ankoのブログ

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ストーブ

2014-12-27 15:55:51 | Weblog

しげらく前ごくー部の金持ちの人達が林の中の別莊で

扉の装飾の美しい大きな鋳物の ストーブをすえ

あかあか ともえる火をごちそうに人をまねいて

会食をしたりコーヒーを飲んだりと云った話題が

 雑誌のグラビア等をにぎわして居て

如何にも暖かそうで良いなと思って見て居たが

原発の事故以来電気の節約が叫ばれて

薪ストーブが ー般の人々の関心を集めているらし

雑誌などで時々見かけるようになった

昭和人間の私にはあの石炭を使った

ダルマストーブのわずらわしさと

それから開放され

スチーム暖房にきり変った時のありがたさを忘れることが出耒ない

新しい時代の人はそのわずらわしさが物珍らしく楽しいのだろう

あのちろちろともえる火は囲炉裏の時代から

我々奥深くに印された心の故郷なのでしょう

新しい形のストーブもインテリアとしてもかっこ良い


ゆたんぽ

2014-12-11 12:41:01 | Weblog

最近エコの優等生格でもてはやされるゆたんぽは

私の子供の頃の冬の必需品で

今の様に手軽に電気毛布や電気あんかのなかった時代

一番安全で手軽な就寝時の暖房器具であった

冬の寒い夕食後にかまどにかけた大釜(アルミの羽釜)に

手押しポンプで掘抜き井戸の水をはり くらくらわかし

人数分のゆたんぽに満タンにしてゆく毋それを侍って

姉と私が厚手のネルの端切れ等で何層にも縫った袋にいれ

各人のおふとんの足元におし込んで行く

寢る頃にはホカホカ暖って冷えた足に気持が良い

こう云ふ時父はロぐせの

あゝ 寢る程楽はなかりけり 浮世のバカは起きて働く

とあくびをする

この言葉は耳にたこが出来る程聞きました

父の専売とおもっていましたが

そのころの父さん達はこれを発して居たらしい

最近 五木寛之さんのエッセーた讀んで居た所

師範学校の校長先生と云ふ知識人のお父さんが

夜おふとんの中でのびをしながら

じゅもんの様に(寢る程楽はなかりけり)と となえて居たとか

久しぶりのそれも他人のロから聞いて

自前のつまらぬものが公に認められた様なうれしさと

なつかしさをおぼえた

ゆたんぼでもーつ朝適度に冷えた湯タンポをかゝえ

顔を洗ひに行く時胸がホッコリする

顔を洗ったら一日のはじまり

おひつのごはんにみそ汁が定番

ランドセル背負つてさあ学校

両親おばあちやん姉さんの貧しくて幸せな思い出