冒頭からいきなりで恐縮だが、一言で言うと
「神公演キターー!」
になると思う。実を言えば、これをエントリのタイトルにしようかと思ったのだが、きっとあちこちのブログでこのタイトルが並ぶに違いないと思ったので、あえて普通のエントリ名にしておいた。
今日の昼、公開ゲネプロを見た。ゲネプロといっても関係者はごく少なかったようで、客席はファンで埋め尽くされているのだから、実質的な初演じゃないかという気もするわけだが、私の建前としては、たとえ公開でもゲネプロはゲネプロであり、公演としての「初日」ではない、という立場なので、あくまでも「プレ」第一印象ということで書いておきたい。
セットリストとしては過去最高と言っても過言ではない内容だと思う。1 曲目から「ぇ、これって本編最後とかアンコールとかで使うような曲じゃないの?」と思ってしまうほどのクオリティ。ところが、その高揚感をさらに引き上げられる曲が続く。ユニットもアップテンポな曲続きで、それでいてワンパターンにならないような、雰囲気の違う曲調と歌詞と衣装が入れ替わり立ち代わりといった感じ。息をつく暇もないくらい目をひきつけられ、心を奪われる。そしてしみじみと歌い上げて終わる本編。すばらしい。そしてアンコールがまた楽しい。チーム B のナショナリズム ( って変な言い方なのは百も承知しているが、チーム B 最高! っていう考え方のことだと思っていただきたく ) を高揚するような曲。そして「チーム B らしさ」ってこういうことなのかな、という印象を象徴するようなアンコール最後の曲で終わる。ゲネプロは特別にこの後「桜の花びらたち」を歌ったけれど、本来のセットリストだけで十分過ぎるほど満足できる。
フリつけについては、ひまわり-2nd とはまたさらにちょっと違う印象を受けた。変に走り回るところがないし、ステージの幅と奥行きを十分に使い切ったフォーメーション。柱の存在にも配慮して、ユニット曲でも上手・下手にそれなりに行っている時間がある。センターと柱の外でまるで別のフリが同時展開されている、というようなパターンは少ないが、少しはそういう時間もある。一方ではごく短時間だが、センターに思い切り厚みを作る時間もあったりする。ので、全般的に、どこで見てもその場所なりに楽しめそうな感じ。特定メンバーが上手・下手に偏るといったことも、まだゲネプロを 1 回見ただけの範囲ではあるが、特に気になる事例はなかった。フリの細部に散見される、歌詞の内容と連動するフリの「記号」について言えば、夏先生とも違うけれど、ひまわり-2nd とも違う気がした。むしろひまわり-2nd よりも、いくらか夏先生風に近い。以上を踏まえて言うと、ひまわり-2ndの人が意識してあえて夏先生風を取り込んだか、またはさらに別の、第 3 の人が振り付けを担当したのかなという気がした ( あくまでも妄想 )。
あと気がついたこととして、以下のようなことがあった。もっとも、初見での印象なので、私が見間違えたり勘違いをしている可能性もあるということで。
・出番の偏りがごく少ない。一応、何人かはセンターで目立つことが多いのだけれど、「推され」「干され」と言うほどの差がない。
・全員曲でのソロパートが少なく ( 特に冒頭 4 曲 )、全員ユニゾンが圧倒的に多い。また、ユニットを含め、ハモる部分も少ない印象。
・フリはミスがあってもアラが目立ちにくい。と言っても悪い意味ではなく、むしろ良い意味で。
ゲネプロなので、メンバーの出来についてどうこう言うのは避けたいところだが、全般的なことをざっくり言うなら、さすがに初めてのオリジナル公演ということで、全員、非常に良い状態で公演に臨んでいるように見えた。細部のミスはあったように見えたが、前述のようにアラが目立ちにくい振り付けのために、ほとんど気にならない。ただ、これだけ素晴らしい曲揃いなので、あえて厳しいことを言うと、まだ楽曲に「負けて」いる。楽曲を歌いこなし、演じ切っているというよりも、楽曲の良さに引き上げられている段階という気がする。それが悪いということではない。今は最初なので、それでも良い。ただ、ここからどう「上げて」行くか、自分たちの力を伸ばしていくかが、とても重要になるということだ。そしてたぶん、それはメンバーが「チーム」としての一体感の中で、一緒に考えていかなければならないと思う。
