AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

在宅だったので

2008-08-14 01:48:59 | Weblog
 8/13(水)は私は「劇場に行かない日」と決めて、1 日在宅で休養していたので、人から聞いた話で書いてしまうことになるが、まあ「起きた事実」はシンプルで間違いようのないことなので良いだろう。8/13の 3 回目 ( 19:00~ ) で、とうとうアンコールがかからないまま場内の照明がつけられてしまったのだという。聞いた話では、暗転後、約 3 分だったという。

 今、私は「とうとう」と言ったが、実を言えば私自身は先日の研究生公演を見て予感はあったし、むしろそうすべきだと思っていたところがある。1 つは、アンコールを必ずかけるなんていう「お約束」は、どこにもない、という意味で。もう 1 つは「誰かが」かけると思っていると、誰もかけないことがある、という意味で。

 私は 8/10(日) 2 回目 ( 15:30~ ) の研究生公演を見ているのだが、この時はなんと、4 分以上、アンコールがかからなかった。正確に言っておくと 13 曲目の後、最後の 1 人が袖に入ったのが 17 16:55:45 で、センターブロック立ち最前あたりの客が小さな声で「アンコールやらせていただきます」と言ったのが 17 16:59:52 である。私は劇場の中にいたので、自分でアンコールをかけても良かったのだが、この時はあえて様子を見ていた。もし客がアンコールを求めないなら、それはそれで一つの答えなのではないかと思ったのだ。

 そういうわけで、とうとう本当にアンコールがかからないまま終わった日があるということについて、特別な感傷はない。あえて言うと「あの状態でそれを経験させられるのは、ちょっと気の毒だな」という気がする程度。本当はここで、研究生の皆さんに向けて「あの劇場の客は厳しいから、あなたたちが十分なパフォーマンスをしなければ、アンコールをしないこともあるのだ」みたいな説教をブチたいところではあるのだが、私の感じていた範囲で言うと、それもちょっと違うような気がするのだ。

 先に建前論を言っておくと、理由はどうあれアンコールが必ずかかるという「お約束」が、どこにもないのは事実だ。その点については研究生の皆さんにとっては、悔しさとともに記憶してもらって良いとは思う。最近の劇場の様子からすると、例えば 8/10(日)の 2 回目もそうだったけれど、誰かが口火を切りさえすれば、アンコールの声はそれなりに大きいのが普通だ。そうすると「ステージを見て楽しくて、夢中で思わずアンコールをかけてしまった」みたいな人が、ほとんど誰もいなかったということは否定できないのだろう。それほどの感動を客の中に呼び起こすだけの何かが、やっぱり研究生ステージには足りなかった、のかも知れない。

 しかし、気の毒だなと思うのは、本当はアンコールをかけたい、あと何曲かを見たい聴きたい客がほとんどだったのだろうけれど、それを言い出さない、言い出せない人が多かったんだろうな、ということだ。どうも最近、研究生公演に限らないけれど、一部の客が常連ヅラをして仲間内でツルみつつ、暗転後に下手な売名行為をしたり、誰がアンコールをかけるかで譲り合うような変な空気が流れていることが多いからだ。あげく、そいつらが意図しなかった人がアンコールをかけようとすると「えー」と言ってみたり、潰しにかかったり。それでますます「普通の」ファンがアンコールをかけるのに躊躇するような空気が助長されていた。

 アンコールなんか誰がどうかけたって良いではないか。まあ、MVP がいたらやらせてやろうとか、1 日支配人がいたらやらせてやろうということなら分からないではないが、それも譲り合いになってしまうと興ざめだ。もしステージを見て、良いなと思ったら、率先して大きな声でアンコールをかければいいのだ。

 もう一つ、逆の意味で「それはどーなのよ」と思うのは、たぶん客の側にも「どうせ誰かがアンコールかけるでしょ」とか「どうせ劇場はアンコールやるんでしょ」というような、他人任せのところがあったんだろうな、ということだ。別にそれが悪いとは言わない。それも客としての自由だと思う。ただ、あの劇場を少しでも知っている人なら、あそこは客にも主体的に「参加」を求める場所で、またそうした方が楽しいということも分かっていることだろう。そしてたぶん、そういうことを良く知っているはずの古参とか常連とかいった人たちも、その公演にはそれなりに入っていたに違いないのだ。

