AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

ファーストコンタクトの衝撃

2005-12-30 14:19:33 | Weblog
今日も動けないので、こんなところにぐだぐだ書く。もっとも、批判的なことばっかり書きたいわけでもないので、私が AKB48 に出会った時の衝撃を思い起こしつつ書いてみることにする。ずいぶん前のような気がするが、まだ 3 週間も経っていないんだよなあ。

12 月 11 日に秋葉原の駅前と路上をぶらついていた。それは行きつけの店でウェイトレスをやっている子たちが、別の仕事で冊子の路上配布をすると聞いたので、冷やかし…もとい、応援(笑)に行ったのだ。なので、秋葉原駅前で、その子たちが配布しているところからちょっと離れて「ああ、頑張っているなあ」と眺めていたのだが、その時ちょうど目の前にいたのが、AKB48 のスタッフジャンパー (銀色っぽいもの) を着た女の子だった。今考えると、その子はずいぶん若くて、かわいい子だったので、ひょっとすると 2 軍の子だったりしたのかなあという気もする。まあその時はそんなことは考えなかったわけだが。

で、48 という数字に何となく憶えがあったので、そのチラシを 1 枚ください、と言ってもらって、その女の子に「これって秋元康さんの?」と聞いてみたら、そうだと言う。数日前にアサヒ・コムに配信されていた日刊スポーツの記事をちらっと読んでいたのだが、アイドルにも秋元康という名前にも、もはや大した関心はなかったので、それがいつから始まったのかということまでは憶えていなかったのだ。

そのチラシをくれた子に、13 時から公演があります、と聞いたのが 12:50 頃だったので、じゃあ話のタネに 1 度くらい見に行ってみようか、と思って劇場まで行ってみた。そういやこの建物には T-ZONE ミナミだった頃に足踏み入れて以来かもなあ、などと考えながら 8 階まで。チケットを買って劇場の中に入ると、ガラガラ(^_^;)。確か 3 列目の真ん中あたりに座った気がする。秋元康プロデュースでもこの空き方か! などと驚いているうちに始まりそうな気配。その時点で客席は 20 人ちょっとしかいなかった。

音楽が鳴り始めて、ステージが始まって…ああ、こういう雰囲気って久しぶりだなあ。私の少ない経験の中では、TPD が毎週末に原宿 RUIDO で歌い踊っているのを見に行っていたのと近い感覚。歌が始まるともう、なんと言うか安心して入り込める世界。そうそう、こういうのが良いんだよ懐かしい感じ。これってオリジナル曲なんだろうな。もう顔がニコニコしてしまうのが自分でも分かる。ああなんか見るからにコドモが 1 人いるなあ、でもあの子とあの子も中学生くらいだろうし…などと思いながら、きょろきょろと見る。

で、女の子たちの自己紹介 MC。歌ではそれなりにちゃんとしてたのに、MC はもー、あからさまにシロートな感じ(笑)。まあそれも良いのかな。そうか、20 人もいるのか…でもこんなに客少なくて大丈夫なのかなあ、舞台の上より客席の方が辛うじて多いけど、スタッフまで入れたら絶対に客の方が少ないよなあ…。さすがに秋元康の名前だけじゃ客は来ないのかなあ (失礼、でもその瞬間はそう思っていたので)。

で、また曲。うわっ、このスカートひらりってヒキョーな…(^_^;)。あ、ちょっとしっとりした曲もあるのね。おや、弾き語りができる子もいるのか…。TPD でも大藤 (2 軍) が弾き語りやっていたなあ。おやおや、今度はお色気っぽいし、いろいろあるんだねえ。おっ、この曲はちょっと良いかも。で、そうこうしているうちにまた MC。うわー、このお約束でぐだぐだなしゃべりは学芸会だなあ(^_^;)。でも「それもまたカワイイ」ってやつか。

しかし、曲がりなりにも平静を保てていたのはここまで。この後の 2 曲でもう完全に崩壊(^_^;)。負け負け。どっちも名曲過ぎ。1 コーラス目で脳天ガーンと殴られて、2 コーラス目ではもう一緒に口ずさみたくなっていた。あまりにも王道、あまりにも分かりやすい。でも安っぽい分かりやすさとは違って、きちんとある程度の品がある。制服風の衣装も、それまでのも良かったけど、この 2 曲用は特に秀逸。もう曲の世界に入り込んでぼーっとしてしまい、いい歳をして恥ずかしいが、目頭が熱くなるような感覚だった。涙流すほどじゃないけど、本当にじわっとにじむくらいにはなっていた。

そして女の子たちが手を振りながらステージの裾に消えていく…うわー、こりゃとんでもないモノに出会っちまったわ…(^_^;)。でも、なんかちょっと物足りない。もうちょっと何か聴きたい、見たい気がする。お約束としてじゃなく、自然な気持ちでアンコールの手拍子が出ていた。まあお約束としてのアンコールもあるんだろうなというのはすぐに気付いたが (この時点ではまだパンフレットを良く見ていなかった)。

