強風が吹いた河の堤防で、ついうっ
かり。
今日もラケットを持って走っていると
「テニスをなさるんですか」と中年の
女性が話しかけて来た。
「まあねえ」と答えると、「おいくつで
すか」と年齢を尋ねてくる。
「まあ、お元気。うちのおじいさんは
認知症で、段々悪くなって」
こうなると、話はすぐに終わらない。
二人とも一応マスクをしていたが。
田舎は知らない人でも簡単に声をか
けてくる。
こんな時はいい加減に逃げるべきだ
ったな。コロナ怖し。後でひしひし。
お便りありがとうございました。
新型コロナで大変ですね。国難
と言えば大戦以来ですか。目に
見えないウイルスとの戦いで、
地球規模です。
今日も京都の友人が野外のテニ
スコートも閉鎖されたといいます。
なんでやろう。換気はいいし、人
との間隔は大きく開いているの
に。こちらの民間テニス教室はま
だ開いているところがあります。
でも、コロナ第1号に襲われた時
は大騒ぎ。皆のショックは大きか
った。関西の人口密集地とは温
度差があります。
コロナがなかったら、上越という
地方はいいところです。今は白
い雪を乗せた山々に囲まれてい
ますが、暖かくなると実にのんび
りした風景が広がります。市内を
貫く関川の傍に住んでいますが、
河の堤防で歩くなどトレーニン
グしています。
京都から上越へ来たときは、身
体のおんぼろ度が進み、医療の
ご厄介になりました。なにくそと
テニスは硬・軟テニスで身体づ
くりを目指していたら、コロナ騒
ぎとなり、文は上に戻ります。お
粗末様。お元気で。
このところ、国民すべて笑顔になれ
ない状態でいる。
新型コロナウイルスによる「緊急事態
宣言」はついに全国に広まった。
やっぱりそうなるか。
それにしても各都道府県とは。
コロナ越境で、金持ちは軽井沢へ移った
り、近県のパチンコへ車を移動する辛抱
できないやからが生まれりしたものだか
ら、どこへ行ってもあかん、となったのか。
妙なもので、全国に「宣言」が出て、縛りが
共通化すると、反って気持ちが落ち着いた
ような気がする。
そこから動いたらあきまへん。
それでいいのだ。
県内で人気度一番と言われる上越市
高田公園桜は盛りを過ぎようとしてい
が、今年は「コロナ」で露店も出ず、桜
だけが美しく咲いている。
これまで、「コロナ」患者はゼロであっ
た。市内で一番の関心事は「だれがコ
ロナ患者第一号」になるかであった。
市内では体育館でテニス教室が開か
れていて、私も参加していた。
「コロナ第1号」が出たとたんテニス教
室はたちまち中止に。
私が通っているスポーツクラブはまだ
営業を続けているが、利用者は激減。
ウオーキングマシンで歩いている人は
わずか１人だ。
こうなると営業は危ぶまれる。クラブは
私にはお気に入りの場所だったが、こ
こは自らやめた。
桜もきれいだし、人はおとなしく品を重
んじる。京都から移って、上越が次第に
なじんでいる。ここに住むのもよし、だな
なと思っている。
「コロナ」よ、なにとぞ、この平和な新潟
の郷をかきまわしてくれるな。
衰えを知らない新型コロナウイ
ルスで、スペインでは高齢者の
”死への選別”が報道されている。
数少ない人口呼吸器を若い患
者に回すためだという。
いよいよ「姥捨て山」が始まった
かと思った。
年から言えば、私も選ばれる範疇
に入るだろうな。
だが、ちょっと待てよ。
ウイルスの問題だけではなく、日常
でも起こっている現象ではないの
か、と思う。
治療を続けている高齢者がもはや
延命治療を行っても助からない、苦
痛を与えるだけと判断された場合。
家族が決断を迫られるのではない
か。
この場合も寿命と考えるべきなのか。