traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

あかねの浜みたび

2007年01月28日 15時03分16秒 | 城ヶ崎

今日で3週連続あかねの浜である。 

今日登れなければ、ゴミステーションも連載ものになってしまいそうである。 でも名前が名前だけにあんまりいい題名がうかばない。  天気予報ではおだやかな春の陽気と伝えていたが、たしかに遊歩道はヌクヌクであったが、あかねの浜だけは強風が吹き荒れていた。むしろいつもは寒い「ゴミステーション」のエリアのほうが風がなくて暖かいくらであった。

 今日のメンバーはゲストのM瀬さん(クラハイ)、なぜかクラック体験希望のCODAさん!?

 つわぶきでアップのつもりがオオはまり。 かなり舐めてかかっていたので、プロテクションはパッシブ中心(ヘクス、ナッツ)だったのだが、フィンガーの部分で苦労する。 2回ほどクライムダウンの挙句、

なんとテンション。

 結局クラックどうしに登れず、カチを拾うはめになった。情けない。

あとはライトレインのトップロープセット。 5.8?だけどとっても楽しめる。 ちゃんとジャミングして登れば、いろいろなサイズの練習になるのだが・・・

 M瀬さんはカームフライデーOS、ツワブキRP おめでとうございます。

CODAさんはすべてトップロープにて、ツワブキ、ライトレイン、カームフライデー、ゴミステーションとひととおり登ってもらった。ジャミングはまだまだわからないようだったが、それなりにこなしてしまうところが器用だね。

さて私は午前中に大波をかぶってずぶ濡れになり、モチベーションがかなり下がっていたのだが、とりあえずパンツを履き替えて、ゴミステーションへ。

 いろいろと細かい戦略を練り直し、ラッキングの位置や、チョークアップのタイミングなどもシュミレーションする。

 しかし核心に入る手前で”不意落ち!” 軸足のスリップをぬめったホールドで止めきれず、なんの防御姿勢もとれずに落下。 ストッパーのNo.6が止めてくれた。危なかった。右足をぶつけたようで、ちょっと痛い。 これは痛みがひどくなる前に登らなくては・・・

食い込んだストッパーとディレクション用の黄エイリアンを回収し、クライムダウンでテラスまで戻る。精神集中のしなおし。  今度は安全策でぬめりホールドの下から赤Aを入れる。 オフセットエイリアンを慎重に決めたら、レストポイントまで一気にランナウトGO!GO!!

カチ二つでハングに身体を引き上げ、ヒールフックからリングジャム、フレークにパーミングでレイバックを決めて立ち込む。 「うっバランス悪りー・・・」ここで堕ちたら、かなりヤバイ。 なんとか持ちこたえてガバをつかんだ。

ほっと一息。エイリアン緑をぶち込む。 さきほどのエイリアンから3mは離れている。しかし途中でプロテクションを取ったら消耗してしまうし、取れるのはせいぜい黒か青のみだ。

 このあとも2箇所ほど悪いムーブ(5.10c)があるが、落ち着いて登れた。途中イメージと違うムーブになってバタついてしまったが、クラックの場合は本能で登れる。 完登の祝いに終了点のなかったスリングにカラビナを2枚プレゼントして下降。

 M瀬さん回収便ありがとうございました。また一緒にわれめに手足をつっこみましょう。 CODAさん。 ビデオ撮影ありがとうございました。 AV男優になった気分です。クラック楽しんでいただけたでしょうか。 また気が向いたらおいでください。

カームフライデーをフォローするCODAさん。↓  

 


征露丸

2007年01月24日 23時42分45秒 | 雑学帖

私は腹弱である。 以前も書いたが、すぐにゆるくなる体質で「便秘」というものはついぞ経験したことがないが、ピー腹は子供のころから日常ゴハンである。

寝冷えしたといってはピー。 牛乳飲みすぎてはピー。ストレスがたまっても、疲れが溜まってもピー。 最近はアルコール毒で腸がやられるのか、少し飲みすぎると、たいてい翌朝はピーである。 そして困ったことにクライミングの前にも緊張のせいか・・・・

