AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

第1回ファンクラブイベント

2006-10-23 03:03:34 | Weblog
 10/21(土)は、第 1 回ファンクラブイベントの、夜の部に当選したので参加して来た。すごく楽しかった。この日、一推しメンバーは豊橋イベントに行っていたわけだが、豊橋が発表になる前に、私はすでに発表されていた FC イベントに申し込んでいたし、何より、私はもともと遠征は ( 滅多に ) しないので、迷う余地もなく。一推しがいないんなら応募するなよ、と言われそうだが、私は一推しができる以前から AKB48 全体のファンだったので、悪しからず。

 イベントの内容について簡略に言うと、まずドンキ前で FC 会員かどうか本人確認の上、イベント参加券をもらう。15:30 再集合、1 時間以上待った ( これは昼の部が押したせいらしいが ) 後で、30 人ずつ 8 階に上がり、インフォメーションで「歌合戦」当選者は再度本人確認、歌合戦チケットをもらう。そして、この 30 人ずつの 2 組 ( 計 60 人 ) が 14 分間ずつ、カフェスペースでの「屋台」で、メンバーによる食販などに参加。メニューは、夜の部では焼きそば、フランクフルト、焼き鳥、ドリンクと、輪投げゲーム。ここはたぶん、60 人ずつ 5 回回しくらい。その間、前のグループは劇場内で待機。屋台が終わった後、いったんカフェに出て、歌合戦のために整列し、18:45 から半券配布、入場抽選。19:00 を少し回って歌合戦開始、21:00 ぎりぎりで終了。

 イベントの段取りについては、確かにいろいろ難点もあったが、それでも私は、ああいうイベントをやろうと思い、そして実際にやってくれることの方が大事だと思っている。難点を口うるさく責め、完璧を求めるのは、裏を返せば完璧にできなければやるな、ということになってしまうが、それでは誰も何もできなくなる。むしろ、多少の粗には眼をつぶりつつ、できたばかりのファンクラブが発展していくよう、参加するファンの一人一人が「良いイベントにしよう」という気持ちを持つことが大切なのだと思う。聞いたところでは、それでも夜は昼よりあちこち改善されていたようだし、次はもうちょっと円滑にやってくれれば良いよね、ってことで。

 そういう意味で気に入らなかったのは、屋台タイムの後、劇場で待機している際に、非常に行儀の悪い、空気の読めない一団がいたことだった。下手側入り口近くに車座になって座り込んで宴会モード。酒を飲んだりしているわけではなかったが、非常識な大声で騒ぎまくり。待機者が増えて混雑し始めても座り込んだまま動こうともせず、本当に酔っ払っているのではないかというほどの興奮ぶりで騒ぎ続けていた。まあ、どこにでもああいった自分 ( たち ) のことしか考えられない連中というのはいるものだが、せっかくの FC イベントで、そういう連中に気分を悪くさせられるのは勘弁して欲しい。

 さて順序が前後するが、屋台タイムで私は、何を買うかではなく、誰から買いたいかを優先して、一応顔を見たり声をかけたりしておきたかったメンバーのところに買いに行った。私はメンバーにほとんど知られていないので、話らしい話もしなかったが、渡邊さんにお勧めを聞いて「ねずみ男汁」を勧められてみたり。めーたんには開口一番「お久しぶりです」と言われて、チーム K 公演にあまり行っていないのがバレていた(^_^;)。私はチーム A ファンだけど、一推し以外のチーム A メンバーより、カフェっ娘時代に時々話していためーたんの方が馴染みが深かったりするんだよな(笑)。結局、フランクフルト 2 本、焼きそば、ドリンク、輪投げ 1 回で、計 1,500.円消費。なかなか楽しめた。

 歌合戦については、以前別のエントリのコメント欄で話していたことでもあり、大きな期待をしていた一方で、正直に言えば私は、プレアイドルまたは地下アイドルのイベント ( …の中でもあまり上等でない ) のようなものになってしまわないかと、少々心配もしていたのだった。ファンクラブイベントという気安さで、ファンと馴れ合うような空気になってしまうのではないかと思ったのだ。しかし、それはまったくの杞憂だった。多少のぐだぐた感はありつつも(笑)、さすがに半年ないし 10 か月の間、ステージに立ち続けて来たメンバーだけあって、上手い下手は別にして、きちんと客に見せ、聴かせるということを意識した歌い方になっていたと思う。

 歌合戦では、16 人が 8 人ずつ、紅白 2 組に分かれ、1 人ずつカラオケで、AKB48 以外の楽曲を歌っていった。イベント開始時には各チームのアンコール時の T シャツ衣装だったが、歌う際には衣装を着替えて出て来た。衣装自体は通常の劇場公演で使われているものだが、チーム A メンバーがチーム K 衣装を着たり、その逆、また同じチームのものでもそのメンバーが通常の公演では着ることのないものを着ているのが良かった。一部メンバーはさらに、たとえば「Bird 衣装 + 投げキッス帽子」のようなアレンジもあった。

