traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

ウチから一番近い山

2010年07月29日 22時48分49秒 | へなちょこ登山隊

暑いけど、夏山の足慣らしに丹沢に行ってきた。

前夜とても疲れていたので、早起きが出来ず、家を出たのは 8時前であった。

 こんな時間に出ても登れるのが、丹沢のいいところ。

しかも一番近い大山に行くことにした。

 

登山道は暑くてイヤになるだろうと沢筋を選んだのだが・・・ これが大きな誤算。

  下社から分かれて大山川の本流を詰める。 最初の滝は巻いたが、巻き道のほうが悪かった。 

そして水が流れていたのはこの滝だけで、あとはジメジメした枯れ沢だ。 ちっとも涼しくないばかりか、やたらと虫が煩い。 

 

いくつか滝を越える。 へなちょこ登山隊としては初の滝登りである。

 まあ3級くらいだが、高さがあるので一応ロープで確保して登らせた。

 二股の分岐で迷うが、どうやら左股に入ってしまったらしい。

 でも早く登山道に出たかったので、これは正解。 

慣れないガレ場登りで皆疲労困憊となり、私はブユに足をさされまくり、ニョーボは3箇所もヒルに血を吸われた。

 

でも良く考えたら、ヒルは血を吸うだけで、腫れたりかゆかったりするわけじゃないので、ブユよりもましではないか? 肩こりにはヒルが効くという話もあり、そんなに悪いヤツぢゃないが、とことん人気がない。

こんなに暑い日に500mlしか水を持ってこなかったやつらは頂上の売店でお茶をがぶ飲み。 かき氷も食べて、ようやく落ち着く。

 

大山はハイカーが多く、家族連れやカップルが多い。 山ガールもたくさんいたよ。

といっても、そんなに派手なウエアぢゃなかったが、若いのは若い。

 

 スパッツにスカートはいてりゃいいってもんぢゃない。 やっぱり似合う年齢ってもんがあるよね。

田部井さんがスカート穿いてても・・・

下社にお参りして、冷たい宮水を呑んでのんびり下山。 もみじがたくさんあって、この参道(女坂)は晩秋に来たらさぞキレイであろう。

お風呂に入って帰りたかったが見当たらず、汗臭い身では外食もできずに家に帰った。

 


ボルダラーはどこへ

2010年07月25日 21時16分11秒 | 小川山

最近フリーにご無沙汰ですが、たまには行きまっせ小川山

 

Sが車とマットを新調したので、久々にでかけることに。

 いっつもマラ岩に付き合わせていたので、今回はじっくりボルダー

 

○房と畳は新しいほうがいいなんていいますが・・・

 やっぱ新車はいいねえ。 なんて調子に乗って運転していたら、もう少しで岩とキスして傷物になるところだった。

 

気をつけよう死角の出っ張り岩。

 

過信するな車載カメラ。

 

するとマル金が新しい女房と娘を連れて現る。

子育てが終ったと思ったら、リピートですか?

あんたもなにかと大変だねえ。

 

ビクターに着くと無人であった。 岩は乾いているが、結構暑い。

先々週宿題だった「サブウエイ」をやっつける。

核心をクロスに変えてみたら、3回で片付いた。

すぐさま木陰で昼寝に入る。

ここのところの猛暑で朝5時前に目覚める日が続いており、寝不足なのだ。

その間にもSは汗だくになりながら撃ちまくっていた模様。 後半だけはなんとか抜けたようだ。

コンケーブは出来なくなっており、ショックを受けるがこの日差しでは続行は無理。

1時間の予定がすでに昼を廻っていたので、今度は水晶スラブ下のエリアに移動。

涙岩のホワイトティアース・・・4級。

先行のパーティーに混ぜてもらいトライする。 左手のハーフポケットが滑って保持できない。 ムーブを変えたら完登できた。

 

不可能スラブは本当に不可能でした。 こんなの登るのは人間じゃない。

蜘蛛やムカデなどでないと無理。

犬岩のYmルーフ・・・3級をやる。  2撃できた。 これは易しく感じた。 フリクションが影響しないからか・・・

 

