さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

日本三名瀑 「袋田の滝」

2018年07月30日 | 名所史跡

      坂東観音霊場の最北端に位置する

21番札所・日輪寺から次の22番札所へと

向かう途中で名瀑に立ち寄って来ました!

 「袋田の滝」

 日本三名瀑の一つに数えられる「袋田の滝」は茨城県が

誇る観光名所で平安時代には西行法師が袋田の滝を見て

" 花もみち 経緯にして 山姫の錦織出す 袋田の滝 "

と詠い滝の魅力を称えたと伝わっています

袋田の滝トンネル 

トンネルは昭和54年に完成し全長276mの中間には

周囲の景色を楽しむ展望台がありました 

 久慈川の支流で滝川に架かる袋田の滝は高さ120m

幅73mの大きさで大岩壁を四段に流れ落ちること

から別名「四度の滝」とも呼ばれています

 

遠くからは穏やかな白いラインの流れに見えて

近づくと地面を叩きつけるような荒々しさが見える

穏やかさと荒々しさを併せ持つ名瀑です 

 暑い暑い夏の札所巡りの途中、名瀑を観て、更に流れ落ちる

滝からのマイナスイオンを全身に浴びることが出来て

とてもいいリフレッシュになりました!

      

 

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坂東三十三霊場 21番札所

2018年07月29日 | 巡拝日記

   

坂東三十三札所の中で最北端に位置して一番の難所と

云われる札所に行って来ることが出来ました!

札所は茨城県、福島県、栃木県の三県にまたがる標高1022mの

八溝山の八合目辺りに在って原生林に囲まれ、山岳信仰の霊地に

なっている冬季閉山の札所です

 坂東二十一番札所 「八溝山 日輪寺」

〔やみぞさん にちりんじ〕

 日輪寺は西暦673年、役行者の創建と伝わる古刹でその後の

807年には弘法大師が十一面観音像を刻み霊場にしたそうです

 山号の「八溝山」と書かれた古い扁額

 境内は下界と比べ10℃ぐらいの温度差があって涼しくて

ウグイスがこの時期に鳴いていました 冬季には雪深く

閉山する札所の堂宇はかなり痛みが進んでいました!

 自宅から800Kmほども遠く離れた日輪寺には日光のいろは坂

よりも急坂ですれ違いもままならぬ狭い狭い山道を走ります

その山道の途中では何度もローギァにシフトダウンしながらの

走行は緊張の連続でしたが無事に札所に辿り着いた時の

安堵感は格別の想いでした!

   

 

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坂東三十三霊場 20番札所

2018年07月27日 | 巡拝日記

   

中禅寺湖~日光~宇都宮の大谷と巡拝したその先は

焼き物の里・益子町へと車を進めて町はずれで山の

中腹に建つ古刹に向かいました!

 坂東二十番札所 「獨鈷山 西明寺」

〔とっこさん さいみょうじ〕

 本堂には長~い石段を登ります!

 本堂の間近では更に急こう配の石段が続き

息が上がってしまいました!

 「茅葺き重層の楼門」

石段を上り切って見上げ観る楼門の堂々たる姿は圧巻で

長~い石段を登った甲斐がありました!

 「木立の奥に建つ銅板萱葺き屋根の本堂」

 西明寺の創建は行基菩薩が西暦737年に十一面観音像を

刻み安置したことが始まりとされています

 

夕刻近くの参拝になったせいか辺りは薄暗く幽邃の観に

満ち満ちて山の中の古刹らしさが滲み出ていました!

 西暦1538年に建立された三重塔は益子家宗が寄進したと

伝わっていて和様と唐様が調和した優美な姿をしていました

 茅葺き屋根の堂宇が建ち並ぶ境内は掃除が行き届いていて

参拝客を迎え入れる寺側の気遣いが感じ取れて気持ち良く

参拝が出来たて記憶に残る札所でした!

   

 

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坂東三十三霊場 19番札所

2018年07月26日 | 巡拝日記

    

自然の岩壁に彫刻された日本最古と云われる

磨崖仏に参拝して来ました!

坂東十九番札所 「天開山 大谷寺」 

〔てんかいざん おおやじ〕

 日本最古の石仏と云われる磨崖仏は火山灰が堆積して永い

年月をかけ造られた大谷石の岩壁に彫刻されていました!

大谷寺の創建は弘法大師が西暦810年に千手観音像を

自ら刻み本尊に祀ったのが始まりとされています 

「朱色の山門」

 「本堂の観音堂」

観音堂は巨大な大谷石の奇岩に食い込むように建てられ

本堂内部、正面には本尊の千手観音像が岩肌に刻まれて

その横の脇堂には釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊の

九体もの磨崖仏を間近にで観られました!

 

 大谷寺の門前の「平和観音像」

 昭和31年に完成の観音像は高さ27mもあり全て手彫りで

完成まで6年を費やしたそうで石の町、大谷の観光名所と

なって多くの参拝、観光客が訪れていました!

   

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日光社寺・東照宮と輪王寺

2018年07月24日 | 巡拝日記

    

二荒山神社本社に続いて日光山内の

「東照宮」と「輪王寺」にも参拝して来ました!

 江戸幕府の初代将軍・徳川家康を祀る「東照宮」

「五重塔」 

 江戸文化の豪華絢爛たる装飾で知られる「世界遺産」の社寺

修復工事を終えて見事な彩色の「三猿」

 「陽明門」

江戸文化の粋を集め、天才芸術家たちによって造られた

建造物は凄いの一言で「日光を見ずして結構と云うなかれ」

の格言通りの美しさでした

 陽明門の天井画

「拝殿」 

 「拝殿内部から見る陽明門」

日本近世の宗教建築を代表する権現造りの建物は修復

されたばかりで国内産の漆を惜しげもなく使い復元した

現代の職人さんたちの技術力に感心するばかりでした

            

 「輪王寺 表門」

 平成の大修理と謳って10年間の年月をかけて

修復工事中の「三仏堂」

若い修行僧の案内で三仏堂内部を拝観し、間近に

阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音の三仏尊を拝観し

その大きさと神々しさに驚きました!

  

 

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