20代のころインドにいったが、下痢のために1ヶ月で12kgも痩せてしまった。 私がヒマラヤに行けなかったのは、それも理由のひとつである。

さて、そんなときに重宝してきたのが、ニッポンの常備薬「正露丸」である。 黙って飲めばピタリと止まる。 胃腸薬としてこれほど即効性のあるものはない。このクスリ、明治生まれでなんと日露戦争に出征する兵士のために開発されたとか。

だからその名も

「忠勇征露丸」

といったらしい。 余談だが日露戦争を書いた書物では司馬遼太郎の「坂の上の雲」と江川達也の「日露戦争物語」が秀逸だ。後者は漫画だが、面白く、読みやすく、今家族全員で読んでいる。 くだらない歴史教科書よりよほど勉強になる。

さて正露丸のことを調べていたら、とんでもないことがわかった。 主成分のクレオソートは毒性が強く、その毒性で腸管運動がマヒするために下痢が止まる。 神経細胞がマヒするので、痛みが止まる。 などという調査結果が書いてある。

なんと俺は長年の間、毒を喰らって弱い腸をさらに痛めつけてきたのか? よくクスリは毒と同義だなどというが、そんなクスリを市販していいのか? これからは飲むのは自重したいが、替わりのクスリはあるのか?


ゆるゆるのあかね

2007年01月21日 23時52分10秒 | 城ヶ崎
昨日の敗退が身に沁みて、今日も家族を置き去りにして
クライミングにいそしむ。

先週の宿題。『ゴミステーション』を登って溜飲を下げる予定だったが・・・
身体の中心というか肝心なところ(例えば丹田)に力が入っていない。

体幹がゆるゆるでは、かぶったクラックは御しきれない。
気持ちだけが空回りして、ちぐはぐな動きであった。 ムーブ的には
前回固めたつもりだったし、核心を失敗したときと成功したとき(ワンテン後)とで手順の違いはないのだが、微妙なバランスや体幹のモーメントの違いで登れないのか??

今回はZCCクラック部2軍(はっし、まっき、GAIDA)& ゲスト=フージン 
に飛び入り参加だったので、半分は犬の世話???犬に世話された??? とにかくこのひげ面のおっさんの顔を舐めまくられた。 なにがおいしくてそんなに舐めるのか?? 飼い主の性癖??

今日の成果・・・カームフライデー OS とってもいいルートです。 このエリアでは一押しかも・・ もう10mくらい長ければ★みっつ。 10aですが、ちゃんと登らないと難しく感じるかも。

あとは謎の女だったフージンを生で発見したことかな

みんなありがとうございました。 もん&ピトも、また逢おうな>




バラバラ事件

2007年01月20日 21時45分16秒 | クライミング帖

姐さん事件です!

 八ヶ岳美しの森でバラバラの遺体が発見されました。

 

 

 

 

見るも無残に破壊されたプラブーツ。しかも意気揚々と出発しようとしたそのとき・・・であった。いったい誰がお前をこんなスガタに? 白い峰、どこまでも青い空、やっと取った休暇。 そのどれもが恨めしい。もうガックシである。 _| ̄|○ 

思い起こせば10ウン年前、お前と出会ってからずいぶんいろんなところに登ったなあ。

GW白馬主稜~不帰キレット~唐松縦走

正月 五竜岳~八峰キレット~鹿島槍縦走

GW 北鎌尾根縦走

GW 滝谷ドーム西壁

厳冬期 八ヶ岳 中山尾根、大同心、小同心

年末 西穂高

3月 谷川岳 1,2の沢中間リッジ、一の倉尾根、滝沢リッジ、烏帽子中央稜、烏帽子凹状岩壁

3月 穂高屏風岩東壁 雲稜ルート

年末 剣岳 早月尾根

GW  剣岳 剣尾根

GW 抜戸岳 南尾根

2月 巻機山、至仏山、

3月 安達太良山

本当によく働いてくれた。 今回はお前の追悼山行としよう。 これで中止にしたら相棒のFともども可哀想である。 

相棒F  権現岳をバックに。

 

とはいっても、いくらなんでも旭岳東稜に取り付くわけには行かない。 そこまで命知らずではないので、出会いの小屋・・・もとい出合いの小屋まで行って、お別れ会をすることとしよう。

ガムテープでぐるぐる巻きにしたコフラック。 

ショックを引きずるアニマル 美しの森にて

 誰もいない出合い小屋にて、おでんで乾杯した

次回来るときのために周辺の地形を偵察し、取り付きなども頭に刻み込んだ。

 

ところで次はあるのか???