犬小屋・・・2段も触ったが、この犬小屋は小型犬専用のようで、狭すぎ。

なかなか成果の出ないSは諦められない様子なので、夕方だったが、クジラ岩に移動。

船長は2トライするが、まったく出来ず。疲れたので私はリタイア。

Sはスパイヤーを猛トライ。 わたしが寝ている間に20発は撃ったのではないだろうか。

かなり惜しかったが、夕方の湿気がひどくなり敗退。 

今回の廻り目平、あんなにいたボルダラーは数えるほど。

クライマーのスガタも少なかったが、久々にお逢いした人たち。

元気そうでなにより。 またクライミングシーズンインしたらよろしくね。

今日お逢いした人々。(遭遇順)

マル金、ネコさん、やましんさん、Codaさん、ケリー。

 

 

 

 


夏来る

2010年07月19日 20時59分31秒 | クライミング帖

ついに夏空がやって来た。

といっても夏はどちらかというとキライなほうだから、

晴れた空に感激!ということかな。

 

ものすごく久しぶりに山岳クライミングに行ってきた。

所属山岳会では同行者がいないので、B山岳会の

山行に混ぜてもらった。

 錫杖岳前衛壁である。 私の未知の岩場は「唐幕」とか

いくつかあるが、そのうちのヒトツであり、いつかは登りたい

と思っていた岩場だ。

 

クリヤ谷から見上げる前衛壁の全貌。

写っている日時はデタラメなので、気にしないでね。

 

 槍見温泉対岸の駐車場に車を置いて、朝0630時に出発。

もう10パーティーは上がったようだ。

槍見温泉脇の道を20mも進むと

傾いた電話ボックスが目印。 登山口です。

 

樹林帯を延々と1時間半ほど登ると下のクリヤ谷と錫杖沢

の出合いに出る。 結構急登で汗が搾られる。

↓正面が錫杖沢出合い。この左岸につけられた踏み跡を登る。

梅雨末期の雨で増水しており、靴を脱いで渡渉を強いられる。

 

遅れた私は途中でフラフラとルートを外れてしまう。

足がよれてるせいか、バテて判断力が鈍ったせいか。

中高年登山遭難「路迷い」の典型ではないか。

それでも時々壁が正面に見えていたので、方向は間違ってない。

1時間ほどのアルバイトで岩場の基部へ。

 

 

 どうやら3ルンゼの取り付きらしい。 

結果オーライ! というか立派な3ルンゼのアプローチだったようだ。

水が流れておるが、なかなかどうして立派な面構えではないか。

左に5分も歩くと左方カンテの取り付きに出た。

すると先に歩いていたはずのベルの面々がやって来た。

彼らも途中でルートを外してしまったらしい。

 

予想どおり左方カンテは大渋滞ではるか上まで数珠つなぎである。

まるでくさりにつながれた奴隷のようではないか。

でも初めての岩場の概念を掴むにはこのルートから登るべきだと決めてきたので、

少々の待ち時間は覚悟のうえ登りだす。

1、2pは順調だったので、安心していたのもつかの間。

うちらの前の3人Pがどうしようもなく遅い!

ルートファインディングは悪いわ、ピッチを20mごとに切るわ、ビレイ解除してからセカンドが登り出すまで30分?一時間?(この間に下のピッチを登ってきたものは5名)もかかるって、上で何やってんだよ

このピッチでぶち抜くべきだったが、こちらも5人いるし、 短いルートだし、我慢した。

次の核心でも遅いなら迷わず先に行かせてもらう。

 

あんまりヒマなので、今日私とマツが登るはずだった「ジェードルルート」の

観察をする。 

ジェードルルート1P目の核心と思われる。

水が流れている。 5.10cらしいが、この状態ではトライできない。

 

 

その上部2P目のL字型のコーナークラックが

鼻血がでそうなレイバックらしい。 5.10a/b

秋の乾いたときにでも登りに来たいな。

さて左方カンテに戻って見ると、トップが交代したせいか、なんとか抜けたようだ。

一応核心のピッチらしい。 5.8? いやいやⅤ級+といったほうが、しっくりくるかな。

OWからフィンガークラック。

 ここも濡れていてそれなりに悪かったが、プロテクションがほとんどNPですっきりとしたピッチである。 最後はカンテに出て(最後の最後でカンテだ!)軽い乗り越しがスパイス。

 

最後はもろいランナウトの草付フェースを登り切るとこのような気持ちの良いピークに出た。 残念ながらガスで穂高は見えず。

7pのルートなので、普通なら3時間もあれば終るはずなのに

何と5時間もかかってしまった。 でも終わりよければ全てよし。なかなか楽しかった。

苦労して登ってきた道を一目散に下って、槍見温泉に到着。またもや汗だくである。

 露天温泉につかって星空を眺め、冷えたビールで乾杯

もう何も言うことは無い。

 

