大晦日

空き箱に　最低限の縫物道具をのせて　狭い家の陽だまりを探して　動いています。

宮崎県も　季節らしく寒さを増してきましたが　穏やかな冬の日差し一杯の　大晦日を迎えています。

40戸に満たない集落のはずれに　神社があります　高台の集落の先祖は　四国からの移住者だと聞いています。

厳しい開拓の日々の心のよりどころは　あの金毘羅宮だったのか　海のお守り金毘羅様が　御神体です。

暦の変わる深夜それぞれが　神社に集まり　たき火を囲んで　ラジオの除夜の鐘を　待ちます。

温かいぜんざいの大きな鍋　つまみのするめ　めざしは　菰樽のあけられるのを待っています。

久しぶりに里帰りの方や　お孫さんに会えるのもこの時です。

新年のあいさつや　近況の話に　笑い声が響きます。

昔　新年に家々を回っていましたが　今はそれもありません。

洗濯機や　鍋の様子を見ながら　立ったり座ったりしつつ　針を握っています。

爺と婆の　大晦日　何事もないのが一番と　自分に納得せています。

この一年　私の下手なブログを　訪ねていただいた皆さん　本当にありがとうございました。

私にとってどんなに　励ましになったことか　心から感謝します。

くる年が　皆様にとっても　私にとっても　良き一年であるように　お祈りします。

本当にありがとうございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　穴熊の女房

すじ肉騒動

昨日は29日　スーパーは肉の日と　鳴り物入りで宣伝しています。

いつものスーパーも　数日前に　カラーチラシが入っていました。

そして　すじ肉の安売りも　隅のほうに　載っていました。

おでんの時は　アキレス腱のところを使いますが　我が家のカレーの時は　この正統派の肉の周りの切り出しを使います。

圧力なべで煮て　軟らかく煮たものはカレーや煮物には　最適で　大好きです。

このすじ肉　いつもの肉の売り場に　数個並んでいるのですが　並の肉と同じくらいの値段です。

29の日のチラシをよくよく見ると　安いのです。

これは　行かねばならぬ　と　開店時間をめがけて出かけました。

なんと入口の　自動ドア―の前は長い人の波　ありゃ　こりゃだめだ　安いすじ肉を買いに行って　骨折なんて　笑い話にもなりません。

開店と同時に　暮れの買い物をすべく　回って　安売りの肉売り場を覗いてみると　なんと安いすじ肉　2パック　ありました。

勿論かごに入れて　ゲットしました。

玉ねぎをたくさん炒めて　市販のカレールーは二種類入れて　焼肉のたれ　リンゴ　ニンニク　市販のデミグラスソース　チョコレート

など入れた　我が家のカレーです。

美味しいですよ。

婆 走

今日は　役所の御用納めの日です。

そして今年も　残り少なくなりました。

年齢を重ねて　動作がのろくなり　気ばかり焦る　年末です。

医院に薬をいただきに行ったり　パーマやさんに行ったり　お見舞いに行ったり　買い物に行ったり　お掃除やかたずけも　半日が限度です。

電気屋さんの　玄関には　もう　門松が　鎮座していました。

こんな忙しい時に　限ってプリンターは　インク切れです。

安いプリンターに喜んでいたら　なんとインクの値段のいいこと　プリンターの会社　インクで儲けているに違いないと　疑っています