 アンコールがなかなかかからずに数分が過ぎた時、このままだとアンコールなしになる…と思ってアンコールをかけることは、劇場の中にいる客なら誰にだってできたはずだ。つまり、そういう人たちは、分かっていて「あえて」アンコールをかけないという選択をしたか、もしくは、もともとそういう他人任せな見方しかしていない人の、どちらかなんだろうと思う。だとしたら、少なくともその公演で中に入っていた人が、アンコールなしという結果について文句を言うことはあり得ないと思う。

 せめて、場内が明るくなった瞬間、これはまずい! と思ったら、あわててそこから一声「アンコール」と叫ぶことは、できたんじゃないのだろうか。そういう人すら、誰もいなかったのかなあ。まあ、客席を明るくしちゃってから声上げても、もう済んだ話でしょ、って気もするけど。この点については、私は現場にいなかったので、実際どうだったんだか分からない。

 長々と書いてしまったが、結論として、AKB48 劇場に予定調和はない、ということを、メンバー・研究生、そして客の側も、改めて胸に刻んでおくと良いのだと思う。

※2008-08-14 03:53 訂正
 おやつ公演の中の時刻について 17 時台にしてしまっていましたが、16 時台の間違いでした。当該箇所に取り消し線を入れて修正しました。

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-08-14 02:13:25
常連以外がアンコールをかけるのに躊躇するような空気を確かに強く感じます。
今回の件で、自分らが仕切っていると勘違いしているような人々の意識が変わればいいのですが。
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同感ですが (のぞみすと)
2008-08-14 02:56:07
Unkownさんと同意見です。
しかし、運営側がその件について注意喚起しようとした結果がこれであれば、あまりにもお粗末で、研究生にとっても不幸です。一般客(敢えてこの様な表現をさせてもらいますが)もトバッチリを受けてしまいました。
結果的には、運営側の不手際と言えるでしょう。
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アンコールは... (その場にいた人)
2008-08-14 03:20:07
アンコールは明るくなった段階でかかりました。
その後放送で2回本日の公演は終わりとのアナウンスがありましたが、アンコールは続き帰るヲタも少ない状態でした。
さらには、ステージに劇場の人が出てきて説明するも再度アンコールが起こりました。
それでも強行で中断したというのが自分の印象です。
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なるほど (カギ)
2008-08-14 04:27:55
 コメントありがとうございます。入っていた方のコメントやレポートを見て、状況がだいぶ分かってきました。

 ごく普通に考えれば、3 分もアンコールの声がなくしーんとしていたら、アンコールなしと判断すること自体はおかしくないと思います。ただ今回の場合、何の根拠もありませんが、3 分と決め打ちにして「狙って」いた印象は否めませんね。私が実測しているように 4 分の時もあったわけですから ( 本文中、時刻を間違えていたので訂正しました )、そのあたりから検討して「準備」していたのかも。だから、3 分過ぎて「アンコールなし」と決めた後は、テコでも動かないという結果になったような気がします。

 そういう意味も含めてになりますが、エントリ本文にも書いたように、私は起きるべくして起きたことだったという気がしています。2 年前の A-2nd の「高みな涙のアンコール事件」の時から、そういうことが起き得る場所だというのは、古参常連系の人は分かっていたことだと思うんですよね。喉元過ぎれば…というところが、客の側にもあったんじゃないのかなあ。2 年前も、常連ヅラした変なやつらが我が物顔にのさばって、客席がいやーな雰囲気になっていた時期でした。今回も売名厨がアンコールを私物化していたから起きた…なんてことは、まあたぶん、当の本人たちは全く気がつかないんでしょうけどね。そういう人ほど他人のせいに、特に劇場側のせいにしたがるでしょうから。

 でも、今回の件でちょっと嫌な感じがするのは、客が「しまった!」と思って、遅ればせのアンコールをしたのを無視した、というところですかね。もし「アンコールが一定時間かからなければ、やらない」ことで何らかの「効果」を狙ったのだとしても、いったん「なし」としてメンバーが泣いたところで、もう十分だったのでしょうから、せめて「それではお客さまの暖かい気持ちにお応えするために、通常アンコール 3 曲のところ、1 曲だけ歌うことにさせていただきます」として、メンバーの衣装換えと泣き顔を直すためにスクリーン上映を挟んで、最後に「何て素敵な世界に生まれたのだろう」でしめれば、少なくとも客にとっては決定的に嫌な思い出にならなくて済んだだろうに、という気がします。そういう判断を下せる人 ( 状況を理解して対応策を考える能力があり、実際にそうする権限もあるという意味で ) が現場にいなかったと思われる点は残念ですね。
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