しげらく前ごくー部の金持ちの人達が林の中の別莊で
扉の装飾の美しい大きな鋳物の ストーブをすえ
あかあか ともえる火をごちそうに人をまねいて
会食をしたりコーヒーを飲んだりと云った話題が
雑誌のグラビア等をにぎわして居て
如何にも暖かそうで良いなと思って見て居たが
原発の事故以来電気の節約が叫ばれて
薪ストーブが ー般の人々の関心を集めているらし
雑誌などで時々見かけるようになった
昭和人間の私にはあの石炭を使った
ダルマストーブのわずらわしさと
それから開放され
スチーム暖房にきり変った時のありがたさを忘れることが出耒ない
新しい時代の人はそのわずらわしさが物珍らしく楽しいのだろう
あのちろちろともえる火は囲炉裏の時代から
我々奥深くに印された心の故郷なのでしょう
新しい形のストーブもインテリアとしてもかっこ良い