硬式との違い

３年ぶりで、ソフトテニスのラ
ケットを握った。

上越市の高田公園にはソフトテ
ニス専用のコートが４面ある。

かつて孫が小さい頃、地元のク
ラブに入り、練習していた。

仲間たちは今も健在で、当然な
がら全員年を取ってはいるもの
のレベルアップがすごい。しか
もその腕を維持し続けている。

上越へ来て間もなく、３年前か
ら娘宅に置き放しにしてあるラ
ケットを持ってコートへ伺った。

かつての仲間たち、大歓迎をも
って迎えてくれた。

早速、打ちましょうと誘ってく
れた。

だが、ボールはさっぱり飛ばな
いのであった。

硬式とソフトの違いは分かって
いるつもりでも、私のテニスは
硬式に移ってしまっていた。

まるで初心者であった。

多様性は面倒

「多様性はうんざりするほど大変
だし、面倒くさいけど、無知を減
らすからいいことなんだと母ちゃ
んは思う」

鷲田さんの〈折々のことば　から〉

解釈は自由にしたら、といったら
怒られるかな。

おいてけぼりの老人は５g の社会
なんか現れたらのけぞって降参す
るしかないか。例えばの話。


　

欲しい敏感力

天声人語の最後の文章に、
「裁判官にも【敏感力】が
欲しい」とあった。

ということは、【鈍感】で
はではないか、ということ。

東電の旧経営陣に対する原
発事故の裁判での無罪判決
に対する裁判官にもの申し
ている。

津波対策は無理だったのか。
他の電力会社は津波への対
応を考え、対策を進めてい
るではないか。

天声人語を読む力を試して
みた。

、

魑魅魍魎いるか

上越の関川の河川敷には、どう
やらタヌキや狐が住んでいる、
らしい。

今日も近くの接骨院に行った。
腰の治療で毎日、１週間続ける。

「今朝４７００歩、約３キロ歩
きました」と報告。私の腰を揉
みながら院長は「河川敷にはタ
ヌキが生息していますから注意
してください」と今日もアドバ
イスした。

また、蓮の花が密生する高田公
園の堀にはなにか池の主が潜ん
でいると、私は思っている。

池の主たちはは夜饗宴を楽しん
でいるに違いない。

なにか面白そうな物語があるに
違いない。

、

赤飯もらった

新しい家に移って町内会から
赤飯を頂いた。

今日は敬老の日だ。

この間は免許更新に伴う認知症
の検査が自動車学校であり、昨
日受けて来た。

京都でも検査を受けていたが、
毎回、会場選びで一汗かく。

どこも定員いっぱいなのだ。
それで会場は家から遠くなる。

それに比べて上越市は、日と場
所を指定してくれ、オーケーと
電話で知らせればいい。

当日は４人が受験した。

しかしこの日は、認知症だけで
実技の運動テストは後日行われ
る。上越に移って３か月。どう
やら落ち着いてきたようだ。

赤飯はおいしかった。

足腰の問題

毎日、関川の堤防を４，５千
歩、歩いたり走ったりしてい
る。接骨院では腰の治療を続
けている。

ところが、かなりこってりし
たテニススクールの準備体操
の歩行で足がくがくになって
しまった。

共に歩いていたコーチは驚い
て駆け寄った。なんたる不覚。

高田公園コートでソフトテニ
スの練習にも加わってもいる
が、球の速さについて行けな
い。

かつて一緒に練習していたク
ラブたちは、呆れているに違
いない。私のソフトテニスは
初心者の段階にある。

まず、足腰の強化が必要。先
の目標ができていいものの、
果てしない老化との戦いが重
要だ。

助かった

上越市に来てからなにより朗報
は後期高齢者の医療費保険負担
が３割から１割に下がったこと。

クリニックへ行く度、「やすう」
と叫びたい気持ち。

収入がないくせに、３割の流域に
ずっといた。

３割負担だと、なにか検査する度、
高額な検査費になりはしないか、
はらはらものだった。

逆に１割負担だと大概千円札１枚
ですむから心配度はどっと落ちる。
１割負担だったら、あのクリニック
も行こうとという気になる。

いかんいかん。そんなことを思う
から医院に人が溢れるのかも知れ
ない。

もちろん、身体が悪い人はクリニ
ック行くのになんら壁はない。

個人的には医療費が安いのに越し
たことはないが、国単位ではどえ
らい額になるだろうし。

今日もある接骨院で「１００円玉
数枚はない」と思ったが・・・

頑固な親父

関川堤防で出会う人びと。

今日はスタートが遅く１０時す
ぎに家をスタート。もちろんラ
ケットを持って。

橋があると河川敷の道に下る。
一人の男性が土手の方からじっ
と私を見つめている。

やがて、男性の座るベンチに私
も近寄り座る。

「こんにちは」
今日は猛暑が戻っていた。

いくつか話題が流れて、おいく
つですか、ときた。

８４ですが、と聞くと私の親父
は８８です、という。

見た目私と年代は変わらないか
なと思っていたが、意外と男性
は私より随分と若い。
農家のようだが専業かどうかは
分からない。

親父が頑固で、困ります、とい
う。
米作りで、意見が違うらしい。

ほー、ほーと完全に聞く側だ。

話し相手が欲しかったんだな。

見も知らずの人間に愚痴って男
性は「おや、こんな時間」とつ
ぶやくや、自転車に乗って引き
あげた。

炎天下で腕は、すっかり焼き付
いた。

関川で会う人

家の近くに上越市内を貫く
大きな関川が流れている。

川の堤防はよく整備されて
いて、朝夕散歩にジョギン
グに市民たちは楽しんでい
る。

私も、とくに夕方トレーニ
ングに毎日、利用している。
いつもラケットを持ち、時
々振っているので、目立つ
らしくよく声をかけられる。

ある日、杖を付いて歩くお
年寄りが声をかけてきた。

何年か前まで、ボーリング
をしていた。数年前、高所
から落ちて、背骨を折った
という。

元は大工さんをしていてけ
がはよくしたそうだ。でも
高所からの落下は初めて。

猿でも落ちるというし・・
声を出さずに、老人の話を
聞いた。

それから半身不随になった
が、リハビリをした結果、
歩けるようになったそうだ。

堤防にはベンチが設けられ
ているが、終始座りもせず、
見も知らない他人の私に経
験談を話すと去って行った。

「米百票」だぞ

京都市から後期高齢者医療保険の
支払いをしなさいという手紙が来
たので、花火で有名な長岡市まで
行って来た。

なぜ、ということ説明しても長く
なる。支払う銀行が上越市になか
った、それだけだ。

新潟県は地図でみると、南北に長
く、上越、中越、下越は一番下が
上越だから、勘違いされることが
多い。

上越から長岡まで７３キロ。花火
以外なんにもないところとおおま
かな説明を聞いて行ったら、駅の
店の多くは月曜日は店を閉める日
なのか、さらに愛想なしの状態だ
った。



駅内の商店街を歩くと「米百票まつ
り」の看板が吊るしてあった。

今日の米よりも明日の繁栄を唱えた
長岡藩士の主張だ。小泉元総理が所
信演説で語った。当時の流行語大賞
に選ばれた、とネットで詳しい知識
を得た。

10月の第一日土曜日にまつりがある
らしい。

長岡は地味な印象を受けたが、米百
俵か。なんとなくうなずいた。