「月の沙漠」は幻想か

カラオケで、フルートの練習。
このところ、童謡も吹く。

好きなのは「月の砂漠」　

　月の砂漠をはーるばると
　旅のらくだがゆ～来ました

　金と銀とのくーらーおいて
　二つならんでゆーきました

これをフルートで吹くと月お
ぼろの砂丘を駱駝で行く王子
とお姫様の姿が現れる。

なんとも幻想的で、夢に出て
くるような絵が浮かびあがる。

ところが、絵と現実は大分
違うようだ。

挿絵画家の加藤まさをが誌を
書いた状況は「こんなもんと
違うか」という世界であった。

私が見ている楽譜にもさばく
のさが砂だが、原作は「沙」
である。

２節目の金のかめは通常使用
できない。水がお湯になるか
ら。

千葉県の御宿町には記念像と
記念館が建てられている。と
いうことは御宿海岸が砂漠の
舞台でなかったかという。

でもね、なぜか、フルートを
吹いていると「二つ並んでゆ
ーきーました」で、いつもぐ
っとくるのです。

新装南座と四条大橋交差点

四条大橋横の南座が新装。表には白木の
看板の「まねき」が並ぶ。先日は歌舞伎
の名優たちによる「おねり」があったば
かり。

１１月には「吉例顔見世興行」があって、
京都は年末に向かい一段と華やぐ。

家からは京阪で出かけた。





南座の西側に「にしんそば」。
北陸の人よ。
鯖同様、あのニシンをここまでおいしくした
京都人の知恵を知ってほしい。



交差点は多くの人が行き交うが、こんな場所でも
秋の深まりが。

知識不足で命を縮めぬために

一時注目された「素食」は「粗食」と受け
取られ人気薄、数ある料理本に今もあるか
な。

思うに、私の上の世代は「粗食」で命を縮
めたのではないか。

食事と言えば「ハラ一杯めしを食う」時代
を長年過ごしたのが昭和の人間だから糖質
がどうの、ビタミン１２、ミネラルなんか
に気を遣う人はどれだけいるだろうか。。

いま私は本やｐｃ、スマホなどで食事につ
いて勉強している。

ところが、本を読んでも尻から忘れていく
もんだから、何回も同じ本を開く。

まあ、言えることは、知識不足で栄養が偏
り病気を招くことだけは避けたいと思う。

さらに、身体の異変には注意。医療センタ
ーの血液検査は詳しいので、とくに腫瘍マ
ーカーには目をこらす。

がんから逃れられたら「大儲け」だから。

時代祭で仏国歌を歌うかな

２２日は時代祭に脚立の一番低い奴をもって
でかけた。

夏の祇園祭りより気温は低いが、日光の光を
浴びて、烏丸通に陣取る。

私の後ろから会話が聞こえる。
結構大きな声。外国人らしくフランス語でな
にか会話していたが、フランスの国歌の一節
を口すさむ。日本人と会話しているらしく、
日本語も使う。

「フランスではだれかが歌うと合唱になるんだ」

えらい見物が後ろに来たな。
ほっといてくれ。町中で「君が代」歌う人間い
るか。ここは日本でフランスと違う。

静かに行列を見てくれ。


でも、「君が代」は国旗を揚げるときしかお目
にかからない日本と陽気に国歌を合唱するお国柄を、
見物から教えてもらった。

祭は昨年流れたので、見物も多かった。

秋の花咲く一方で台風の後遺症

天気のいい日は植物園へ行く。
いま、薔薇、コスモス、菊、カンナなどが
美しく咲き競う。









だが、いたるところ先の台風で枝を折られた
大木が痛々しい。

介護のために家族の未来を奪うとしたら

最後をどこで迎えるか。
これは、終末を迎える人が一番考
えることだ。

しかし、介護のために就職をあき
らめるのは、その子の将来を犠牲
になりはしないか。働き手にお金
が回らず、介護保険の財源を奪う。

かといって、サービスを受け取る
のを遠慮すると、働き手にお金が
回らない。

介護される人がつらいのは、自分
ために家族が犠牲になる事。

だから、橋中今日子さん（介護メ
ンタルケア協会代表）は、民間の
サービスを活用できなものか、と
意見を述べる。

上野千鶴子さん（社会学者）は、お
年寄りは「お家」が好きだが、
「家族と一緒にいたい」という意味
と同じではない。目をつぶっていて
もスイッチがどこにあるか分かるか
ら身体の延長のようなものなのだ。

