出演:アスランの声―リーアム・ニーソン
      白い魔女―ティルダ・スウィントン
      ピーター/ウィリアム・モーズリー、スーザン/アナ・ポップルウェル
      エドモンド/スキャンダー・ケインズ、ルーシー/ジョージー・ヘンリー


まず最初に、どうしても言っておきたいことがある。
この映画の主役をぺペンシーの兄弟・姉妹4人だと思うのは間違いだ。
主役は『ナルニア』と言う異世界であり、原作全7巻すべてに登場するただひとりの人物である『アスラン』なのだ。

映画を観る人は当然「人間」なので、異世界への案内役として子供たちが登場するに過ぎない。
彼らに個性は殆どなく、むしろビーバーさん夫妻やタムナスさんの方が「人間味」に溢れている。
そういう物語なんだと思わないと、この映画(原作も)見るのが辛くなる。

好きな原作を映像化される時、もっとも心配なのはストーリーが改悪されていないかだ。
そしてもうひとつは、主役や思い入れのある人物がイメージどうりかだろう。
その点でこの映画は合格だ。
主役である『ナルニア』の風景描写がすばらしくきれいだ。
もうひとりの主役の『アスラン』のCGも、威厳のある風貌も性格も文句がない。

ただストーリーの方はと言うと、原作知らない人には「?」な部分が多いんじゃないかと思う。
製作者の心情はわかる。
「冒険ファンタジー」と銘打ってしまった限り、やはり見せ場は作らなければならない。
だから氷の割れかかった川を敵に追われながら逃げるシーンとか、山場の戦場シーンにやたらと力を入れる。

反面ビーバー夫妻の漫才のようなやり取りがカットされていたり、アスランが来たことで白い魔女の力が弱まり、春の芽吹きに心躍らせるシーンがないがしろにされてしまった。
ビーバー夫妻の案内でアスランの元へ向かう旅は、厳しい冬の最中の辛い状態から、一気に春の楽しいピクニックのようなものへ変わるんだが。

アスランが来たからもう大丈夫―誰もがそう感じる。
だからこそ、その後の(ネタバレ!)アスランの死へのショックにつながるのだ。

もうひとつだけ不満を言わせてもらえば、普通の子供が戦場で指揮を執るなんてあり得ないと、映画は感じさせてしまうことだ。
サンタクロースからプレゼントされたピーターの剣と盾には、無論魔法がこもっている。
さらに秘密警察長官モーグリム(オオカミ)と戦って勝利を得た後、ピーターはアスランから騎士に叙勲されるのだが、当然ここでアスランから力を与えられる。
つまりこの時点で、ピーターはもう普通の子供では、いや子供ですらなくなっているのだ。
この点が恐ろしく説明不足だった。

一方裏切り者ユダの役を担った次男のエドモンドは、よく描かれていたと思う。
ピーターとの確執からくる反抗的な態度、白い魔女の変貌に驚き、自分がしてしまったことに気付く経緯など、原作より深い。

彼は魔法の剣こそ与えられなかったが、白い魔女との取引で戻ってこられた後、アスランと二人きりで長い話をしている。
この時、彼は初めて自分を変えてしまった負の感情から解き放たれ、ピーター同様大人の騎士として生まれ変わる。
そしてセントールのオレイアスを石に変えてしまった魔女のステッキを折って、味方に貢献する勇気を得るのだ。
(ここも説明不足だったか)

タムナスさんとルーシーの友情部分までは原作に忠実だったのに、ビーバー夫妻の家辺りから、言い出すとキリがないほど変わっていくのはちょっと淋しかった。
夜のシーンも暗すぎて、アスランの亡骸からロープを切り取るネズミの活躍がはっきりわからなかった。
ここのシーンから第2章に登場する、私がもっとも好きなキャラクターであるネズミのリーピチープにつながるのに。

まあ、全体的には原作に忠実だし、何より美しい映像に免じて水に流そう。
ちなみに作者のルイスが神学者で、この「ライオンと魔女」を通してキリストの処刑と復活を子供にもわかりやすく描いたなんて話は蛇足だろう。
衣装ダンスを抜けたら、そこは一面の銀世界。
ルーシーの驚きと感動と好奇心を一緒に体感できれば、それだけで面白い映画になる。
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彼氏が出来ました―Part2―

2006-11-10 | バトン(強制的お喋り)
「彼氏OR彼女できました」別バージョンのバトンです。
マイミクYさんのところからもらって来ました。
どうやらこのタイトルだけが一人歩きしているらしいです。

@ルール@
これは強制バトンです。
見てしまった人はコメントを残して自分も絶対にやる事。



1.朝起きて最初にする事は?
   