そしてアンコール。わはは、こう来たか。でもこの子たち、ここで名前が出ている店のほとんどは知らないだろうなあ。これがテーマソングだろうに、ここで初めて出すってのもあざとい構成だこと(笑)。続いて、おお、これを全員で歌うのか。なるほど、別にスカートが実際にひらりとするかどうかが問題じゃないんだな。そして最後の曲。うわわわわ、もうダメ(^_^;)。サビのところでは思わず手が動いてフリまねしていたような気がする。もともとそんなことする習慣はない、というよりむしろ「あえてしない」くらいなのに、これはもう、自然に手が動いてしまう。曲が終わるのがすごく惜しい。そして消えていく歌姫たち。終演。

ふう。すげえ。これほどのものを、たったこれだけの客数で見て良かったんだろうか。何かものすごくレアなものに立ち会っちゃったんじゃないか。日曜日だってのに舞台と客席とどっちが多いか、なんていうのは、あっという間に伝説になりそうだな。いやそんなことはどうでも良い。とにかくコレはすごく良い。久々に血潮が騒ぐ。あんまり好みの子はいなかった (というか、すでに自分の視線が「姪っ子を見る叔父さん」的なものになっていることに気付いた) が、そんなことはどうでも良い。この楽曲クオリティはどうだ、このステージングはどうだ。いくらか拙さも残るが、それなりにレッスンを積んでいるらしい女の子たちの真剣な頑張りはどうだ。これはもう見続けるしかないだろう。ハマり決定。

…といったようなファーストコンタクトだったのだった。その後、合間にパンフレットを熟読したり、Web で AKB48 情報を確認したりしつつ、16:00 と 19:00 の回も見たのだが、その話はまたいずれ。

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6 コメント

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Re: はじめまして (カギ)
2005-12-31 01:51:49
AKB49 さん、はじめまして。コメントありがとうございます。



昔誰かに「アイドルと言うのは、あの年頃 (10 代後半を中心とした年齢層) の女の子たちだけが持つ魅力を最大限に発揮させる装置なのだ」という話を教えてもらったことがあるのですが、AKB48 は正にそういう感じですよね。



CD などが先に出ていないというのも、良い意味での飢餓感が煽られて、うーん、上手いなあと思いつつ、それにまんまと乗せられちゃうんですよねえ(^_^;)。むしろ喜んで乗っちゃうというか(笑)。

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はじめまして (AKB49)
2005-12-31 01:37:10
熱い思い、共感できます。

自分もたぶん娘の父という頃合だと思うのですが、ほんとうに、そんなことはどうでも良い。これははまってます。

もう(というかまだ)3度ほどしか通っていませんが、楽曲がCDやDVD化されないこともあってか、脳味噌に直接焼き付けるしか無いんですね。その感覚が昔懐かしいのかもしれません。これからも拝見させていただきたいと思います。
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Re: はじめまして (カギ)
2005-12-31 01:31:54
ゆたかのさん、コメントありがとうございます。



ファーストインパクトを書くのは気恥ずかしい思いもあったのですが、正直に書いてみました(^_^;)。でも、皆さんがおおむね同じように感じられていることが分かったので、書いてみた意義があったかなと思っています。



人の心を動かす仕事というのは、計算だけでできるものではないのだけれど、それでも、才能のある人たちが、ていねいな仕事をしているというのは、やはり大事な要因なのかなと思います。



それともう 1 つ大事なことは、たぶん、作っている人たち (の中でも特に、秋元先生) が、良い意味で「楽しんで」作っていらっしゃるのだろうなあ、と。そのあたりのことは、また改めて私見を述べてみたいと思っています。

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はじめまして (ゆたかの)
2005-12-31 00:55:35
どうも初めまして。

みんな最初は同じなんですね。

初めて来た人に感想を聞きましたが何人かが「これ、ヤバいね」って楽しそうに言いました。

手が動いちゃう曲というのも久しぶり。

やはり全体を細部まで真面目に作っている点が気持ちよく見れることなのかなと感心しました。

「青空」は歌詞を起こしてみたら泣きました。いいとしこいて(笑)。



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みんなそうでしょうね(^_^) (カギ)
2005-12-30 20:39:19
 私が誘って連れて行った友人たちも同じようなことを言います。ほとんどの人がそうなんじゃないでしょうか。

 それだけ多くの人の心に素直に入り込めて、耳に残り、思わず口ずさんだり手が動いてしまったりする…紛れもない名曲ですよね。来年前半を代表するヒット曲になるだろうと思っています。

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同感 (わな)
2005-12-30 15:54:01
「思わず手が…」のくだりに同感です。私も「あえてしない派」だったのですが、催眠術のように手が上がっていくのを押さえられませんでした。昨日の今日ですが、いてもたってもいられません。今日も行ってきます。おかしいこんなはずは。
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