強いて難点があるとすれば、飽きやすい可能性がある、ということだろうか。ほとんどの客は、初見からガツンと来てタカマって、そのまま夢中になって何度も見てしまうだろう。並びがなくなったことで、いくら必死でもそうそう連続では見られないだろうが、それでも繰り返し何度も見たくなり、そして実際に見ることになるだろう。そうすると、最初の高揚感が大きいだけに、「それ以上」の感激というのは、なかなか得がたいことになるだろう。メンバーにとっての課題は、そこで、前回より今回、昨日よりは今日、より良いパフォーマンスを見せ続けていけるかどうかになる。確実に成長し、ステージのクオリティを上げて行けるかどうか。その点にメンバー全員が心がけ、互いに刺激しあいつつ協調していければ、この公演は、きっとチーム B メンバーの力を大きく伸ばしてくれるだろう。
すばらしいセットリストをもらったチーム B のみなさん、おめでとう。あなたたちはこれほどまで大事にされ、それだけ期待もされているのだ。紅白にまで出たほどの人たちに言うのは妙な気がするが、これでやっとチーム B は、輝く道の入り口にたどり着いたように思える。だが、あなたたちの勝負は、むしろこれからだ。輝く道を進むことは、決して楽なことではない。それほどの期待に応え続けて行くのは大変なことで、時にはつらいことさえあるかも知れない。だが、どうかこの幸運を十分に活かし、踏み外すことなく、高みに向かっていって欲しい。
「神公演キターー!」
になると思う。実を言えば、これをエントリのタイトルにしようかと思ったのだが、きっとあちこちのブログでこのタイトルが並ぶに違いないと思ったので、あえて普通のエントリ名にしておいた。
今日の昼、公開ゲネプロを見た。ゲネプロといっても関係者はごく少なかったようで、客席はファンで埋め尽くされているのだから、実質的な初演じゃないかという気もするわけだが、私の建前としては、たとえ公開でもゲネプロはゲネプロであり、公演としての「初日」ではない、という立場なので、あくまでも「プレ」第一印象ということで書いておきたい。
セットリストとしては過去最高と言っても過言ではない内容だと思う。1 曲目から「ぇ、これって本編最後とかアンコールとかで使うような曲じゃないの?」と思ってしまうほどのクオリティ。ところが、その高揚感をさらに引き上げられる曲が続く。ユニットもアップテンポな曲続きで、それでいてワンパターンにならないような、雰囲気の違う曲調と歌詞と衣装が入れ替わり立ち代わりといった感じ。息をつく暇もないくらい目をひきつけられ、心を奪われる。そしてしみじみと歌い上げて終わる本編。すばらしい。そしてアンコールがまた楽しい。チーム B のナショナリズム ( って変な言い方なのは百も承知しているが、チーム B 最高! っていう考え方のことだと思っていただきたく ) を高揚するような曲。そして「チーム B らしさ」ってこういうことなのかな、という印象を象徴するようなアンコール最後の曲で終わる。ゲネプロは特別にこの後「桜の花びらたち」を歌ったけれど、本来のセットリストだけで十分過ぎるほど満足できる。
フリつけについては、ひまわり-2nd とはまたさらにちょっと違う印象を受けた。変に走り回るところがないし、ステージの幅と奥行きを十分に使い切ったフォーメーション。柱の存在にも配慮して、ユニット曲でも上手・下手にそれなりに行っている時間がある。センターと柱の外でまるで別のフリが同時展開されている、というようなパターンは少ないが、少しはそういう時間もある。一方ではごく短時間だが、センターに思い切り厚みを作る時間もあったりする。ので、全般的に、どこで見てもその場所なりに楽しめそうな感じ。特定メンバーが上手・下手に偏るといったことも、まだゲネプロを 1 回見ただけの範囲ではあるが、特に気になる事例はなかった。フリの細部に散見される、歌詞の内容と連動するフリの「記号」について言えば、夏先生とも違うけれど、ひまわり-2nd とも違う気がした。むしろひまわり-2nd よりも、いくらか夏先生風に近い。以上を踏まえて言うと、ひまわり-2ndの人が意識してあえて夏先生風を取り込んだか、またはさらに別の、第 3 の人が振り付けを担当したのかなという気がした ( あくまでも妄想 )。