  目覚ましにした携帯を定位置に戻す。

2.これだけは欠かせない日常的な事は?

  コーヒーを飲む。そして1日3杯以内に抑える。

3.好きな食べ物3つ
 
  カキカレー(オリジナル)・アイスクリーム・海の幸のパスタ

4.嫌いな食べ物3つ

  トリ肉(ブツブツ発生)・すき焼きの時の生卵・ お好み焼きの上の鰹節

5.踏まれたくない地雷は?

  私は地雷原~ん。そこらじゅうに転がってます♪
  真面目な話をすると「懸賞小説に応募したことある?」と聞かれること。

6.最近1週間で嬉しかったことは??

  忙しい状態がやっと終わったこと。

7.最近1週間で悲しかったことは??

  せっかく休みになったのに、風邪を引いて2日寝込んだこと。

8.今使ってるシャンプー&リンスは??

  おふらんす製。
  
9.お風呂で最初に洗うのは??
   
  顔。まず顔をすっきりしたい。

10.恋愛とは??

  してないと淋しい。してると煩わしい。

11.恋愛は手のひらで転がすタイプ??

  ひたすら転がっていきそうなのを、無理にストップかけるタイプ。

12.あなたの長所は?

  想像力は限りなくある。

13.あなたの短所は??

  用心深いのもたいがいにしたい。
   
14.動物にたとえると??

  猫科のなんか。家猫よりは獰猛。
   
15.弱点は??

  強引な相手には負けないが、無邪気な人の頼みごとには負ける。
   
16.寝る前にする事は??

  エッセンシャルオイル(ユーカリ)をコットンに1滴。(鼻がつまらない)
   
17.リラックス・ストレス発散法は??

  ロックのCDで歌いながら踊りまくるか、クラッシックのCDで指揮者になる。
  リラックス法はひたすら庭で草花の手入れをする。

18.大好きな季節は??

  初夏。梅雨の少し前。あるいは晩秋。空気が凛と澄んでいる今。


忙しくてまったくエントリーしなかった先週なのに、751のアクセスがありました。
無駄足を踏ませてしまった方、本当にごめんなさい。
これからはまたマイペースながら、どんどんエントリーしていきます。
以上、御礼&反省でした!
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いいとも予約は3分前から

2006-11-08 | TVや舞台やスポーツのお喋り
いまさらだが、SSDBのBBSで「庄司さんのタトゥ」についての書き込みを発見した。
その後のレスでその誤解は解けたようだが、この告知を見られない地域の方もいることを知った。
観られる地域の人でも、「笑っていいとも」の録画予約を12:00にしてる人が多いようだ。

私は水曜日の初めの頃に生放送で見た時、番組前に品川庄司が出ているのを発見した。
その頃は品庄と、爆笑問題の太田さんがオチで出演していた覚えがある。
それ以来、私はいいともの録画予約開始時間を【11:57】に設定している。

品庄が火曜日に移ってからは、ずっとこの庄司さんの『筋肉パーツ告知』をやっている。
もちろんタトゥのように見えるのはシール。
3つのコーナーが腕と胸と背中に分けられていたが、最近は背筋が腹筋に変わった。

庄司さんの筋肉観賞にもってこいのこのコーナー。
筋肉オタクたちは是非予約時間を3分早めてみたらどうだろう。

オマケ―今日の笑顔―
Comments (8)
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フェイクする漫才

2006-11-06 | TVや舞台やスポーツのお喋り
先日またまた庄司さんの実家のスナックで集まりがあったのに、忙しすぎて行けなかった。
あの穏やかな時間に癒されるはずが、行けなかった寂しさばかり残っている。
しかも今回はママさんのバースデーとお兄さんの長男誕生のお祝いが重なり、みんなでプレゼント買出しツアーまで企画されていたのに・・・。

ルミネで(またしても)偶然隣り合わせになったKとはちゃんから詳しい報告を聞いたら、行きたかったという思いがさらに募ってしまった。
ここはプレゼントのエプロンをつけたママさんの姿と、産まれたばかりの長男クンを抱いた幸せそうなお兄さんの姿を想像しているしかない。
(ところで庄司さんは、ちゃんとお祝い上げたのかな?)