 16 人分全部についてをコメントすることはできないが、印象に残った人とポイント。歌った順番とは違うので念のため。平嶋夏海さんは AKB48 浴衣をちょっと変わった着方で ( 動きやすいように工夫したのかも )、歌も上手いとは言えないが元気に歌って客席の温度を上げ、トップバッターとしては良い仕事。奥真奈美さんは「誰かのために」衣装がかわいらしく、歌は歳の割になかなかしっかりしていた。渡邊志穂さんは「Blue Rose」の衣装がキマリ過ぎ。駒谷仁美さんは「禁じられた2人」の短いドレス、歌もヲタ好きのするノリのセリフ入りのもので、ピンクの本領発揮。増山加弥乃さんは「ライダー」の白衣装がかわいく似合って、歌も予想以上の上手さ。いや曲が私の世代の知っている「I'm proud」だったからというひいき目ではなく(笑)、特に高音域をしっかり歌い切れていたのが良かった。

 今井優さんは前述の「Bird 衣装 + 投げキッス帽子」で、なかなか歌唱力があるところを示した。佐藤夏希さんも結構難しい曲 ( 椎名林檎さんの曲だったかも ) を達者に歌いこなしていた。大堀恵さんは「蜃気楼」衣装が似合い過ぎでかわい過ぎ。歌声はちょっと弱めだったが、曲が「元気を出して」だったので、歌詞の内容と相俟って雰囲気は良かった。浦野一美さんは、浜崎あゆみさんの曲だったと思うが、意外なほど強い歌声で、しかもカッコイイ雰囲気で歌ってみせた。失礼ながら私は「どーせ MIHO さんはディズニーソングとかなんじゃない?」などと思っていたのだが、まったくの予想外で驚きつつ、思わず見とれてしまったのだった。

 そして圧巻はトリの 2 人。増田有華さんについては、声量もあり、ていねいに歌っていて、私はもう口をあんぐり開けながら聞き入ってしまったほど。先日「禁じられた 2 人」での代役を聴いた時にも、増田さんの歌唱力はすごいとは思っていたのだが、そうした予想をさらに上回る上手さ。大トリは星野みちるさんが「禁じられた2人」のロングドレスで、MISIAさんの「Everything」を。さすがに「歌に命賭けてます」と公言しているだけあって、客席を圧倒する歌声だった。声量がずば抜けているとか、飛びきり高音がきれいとかではないのだけれど、あの難しい曲を、しっかりと「星野さんらしく」歌いつつ、きちんと「聴かせる」クオリティに仕上げていて、すばらしかった。

 この 2 人の時は、良い意味で客席が黙ってしまっていた。ケチャ ( 歌い手に向かって手を差し伸べるような動作 ) はおろか、手拍子すら忘れてしまうほど聞き入っていたのだ。いつもは騒がしいコールをするファンも、星野さんをいじろうとする厄介なファンも、あの時は歌の力に気圧されていたと思う。それで良いのだ。ステージの上の人たちは、ステージの上でのパフォーマンスによって客を魅了することが大事なのだ。

 増田さんについては、歌に説得力があるという感じで、後で友人と「あれを聴いちゃったら有華に転ぶヲタが出るよね」「推しチーム変えてでも転ぶ人も出るんじゃない?」と言い合った。また星野さんについては、A-1st での歌を聴いたことのない人たちにとっては、星野さんについての印象と評価を一変させるものになったはずだ。いや、ユニットシャッフル後の「クラスメイト」はもちろん、12 月の「あなたとクリスマスイブ」を聴いていた私にとっても、改めて星野さんの実力を思い知らされた 1 曲だった。星野さんが AKB48 をやめなくて、本当に良かったと思う。彼女のためにというより、それ以上に AKB48 全体と、私たちファンのために。

 そういうわけで、屋台は楽しく、また歌合戦は予想以上の収穫があり、良いイベントだったと思う。歌合戦はあんまり頻繁にやるとダレて来ると思うが、数か月に 1 回くらいなら良いのではないか。ぜひまたやって欲しい。

 余談その 1。歌合戦の司会は体操服・体操帽で顔を半分ずつ紅白に塗り分けた戸賀崎氏だった。メンバーに罰ゲームとして一発芸を命じたら、客からお手本コールが起き、缶ビールを 3 秒で飲み干すという芸を見せてくれた。缶から一気に飲み物が「落ちて」来る理由は説明があったが、どーやって飲み込むんだろう。

 余談その 2。FC サイトの FC 告知スペシャル映像は、帰って来た後にやっと見た。まあ私の場合、劇場好きだから、あんまり動画を重視してないってのもあるんだけど。削除される前に見られて良かった(^_^;)。

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2 コメント

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Unknown (banzai)
2006-10-23 07:30:04
とりを務めた二人は圧巻でしたね。

彼女達の夢。歌手であれ、女優であれ、マルチタレントであれ、一期生、二期生ともに選ばれた彼女達ですし[才能][可能性]があるのは間違いない

事実ですよね。

我々、ファンは一人でも多くのメンバーの夢が

叶うよう応援するしかないのも事実ですが・・



カギさん。途中、文章をはしょってますが、ご理解頂けるかと^^

コメントありがとうございます (カギ)
2006-10-28 08:31:04
 コメントありがとうございます。お久しぶりですよね。

 彼女たちは夢を持っていて、才能も可能性もある。でも成功できるかどうかは、運とかめぐり合わせといったものもありますからね…。

 運がめぐって来るまで、あきらめずに待つことも重要ですから、ファンとしてできることは「あなたが頑張りながらチャンスを待っていることを知っているよ」と伝えてあげることなのかなあと思っています。

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