あと気がついたこととして、以下のようなことがあった。もっとも、初見での印象なので、私が見間違えたり勘違いをしている可能性もあるということで。
・出番の偏りがごく少ない。一応、何人かはセンターで目立つことが多いのだけれど、「推され」「干され」と言うほどの差がない。
・全員曲でのソロパートが少なく ( 特に冒頭 4 曲 )、全員ユニゾンが圧倒的に多い。また、ユニットを含め、ハモる部分も少ない印象。
・フリはミスがあってもアラが目立ちにくい。と言っても悪い意味ではなく、むしろ良い意味で。
ゲネプロなので、メンバーの出来についてどうこう言うのは避けたいところだが、全般的なことをざっくり言うなら、さすがに初めてのオリジナル公演ということで、全員、非常に良い状態で公演に臨んでいるように見えた。細部のミスはあったように見えたが、前述のようにアラが目立ちにくい振り付けのために、ほとんど気にならない。ただ、これだけ素晴らしい曲揃いなので、あえて厳しいことを言うと、まだ楽曲に「負けて」いる。楽曲を歌いこなし、演じ切っているというよりも、楽曲の良さに引き上げられている段階という気がする。それが悪いということではない。今は最初なので、それでも良い。ただ、ここからどう「上げて」行くか、自分たちの力を伸ばしていくかが、とても重要になるということだ。そしてたぶん、それはメンバーが「チーム」としての一体感の中で、一緒に考えていかなければならないと思う。
強いて難点があるとすれば、飽きやすい可能性がある、ということだろうか。ほとんどの客は、初見からガツンと来てタカマって、そのまま夢中になって何度も見てしまうだろう。並びがなくなったことで、いくら必死でもそうそう連続では見られないだろうが、それでも繰り返し何度も見たくなり、そして実際に見ることになるだろう。そうすると、最初の高揚感が大きいだけに、「それ以上」の感激というのは、なかなか得がたいことになるだろう。メンバーにとっての課題は、そこで、前回より今回、昨日よりは今日、より良いパフォーマンスを見せ続けていけるかどうかになる。確実に成長し、ステージのクオリティを上げて行けるかどうか。その点にメンバー全員が心がけ、互いに刺激しあいつつ協調していければ、この公演は、きっとチーム B メンバーの力を大きく伸ばしてくれるだろう。
すばらしいセットリストをもらったチーム B のみなさん、おめでとう。あなたたちはこれほどまで大事にされ、それだけ期待もされているのだ。紅白にまで出たほどの人たちに言うのは妙な気がするが、これでやっとチーム B は、輝く道の入り口にたどり着いたように思える。だが、あなたたちの勝負は、むしろこれからだ。輝く道を進むことは、決して楽なことではない。それほどの期待に応え続けて行くのは大変なことで、時にはつらいことさえあるかも知れない。だが、どうかこの幸運を十分に活かし、踏み外すことなく、高みに向かっていって欲しい。
文章での表現が巧妙でその感動が伝わってきました。
自分も3rd公演観に行ければと思います。
この文章とても同感できます。
的確な意見ですね。
十分過ぎる栄養を持った楽曲達をもらって、素晴らしい成長をしていくことを願っています。
この公演でみなさんが確固たる個人を確立させてくれることを祈ってます。
チームBは他のチームに比べて素直な子が多いんです。
それが今回の公演ですごくいい意味で現れてると思います。振り付けのフォーメーションもこの曲で一番輝ける子をセンターにもってきたりしてます。キス損の田名部、Two Yearsの柏木、命の平嶋、マーメイドの早乙女、テレポートの多田、仲川書き出したら切りが無いですがそれぞれがとてもいいですね。楽曲は初日の歌詞も曲も夢を諦めずようやくできたオリジナルセットリストというBらしい曲に始まりアンコールも王道のアンコールらしい白いシャツで終わる。大きなホールのコンサートに足を運んだ清清しい気持ちでお客さんは帰ってゆくのでは無いでしょうか?!