そんなこんなで、文化の日のルミネの幕が開く。
今日はネタバラエティで、前説ふくろとじ(写真)、演者さんは―
前半:Bコース、ぜんじろう、品川庄司、ザ・プラン9、ジャリズム、南海キャンディーズ
後半:ショウショウ、2丁拳銃、ハリセンボン、コンマニセンチ、バンクブーブー

今日の(品庄を除いた)オモシロNO.1はBコース。
Bコースは前回のネタから、生まれ変わったみたいに面白くなった。
バトン1つでナベさんと羽生さんがボケまくり、タケトさんが今時古風なスリッパでツッコミまくる展開は今回にも引き継がれている。
タケト=ピッチャーに対して、ハブ=バッター&ナベ=キャッチャーがボケまくる。
タケトさんもスリッパを振りかざしてツッコミ。
次にルミネから飛び出すのはBコース?と思うほど笑った。

そして今日のビックリさんは何と言ってもコンマニセンチだ。
K太さんから聞かされていたが、パイプ椅子を使う体を張ったアクションがすごい。
お笑い用語でなんと言うのか知らないが、ショートコントの合間をつなぐ、アンガールズで言えば「ジャガジャガ」部分を、パイプ椅子でやるのだ。

隣り合わせに座ったパイプ椅子を(本人共々)横倒し。
向かい合わせに座り、互いの足の裏を蹴って真後ろにパイプ椅子ごと引っくり返る。
極めつけはラスト。
横1列に並べたパイプ椅子に座っている相方めがけて、もうひとりがフライングアタック。
パイプ椅子と二人がガラガラとすっ飛んでいく。
ここはプロレス会場か!
生で観ると、すごい迫力だった。

ただその部分だけが印象に残りすぎて、実はネタ内容を忘れてしまっている。
あまりのテンションの高さに、引いてしまうお客さんがいるのも確かだ。
彼らが出てくるだけで、パイプ椅子アクションを期待する拍手が起こるようになるには、まだまだ日がかかりそうだ。

さて、品庄なんだが・・・。
なんかもう恒例となってしまった前半と後半の温度差はどうしようもない。
初めて見る人は前半から笑うが、慣れすぎてしまうと後半からしか笑えない。
後半は例によって怒涛のボケ連続で、大いに盛り上がるんだけどね。

実は私、未だにM-1の言葉に反応する。
もう聞きたくない。言われたくない。思い出したくない。忘れてしまいたい。
そんな気持ちでいっぱいになるのだ。
もちろん今年のM-1を観る気はない。

「漫才」と言うのは、本来お客さんの前で『見せる』ものだ。
だがコンビによって、その意識はかなり異なる気がする。
お客さんの反応は関係なしに、完成された漫才を一言一句変わらず舞台の上で見せ続ける。
そういうコンビがいる反面、お客さんの反応しだいですっかりテンションが変わってしまうコンビもいる。

品庄は典型的な後者タイプだ。

例えば4分の漫才で、前半2分にまったく笑いが起こらなくても気にしない。
そこは伏線の部分なので、後半のオチにつなげられれば、笑いがなくてもいいのだと思わないと、M-1は勝ち抜けない。
品庄は最初の10秒で笑いが取れないと、そのまま凹んでしまう。
それはアウェィで顕著に起こる現象だ。
この前の『笑点』もそうだったような気がする。
そしてM-1でも。

ただ完成された芸術美のような漫才より、ライブの雰囲気の中でフェイクしていく漫才の方が、私は好きだ。
クラシックのコンサートとロックのライブを比べても始まらない。
フェイクするロッカーが、クラシックのコンクールに出てしまったことが間違いなのだろう、多分。

話が逸れまくった。
後半のフェイクは凄まじかったよ、今回も。
それも毎回違ったフェイクを見せてくれる。

前回やった庄司さんの髪のかきあげを、今回は品川さんもやる。
「前髪ないだろう!」
だが品川さんはめげずにかきあげをシンクロさせる。
例の顔ペロン~ペロンペロン~指折り1・2、に加えて前髪かきあげ。
それに庄司さんの肩から脇の下辺りの部分を叩く。

これもなんだか偶然に生まれた感じだ。
前半元気のなかった庄司さんにカツを入れる感じで、「おい、庄司!」と怒鳴りながら叩いたのが始まり。
二度目のセットの時、品川さんがそれを省いたら、庄司さんから「叩かないのかよ!」と苛立ったようなツッコミ。
当然これもセットに加わり、恐ろしいほど息のあった動作で決めていく。
お客さんからは思わず大拍手が巻き起こるほど、見事にシンクロしていた。

漫才は「言葉」で笑わせるものだとしたら、品庄は邪道を歩んでいるのかもしれない。
だけど新しい形はいつの時代も「邪道」と蔑まれてきた。
品川庄司の新しい漫才の形が、私には何よりも合っている。
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