昨年の京都巡拝で最も心が和み、
強く印象に残ったのが「安楽寺」という古寺でした!
紅葉に包まれた「山門」
参道の石段に散った落ち葉モミジを踏み締めながら歩み
萱葺きの美しい風情ある山門に気持ちが高ぶりました!
方形裳階造りの「本堂」
「住蓮山 安楽寺」は法然上人の弟子であった住蓮房と安楽房の
二僧の菩提を弔うために1681年に創建され、山号と寺号は二人の
名から名付けられたと伝わっています
安楽寺は春と秋の花の時期に限って一般公開されているお寺で
境内の樹木は手入れが行き届き美しい景観を見せてくれていました
「本堂内部」
本堂ではご住職が自ら寺の由来や縁起、仏像の説明など一日に何度も
丁寧にお話して下さり、仏像の拝観は間近に出来て、更に写真撮影も
許可されている極めて珍しい有り難い寺院でした!
京都には数え切れないほどの古寺名刹がありますが、どの寺院も貴重な
文化財を守るために入室入場の制限や厳しい規制などが敷かれています
ここ安楽寺は期間限定ながらも全て自由に拝観ができる数少ない寺院で
ご住職の拝観者を迎え入れる姿勢に共感し感謝するお寺でした
居心地の良さに時間を忘れて陽の落ちる直前まで長居をしました
そんな帰り際に萱葺きの山門は静かに佇み、
また、来なさいよ!
と云って見送ってくれているような気がしました