 


春の海

2007年01月14日 15時18分49秒 | 城ヶ崎

先週荒れ狂った城ヶ崎にまたやってきた。今日はうってかわって「うららか」な陽気のなか、混雑のシーサイドを避けて「あかねの浜」に降りることにする。 でも結構な人出で10人以上は来ていた。 

ひさしぶりにノラ師匠とO山さんに会う。 久々のクラッカーとの会話は楽しい。 ノラ師匠に聞いて、ひととおりルートの見当をつけたあと手始めに「ラッキーストーン」を登る。

 今日はクラック道場と称して、ビレイヤー狩りをしたが、獲物は1頭だけであった。 みんな「食われる」と思ったのか餌を前に逃げてしまった。その哀れな獲物は”Boya” クラック初心者と言っているが、ヒトからもらったカム1式を持っている。「おれの装備より立派ではないか!?」

 ラッキーストーンは10a R である。 ここアカネの浜はRマークが多いが、それほど危ないわけではない。 トラッドに慣れているクライマーには取り付きやすい岩場といえるだろう。 ただし、浮石の見極めやプロテクションの選択が適切にできること。 堕ちてはいけないパートでは堕ちない技術が必要であるが。 Boyaは小ハングの乗り越しに苦労し、ちょっとズル気味で上まで上がる。

ここですでに昼過ぎ。のんびりしすぎたか。 対岸の日の当たらないゴミステーションへ向う。 このルートはノラ師匠絶賛のフィンガークラックだが、「すぐにそれとわかるきれいなクラック」との言葉を信じて探すが、

「えっ!まさかこれ?」

S字型にくねる見るからに悪相のフレアードクラック。

 とても指もエイリアンも受け付けそうにないヘアラインクラック。

(;゜Д゜)ゲぇぇぇ・・・

 左右を見渡すが、ほかにこれといったクラックは見当たらない。 右に謎のボルトラインがあるきりだ。 30分ほど観察しておよその戦略を立てるが、中間部のかぶった箇所のムーブが浮かばない。

「いざとなったら怒涛のレイバック」と覚悟を決めてオンサイトトライ。

下部に2箇所ナッツを決め、核心の手前でエイリアンを2個決めたが、すぐに指が滑ってフォール。 「くそ!ぬめっていやがるぜ」 テンションを掛けてプロテクションを補強していろいろリハーサルするが、どうにも身体を上げられるほどジャミングが効かない。 薬指の第2関節が若干かかるが、きっちり極められない。 結局この部分はエイド混じりに抜けてトップアウト。

 上部はスタンスもあり特に難しくはない。 斜上しているためロワーダウンでは回収が困難。30分休んでTR状態でフォロー回収&リハーサル。 ジャミングの順序、身体の向き、フットワークなどの組み合わせを幾とおりも試して、ようやくひとつのムーヴを探り当てた。しかし力が要るし、確率が悪そう。 最後はレイバックになるし・・・・ こういう悪いシンクラックをきちんとしたジャミングで登れるようにならないとクラックの高難度は歯が立たない。要修行である。

すでに15時を廻ってしまった。 もう1本だそうか迷ったが、日没まで1時間くらいしかないので、仕上げにちょいと長めの「増長天」(CLIFFのHPよりリンク拝借)をリード&フォローで締めくくり。  簡単だけど楽しめるよ。 キャメ2以上の大きめカムが有効。それとスリングも忘れずに。

Boyaを引っ張り上げながら、ビレイ点からの景色を楽しむ。 夕日に輝く海のうねりがとても美しかった。 

来週は冬山に行くので、月末にまた来よう。 パートナー募集中です。


白浪さかまくシークリフ

2007年01月08日 22時19分59秒 | 城ヶ崎
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ 小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ 行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ クニモサレズ
ソウイウモノニ ワタシハナリタイ