「看取り立ち合いコンプレックス」
に家族は落ちいっているとしたら、
お別れと感謝は死を予期する時間は
十分にあるから。

樹木希林さんが生前におっしゃった
「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」は
できないから今も響いてくる。

朝日新聞の「耕論」（最後は好きに
させてよ）から

ぴんぴんころりで死ねるか

ある日突然死ぬ。ぴんぴんころりで死ぬには。
答えは簡単。死ぬまで健康であること。

で、なんで、どうして死ぬの？

健康なら死ぬわけないのに。

こういう馬鹿ばかしいことを自分も口にした。

家の電気でいえば、風呂場の電気が消えた、
リビングのライトが消えた。というのではな
く、元のメインスイッチが落ちた。

これが死ではないか。

なんで、メインが落ちたか、を追及すると高
血圧を十分手当てしなかった、とか。

となると、ぴんぴんころりはない話。

胃カメラは苦しいが、結果は上々

「別に異常はありません」
食道がんの手術を受けて毎年胃カメラで
追跡検査をしていたが、９年目にしてよ
うやくＭ医師から安全宣言を受けた。

ほっとした。

私としては、うれしいがもう検査終了と
言われるのがむしろこわい。手術からず
っと見守って下さるＭ医師から離れるの
が、不安なのだ。

がんを見つける手がかりとなる腫瘍マー
カーは４種類とも平常で、安定してい
る。

しかし、がんをあなどってはいけない。
がんは虎視眈眈すきを狙っている。がん
から開放されたとは思わない。

そんな私に、Ｍ医師は、念のためこれか
らも内視鏡を受けてください、といって
くださった。ありがたいことだ。

食事に気を配り、運動を欠かさずに身を
守る。つまらぬ死に方はしないと念を押
す。

親切、丁寧な病院、その訳は

半年に一回、胃カメラを飲む。食道がんと
胃がんの手術を受けて以来の９年続く定期
検査だ。

ところが、１１日病院へ行くと、医師も看
護師も実に丁寧で親切なのだ。

検査を終えて分かった。患者に職員たちの
対応についてタブレットでアンケ―ト調査
していた。

答えは満足、普通、不満足など。

これでは、患者も気を遣って不満足と答え
にくいではないか。

傑作は、家族や友人に病院の治療を勧める
かという設問があったこと。

勧めないと答えたら、病院はその原因を探
るのだろうか。

医師たちが丁寧になったには、こんな仕掛
けがあった。

そんなアンケートしなくても、医師、看護
師の皆さんは普段から親切ですよ。

身体の異常、便器が知らせるかも

10日の紙面。読みどところいろいろ。
まず便の話。

・便には「腸内フローラ」があって、
健康な人、病気の人でバランスが異な
るそうだ。ここから、病気の診断を見
つけようとする研究が進んでいる。

「あなたの便は臭くて病気あり」と便
器がスマートフォンに知らせてくれる
時が来るかも。

トイレの改造を計画をしている私。早
く作ってくれ。

・４年生大学への進学率がほとんど多く
の道府県で男女差あることが本社の分
析で分かった、と。

自慢するな。

・新しい南座にライトアップ。京都の
一番地が暗かったもんな。行って来よ
う。

・国歌君が代で読者意見交わす。テン
ポが遅いとか、歌詞が古いとか。血が
出てくるすごい国もあるよ。

・島崎今日子、どこかで聞いた名前が
折々のことばに登場。「人は生きたよ
うに死んでゆく」　樹木希林さんの生
涯についてズバリど真ん中。テレビ番
組の料理人の観想冴える。

・輪島死去。強さの半面、とぼけた文
言。出身の石川県を大事にした。同郷
の男。

・世界４位の「隠れ移民大国」。文芸
春秋１１月号の広告から。読まなくち
ゃ。

・「常温豆腐」来春にも。賞味期限90
日といわれても、食う気になるかね。