暮れの新聞の　お悔み欄に　友達のご主人の訃報や　知人の訃報が　載っています。

どんなに　気落ちしているか　気がかりです。

私の地方　暖かで穏やかな毎日です。このままお天気が　お正月まで続けばいいのですが……

いつもの　小さなバックが出来上がりました。

幅22cm　深17cm　取っ手までの深さ30cmです。

惣 菜

色々な場面で　惣菜という言葉を聞いたとき　頭に浮かぶのは　私の場合　おからです。

それだけで　育ちがわかるというものです。

昨日　夕食のおかず何にするか　悩み　スーパーをうろうろしていたら　いつものおからが　恥ずかしそうに並んでいました。

500gで　11円です。

店内で　色々なお豆腐を　製造していますので　出来立てほやほやです。

台所の残りの野菜を　色々入れて　一品の出来上がりです。

年寄りの　作るおかずはこんなものです。

食べていただく　お方も古い人間ですから　大丈夫です。

そして　飲み残しの　低脂肪乳を寒天で固めて　缶詰めを入れて　年寄りのデザートです。

それにしても　二人とも食が細くなりました。　それでも痩せないのが不思議です。

才能なし

今日の　午前中は今年最後の　生涯学習の講座でした。

お正月の　花を活ける　でした。

町の花屋さんが　先生です。　

まずは　材料です。　各自が材料代は負担ですが　これが安いのです。　全部で1200円です。

今は　こんなビニールの鉢があるのです。　なかには大きなオアシスが入れてあります。

これは先生の　お手本です。

色々　先生の説明を聞きつつ　花を挿していきます。　流派などありません。　アレンジフラワーです。

あれこれおしゃべりをしつつ　二時間出来上がりました。

私の作品です。

どう見ても　才能なし　との声が聞こえそうです。

大事に　抱っこして　家まで持って帰りました。

爺と婆の二人の　地味な暮らしに　少しだけ　新しい年を　迎える準備が　出来ました。

オークションで　手に入れた着物　おくみの小さな布で袋を作り　友達にもらっていただいています。

喜んでいただけるのが　またうれしい私です。

忘年会

12月16日　金曜日は高齢者クラブの　忘年会でした。

19人の参加で　料理屋さんのマイクロバスが　送迎です。

70才前後から　90才すぎたお方まで　達者な高齢者です。

若いころは　片手で数えても足りないくらいの忘年会やパーティに飛んで　回っていましたが　今は誘われても　おぼつかない体　丁重にお断りしています。

皆で　テーブルを中に向かい合い　大きな声が飛び交います。

年寄りが難聴なのは仕方ありません。　

食欲と　おしゃべりのはずむ中　私の頭の中　ふと落語の死神の話が頭をよぎります。

沢山の　炎を揺らしているろうそく　短いものや　長いものいずれも　人の命だと　死神に教えられます。

燃え尽きそうなろうそくでも　知らないのは　本人だけだと　伝えられます。

まあいいか　こうしておいしいものを食べ　気を使うことのない　友人や友達に囲まれ　遠慮なく助けをもらい　毎日が暮れていきます。

今更　生まれ在所の故郷を　懐かしがっても　かなわぬことです。

気を取り直して　頑張りましよう。

財布が出来上がりました。

唐辛子のアップリケ　何度しても　立派に出来上がりません。

 