ご存知宮本賢治ですが、あんまり全文を読んだことないのでつい掲載してみました。

昨日ワタシハカゼニマケマシタ
海岸ゾイノ岩場ハアマリニモ季節風ガツヨク
サカマク波カシラヲカゼガカンナデケズリトルヨウニシテ
浪ノハナヲワレワレニフキツケテキマス
ビレイ中モガタガタフルエ
突風ニツキトバサレテコロガリ ハナハダ戦意ヲウシナウコトホカニナシ

ツカレタノデモトニモドシマス
そう皆さん3連休はいかがでしたか?せっかくの休みでしたが、ロクでもない台風並みの低気圧のおかげで、初日雨、2日目暴風、3日目も強風と、とてもアウトドアスポーツを楽しむ天気ではなかったですね。

私は前後に用事と仕事があったので、日曜日のみシーサイドに出かけました。
しかしこんな天気なのに岩場は正月をはるかに上回る人出。 BR団体ご一行とCliffご一行もいて大混雑でありました。

こんなときは私はモチロンサンライズで登ります。 サンライズにもBR忘年会軍団が大勢いましたが、クラックにはだれも取り付いてません。 
前回の宿題「プレッシャーダイレクト」を登りました。

今日は風は強いですが、湿度はとても低く、カラカラに乾いていたので、無事この日の1便目でRPできました。 

約25mのルートでプロテクションは7発。 5発でもいけるのですが、最近エイリアンの消耗が激しいのでバックアップを取ったのです。 夢はこういうルートをパッシブのみでリードすることかな。 すごく刺激的だろうな。

でもその前に崩壊してしまうかも。 やっぱりあのルーフのフレークは亀裂が入っているので、カムを取らないように。そして下部のアンダーを使うのはまだしも
上のガバを掴むと引き剥がすモーメントを生じるのでやめてくださいね。
ビレイヤーもなるべく右のコロッサス側にいるように。


ホントはこれで帰ってもよかったのですが、おKEIちゃんのエアダンスRPビレイをしなくてはなりません。 エアダンスは10時ごろおKEIちゃんがヌンチャク掛けすると雲霞のごとくクライマーが群がって、本人はヌンチャク掛けた後2本しかできませんでした。 1本目はほんと惜しかったのですが、ワンテン。次は日没後でした。せめて1時間後くらいにトライできれば、ひょっとしてRPできたかもしれないのに。でもホント集中すれば登れると思う。ガンバ!

 なんでこんなに同じルートに群がるのだろうか? まあ皆やりたいのは同じなのだからお互い様なのだけど、混んでるときはもう少し早く切り上げてやって欲しい。 あの程度の短いルートなら長くても一人20分かな?ハングドッグも5回くらいとか。 

とにかくCODAさんと同じく私は混雑した岩場が嫌いです。だからというわけではないが、大体不人気ルート(しかしこれがいいルートのことが多い)に取り付いている。 ひょっとしてクライミングにも行列心理みたいなのがあるのかな?

たいしてうまくもないラーメン店も行列ができたり、雑誌に紹介されると相乗的に混雑する。 クライミングもR&Sに紹介されると翌月にはヒトが集まるとか。

Boyaも鼻をすすりながら登ってたけど、クラック講習する気にもなれない寒さでしたね。来週以降に行きましょう。


 



始動2007 まずはシーサイド

2007年01月03日 10時59分46秒 | 城ヶ崎

あけましておめでとうございます。年があらたまって、新たな気持ちでクライミングを楽しみたいと思います。

 さて大晦日に登り納めしたばかりなのに、中1日でもう城ヶ崎に舞い戻ってきた。サンセットは大混雑というほどではなく、いつもの週末程度。地方クライマーの姿も少なく、もうすでに他のエリアに移動したか、帰郷してしまったのか。