 

 一夜明けて2日目

昨日は登攀中曇っていて、丁度いい気温だったが、今日はものすごい晴天だ。

樹林帯を登っていたはずなのに、あっという間に日焼けしてしまった。

大体朝が遅すぎるんだよな。 誰のせいだ? 起こされるまで寝こけてた奴は

8時に出発。 登攀開始は10時45分くらいかな。

今日はKMT親方と新人2名は1ルンゼに行く。

わたしとまっちゃんは「注文の多い料理店」である。

さぞやこの人気ルートも長蛇の列かと思いきや。 

先行は1パーティーのみ。

今日は私がオールリードさせてもらえることになった。

そろそろ書くのが疲れてきたので、詳細はカットするが、なかなか質の高いルートであった。 ところどころ濡れていてOWは水が滴り落ちていたのが言い訳ではないが、テンションを入れてしまいました。(恥)

壁に呑まれていたのかも・・・ 出だしの2Pまでが精神的にやられた。

高度感たっぷりの3P目のOW↓

核心の2Pはだんだん慣れてきて楽しくなってきたので、またリベンジしたい。

今回はキャメ4(旧サイズ)まで用意したが、クラック形状から言ってヘキセンとナッツが有効である。 ナッツは結構使った。 ボルトはほとんど抜かれており、ハーケンも2P目にあるだけだったかな? 1P目は相当ランナウトしますので、トップは気をつけてね。

次回はヘキセンを用意しよう。

 4P目のOW↓ このビレイ点のペツルが脱落していた。

 

↓最終ピッチに向う。

安定したテラスから快適なフィンガークラックとフィストのダブルクラックが続き楽しい。

最後はフェースに出て左方カンテに合流して終了であった。

 

 

 またもや槍見温泉まで下山して宴会。  いやー露天風呂最高だ。

ベルの皆様有難うございました。 楽しい山行を味わえてアニマルは幸せでござんす。

 

 

 


さあ どこへ登ろうかな。

2010年07月05日 23時24分37秒 | へなちょこ登山隊
そろそろ夏休みがやってくる。

サラリーマンには関係ないが、子供は長期休暇だ。 うらやましい。

今年は秋に休暇をとる下心があるので、ここで長期の休みは取れない。

そこでへなちょこ登山隊は2泊3日で計画を立てることにする。

他にも槍に連れてけというヒトがいて日程調整が大変である。

飯豊山とかもいいけど、アプローチが長いなあ。

そうだ! 南アルプスに行こうか。 家から近いし、1泊2日で3,000mに登れる。
まだ鳳凰三山も白鳳三山も登ってないし。


腰も治ったし、そろそろクライミングも復帰したいのだが、今年はしっかり降る梅雨である。 来週は小川山でマルチピッチクライミングのリハビリ。

3連休は錫杖岳前衛壁に初見参の予定である。 

本番のカンを取り戻さなくちゃね。 元アルパインクライマーのおじさん。

地図が見えない~


カビが生えそう

2010年07月01日 23時53分17秒 | クライミング帖

湿度82% どーも有難う。

こんだけ湿気が多いと動きが悪くなるね。

 どっちみち腰が痛くてあんまりハデに動けないけど。

 

今日帰りの東海道線で第3のビールをグイっとやっているオンナの人がいた。

 

 「やるね! 姐さん」気持ちはわかるよ。

 

 

ワールドカップ。 

全然期待してなかったけど、面白いね。

やっぱりアルゼンチンかな。 日本に較べると大人のサッカーするな。 でも応援していたのは実はメキシコだった。

アルゼンチン対メキシコのゲーム。 すごい見ごたえがあった。

スコアは3-1だったけど、まったく互角に見えたよ。

プレーはシンプルなんだけど、一つ一つの技術がすごい。 こういうのはシブイよね。

体格も日本人と変わらないけど、レベルが違う。 岡田監督がやりたいサッカーってこんなのじゃなかったのかな。 日本サッカーが世界のトップレベルになるのには、個々の技術、基本が成熟しないと無理だな。 

 

 でも日本は良いゲームをしたと思うよ。 今の実力は出し切ったのではないかな。 それでベスト16が今の位置なんだと思う。

 

ところで参院選やるの??

 

  最近オウンゴールが多いアニマルの独り言でした。