紙縒り

年齢を　重ねて物忘れを嘆いていますが　時には　いいこともあります。

NHKは　そんな私のために　朝ドラを再放送してくれています。

丁度　時間が朝食時間と重なり　筋書きはわかっているのに　ついつい見てしまいます。

ここ　二　三日は　東出昌大さん演じる　悠太郎さんの職場が出てきます。

そこに　コップに入れられた紙縒りが　登場しています。

きれいに　作られた紙縒り　今どきの若い人　紙縒りの作れる方が　いるのだろうか。

卒業して　就職し　初めての仕事は　紙縒りを作ることでした。

まだ　ホッチキスもなく　書類は和紙を重ねて　間にカーボン紙を挟んで　セロハンを当て　鉄筆で複写していました。

ちょっと堅いところへの文書はタイプライターでした。

今　文具店には　硬くよられた　立派な紙縒りが売られていますが　どんな時に使うのでしょう。

懐かしくなり　上等の半紙を探して　紙縒りつくりに　挑戦しましたが　左手は正直です。

六年前に　バイクでぬかるみにはまり　左手の手首は　完全に骨折し　修復がしてあります。

また縫物がしたくて　リハビリに励み冬の寒さに少し不便を感じていますが　日常の作業には　不便を感じません　が

紙縒りを　作るのには　ダメです。

右手に合わせて　左の親指と人差し指が上手に　動かねばなりません。

改めて　人間の体の不思議を感じています。

時間があれば　どんどん紙縒りを作って　リハビリの続きを　してみようと思います。

何とかかんとか　言いつつお手玉10個作りました。　　　中にはペレットを入れています。

お年玉と一緒に　女の子にあげたら喜ぶでしょうか。

解 く

いつもの　ポーチが出来上がりました。

2cm四角の布を　　縦に12枚　横に10枚つなぎ　無地の布6cmをつないでいます。

小さな布が　出たときに大きな　ごみ袋に入れていますのでそれを混ぜ繰り返して　作るのです。

ちょっとしたプレゼントに　使っています。

そんなポーチが出来上がり　先日オークションで手に入れた　木綿の着物を　洗濯していましたので　アイロンをかけました。

生乾きに　かけるのが一番いいのですが　伸ばしていました。

そしてもう一枚　男物の　羽織と着物とのおそろいの大島紬　羽織を解き始めました　汚れもなく　きれいですから解いて　そのままアイロンです。

布と布が　触れ合うたびに　衣擦れの音が　心地よく感じられます。

そして襟を　解いていた時　一円札が出てきました。

アイロンをかけてみました。

何とも懐かしてお札です。　　二宮尊徳さんの画像入りです。

調べてみましたら　昭和21年から　昭和33年まで流通したもののようです。

敗戦の　混乱期の中　闇の市場を目撃した　証人です。

よく見れば本当に　お粗末な紙質でデザインです。

表の　右上に印刷された番号で　どこで印刷されたか　この一円の　生まれがわかるようですが　新札のようなものしか　骨董の価値はないようです。

しかし　この羽織の襟に　縫いこまれた　一円札　何か意味があるのでしようか　　また新しい謎に興味津々です。

ちなみにこの札　使えるようです。

唐 箕

昨日　ご近所を通りかかったら　唐箕が活躍していました。

トーミとなまえは知っていましたが　れっきりとした名称だとは　しりませんでした。

この時期　大豆　小豆　そばなどの収穫時期です。

殻付きのまま　秋の太陽に干し　はじけたところで　この唐箕に少しづつ入れて　手動でハンドルを回せば　手前の口から　出てきます。

それを何度も何度も　繰り返し　ごみを取り除くのです。

そばです。

だいぶ　きれいになりました。

このそばの実より　使われている筵が　立派なものなので聞いてみましたら　親戚が農業をやめるとのことで　もらってきたとのことです。

農業に疎い私でも　近頃珍しい筵を見ることはありません。

ほとんど便利なプールシートです。　作物には筵のほうが　いいに決まっていますが　稲作が機械化され　藁の入手が　困難な現在

筵も　見ることはありません。

きれいになった豆　お盆に一握りづつ広げて　転がしながら　裸電球の下　選別していた母を思い出してしまいました。

 

 

わんぱく相撲

私の町の　温泉の前は　広い多目的広場です。

高齢者が　グランドゴルフをしたり　ゲートボールを楽しんだり　近くの幼稚園が運動会をしたり　使っていますが　この時期

九州場所を終えた　プロのお相撲さんの　陸奥部屋が合宿にやってきます。

広場の　隅には立派な土俵も出来上がっています。

昨日と　今日は　わんぱく相撲の大会のようで　九州各地からたくさんの　豆力士が　やってきていました。

なんと　女の子の力士も　ちらほら見かけました。

監督さんもやっぱり　お相撲の経験のある方らしく　立派な体格の方が多いようでした。

昨日予選で　本日優勝が決まるとのことでしたが　昨日今日と穏やかな　いいお天気でしたので　にぎわったことと思います。

お正月の　準備とまでは言えませんが　小さな掃除をしながら　一日が暮れてしまいました。

だんだん　家事を　難儀に思えるようになりました。