望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・劇場の日々・3K現場のとばっちり

2014-01-29 01:24:54 | 舞台・ウラ話

あっという間に、
稽古場から、劇場に移ってまいりました!(笑)


劇場に入ったら何をするか?

はーい、とにかく働くんですね~


・・・今さらではありますが、

小劇場の世界は、
他の世界では考えられないほどの3K現場なのです。


舞台に立っているときは、ライトを浴びていますが、
他の時間は、とにかく働く働く!

それもほとんどが肉体労働です。

あ、ある意味、舞台も肉体労働か。

となれば、小劇場の役者は、
ずっと肉体労働なんだ(今ごろ気づいた 


ときどき、プロダクションがタレントさんを、
「勉強に」と送りこんでくることがあるんですが、

いわゆる「芸能界」から来た子なんて、
腰を抜かさんばかりに驚きます。

たしかに鍛えるにはいい場所です。

TVなんてやっている限り、
こんな現場、想像もできないでしょうから。
(私もその昔、想像もできなかった



タタキ、現場作業員たちの図。

タタキとは、舞台のセットを作ること。
役者には見えないけど、みんなこんな姿です。


その姿を、
わざわざ写真に撮っている有田佳名子ちゃん。

なんだよう、と言いたげな林くん。


さて、これから肉体労働の始まりです。

その2人の写真を撮っている私も、
一緒に舞台作りに向かいます。

早く作って、5分でも多く稽古がしたい!



そして今回・・・。

そんなとばっちりを、
モロに受けてしまったのが、この方。

作曲と生演奏を担当して下さった一色知希さん。
れっきとした指揮者です。

指揮者というのは、まさに一番偉い方なのですよ。
だから、普段は個室の楽屋があって、
何をするにも特別扱い。

ところがここでは・・・、

楽屋の隅に追いやられ、
ついでに働かされたりして、もうメチャクチャ。


いや、もちろんこっちだって、
申し訳ないとは思っていたんですよ!

でも、どうしようもないから、
結局・・・我慢してもらうしかない


ごめんなさい、と謝る私たちに、

「いえいえ、初めて見る世界なので、面白いです~」

・・・いい方です 

稽古場では、重たいキーボードも、
ご自分で担いで持ってきて下さって。


そう、我々の現場では、
こんなことも楽しめないと、やっていけないんです。

って、偉そうに言ってちゃ悪いんだけど


でもね、これだけ芝居の好きな私でさえ、
たま~に、

「なんでこんなこと、してるんだろう??」

と自問することもありますからね。

不思議ですねぇ。


それでも、

・・・3日やったらやめられないんですよね~。






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