 今日のZCC=Mot、G、うっき、しゅん、毒。 復帰組=あき、ひがし おっ!どしゃぶりペアのスガタが・・・ 期待に違わず、この日も雨を降らせてくださいました。  

 さてマリオのあと抜け殻となった私は目標を定めるのに頭を悩ました。 パン2も取り掛かったまま放置プレーになっているが、今日はパン2に3人、虎に3人取り付いていて混雑しているので、だーれもいないプレッシャーに取り付くことにした。

 まずは12年ぶりにタイトボーイでアップ。 当時あれほど苦しんだルートが・・・なんて易しいのか? 隔世の感あり。

静まり返ったサンライズエリアだと集中はしやすい。 このプレッシャーを登ったのは2001.2.8であった。 その後ルートはハング部分が大崩壊してプロテクションが取れる部分が制限された。 ↓のリンク画像は2004年当時の再登時のもの。今回登ってみて、さらに崩壊が進んだことを確認できた。 

注! アンダークリングから右側のルーフに走るフレークは剥離するおそれがあるので、できるだけ使わないこと。 部分的には使用するが、上のガバに全面的に体重をかけるムーブは止めたほうが無難です。 崩壊前オリジナルムーブ。スローパーのハンドトラバース→ヒールフックのムーブをお勧めします。

プレッシャー付近ルート図 ←リンクをクリックしてください。

そして今回2004年に敗退した「プレッシャーダイレクト」に挑戦。 プレッシャーのオリジナルはレイバックの後、右上のテラスに逃げるのだが、このダイレクトはそのままクラックが閉じていく上部を直上するもので、かなりストレニアス&ランナウトする露出感の高いルートである。

さて1stトライ。

オリジナル部分は頭は忘れていても、身体が覚えている。 ハンドトラバースからヒールフックを掛けて、ガバをとり、レストしながら赤エイリアン。 力のいるレイバックからステミングして黄色、緑、青の順番で固め取りする。 ここから3mはプロテクションが取れない。 核心のムーブはエイリアンの青が足元以下で起こさなくてはならない。 左手の小さなガストンホールドがやけに遠い。!届かずにフォール。

左足のスメアリングポイントを忘れていた。無理もない。3年前にやったふくらみ程度のスタンスである。 ZCCの忘れ物大王とは違う。 2回ほどリハーサルしてムーブを確認してトップアウト。

ダイレクト核心手前のレストポイント。 ←リンクをクリックしてください。

写真は2004年当時。

昼から弱い雨が振り出した。パンⅡの近くにいると気がつかなかったが、いざ2回目に向おうとすると岩が結構濡れていた。 下から見上げた限りではプレッシャーのラインは大丈夫そうなので、登ることにする。 

レストポイントで左腕の上腕2頭筋が痛みだした。 マリオネットを登った日アプローチのアクシデントで筋肉を傷めていたのだ。下に引くムーブは大丈夫だが、ガストンやマントルのように押さえに行くムーブは力が入らない。 そして核心は左手の遠いガストンである。 

しかしここは気合一発。 核心の4手はいずれもギリギリであったが、なんとか切り抜けて最後のスリーカムを取った。 さあ、あとは落ち着いて終了点へ向うだけと右手を伸ばすと「ヌル?」 「えっ濡れてるの??」 チョークの載ったスローパーは濡れるととても滑りやすい。 足を上げて上の最終ホールドを取りに行くが、耐え切れずにフォール!!! 

詰めが甘いんだよ詰めが! こういうときに一息入れて視野を広くとれるか、取れないかが上級者の余裕とヘタレの差だな。 あと1手右に出て、右足を外に広げればオリジナルルートからのスタンスに乗れたのに。 

ピンチを迎えても、落ち着いて判断ができることが重要だ。

この日ドッキーは「気分は最高」RP

Gは赤道ルーフ1P目をフラッシング?

しゅんも含めてみんなナチュラルに目覚め? あっきーも復帰後はクラックからやろうね。

【クラック道場のお知らせ】

第一回 1月6日(土)あかねの浜に集合09時00分

グレードは5.9から11まで。ジャミング(ハンド、フィスト)とプロテクションの修行。

自信のないひとはトップロープ講習もあり。

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