AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

さらなる進化を遂げつつあるえれぴょんがすごい

2008-06-01 23:40:02 | Weblog
 小林さんの生誕祭は見られなかったが、K-4th 2 日めも公演を見て来た。引き続き抽選に干され、さすがに 20 順以内にはなったものの、センターブロックには座れるはずもない程度。初日、2 日目の計 4 回、FC と一般で計 8 通のメールを出したのに、キャンセル待ちにすら引っかからず全部外れた、という人も少なくないと聞く中で、2 日続けて見られただけで十分幸せと言うべきだとは思いつつ。

 2 日めについても、そういうわけであまり良い場所で見たわけではない。いつものお断りだが、たまたま私のいた場所で、私にはそのように見えた、私にはこのように感じられた、ということを述べるだけなので、見解の相違はきっとあろうかと思う。そういう時に「自分にはそのように見えなかった」というコメントをしていただくことは構わないけれども、穏当な言葉遣いでお願いできればと思う。

 さて、昨日はいくらか出力を加減して様子を見ていた印象のあった大島優子さんが、2 日めになって、さすがに本気を出して来たように思えた。こうなると、安心して見ていられる感がある。私が大島(優)さんをほめるくらいなので、まあかなり出来が良かったと思っていただいて間違いない。大島(優)さんは以前、と言ってもいつだったか正確には記憶していないし、言い回しも正確には記憶していないのだが、確か「私を嫌いな人にも『優子はすごい』と言わせられるようになりたい」みたいなことを言っていたように思う。私としては、まさに自分がそういう一人になっているようで、ちょっと悔しいような気もするのだが、いや、それでもやっぱり、出来の良い時の大島(優)さんはすごいんである。できれば、いつも私がそう認めざるを得なくて悔しい思いをするくらいだと、もっと良いんじゃないかなあ、とは思うけれど。

 それ以上に私が驚いたのは、えれぴょんこと小野恵令奈さんである。これまでもステージには真摯に、いつも全力で取り組んで来た人ではあったし、表現力もそれなりにあったと思う。だが、初日、そして 2 日目と続けて見て思ったのは、K-4th になって、そのえれぴょんがさらに表現力を一段上げて来た、もしくは、上げようとしているということだ。ユニット曲「初恋泥棒(仮)」では従来と同様に「かわいらしい子どもキャラ」として振る舞いながら、やや大人っぽい内容の歌詞の曲では、きちんと歌詞を消化した表情で演じている。

 そして「私の」妄想では、これは単に使い分けがうまくなって来たとか、ちょっと器用になって来たとかいうレベルの話ではないような気がするのだ。小野さんが演じ手として、さらに表現レベルを上げている瞬間を見ているような思いがするのだ。たぶん、これからしばらくの間は、小野さんがもう一段高い水準へと飛躍するプロセスを目の当たりにできる公演になるのではないかと思う。こういう例えは女の子に嫌われそうだけれど、それは昆虫の脱皮のように、成長の不連続点を作り出すポイントのような気がする。ただ、まだ年齢的な問題もあって、今回はまだ蛹 ( さなぎ ) から蝶になる段階ではなく、これで蛹になるのか、もう一段手前か、くらいかも知れないけれども。

 惜しむらくは、意気込みが前面に出過ぎているのか、せっかくかわいらしいユニット曲で、いささか笑顔に乏しい気がしてしまうところだが、まあその辺は、MC で自ら言っていたように「大人っぽい曲の中で、かわいい曲だと目立つ」とか、意外にしっかりと計算 ( 良い意味でね ) できているえれぴょんのこと、ほどなく修正して来るだろう。かわいい曲はよりかわいらしく、かっこいい曲はかっこ良く、と本人も言っていたくらいで、分かっているのだから、次はそれをしっかりと実行することが大事だと思う。

 あと、その MC でもそうだったのだけれど、小野さんの話は「何について」語ろうとしているのか、主題の単語や、目的語が提示されないことが多い。また、説明したいことがいろいろあるようなのに、適切な言葉を見つけられずに言い淀んで、結局自分で「わかんなくなっちゃいました」とか「そんな感じで」といった流し方をしてしまうことがある。決して持ち上げるわけでなく、そういうのは頭の良い子が、その頭の良さに見合うだけの言語能力を獲得していない時に起きがちなことではないかと思う。なので、レッスンや仕事でいそがしい中、大変だとは思うが、できればいろいろな本を読むことをお勧めしたい。できれば、学校の先生に、年齢相応に読みやすい小説などを教えてもらうと良いと思う。

 表現者としての高みを目指すならば、どんなにかわいくてもきれいでも、心の引き出しにいろいろな中身が入っていなければ、いずれ行き詰まってしまう。逆に、いろいろな引き出しに、豊かな材料が詰まっている人は、表現の幅が広がり、いろいろな人に説得力のある表現ができるようになる。そして、かわいさやきれいさは、いずれ年齢と共に移ろってしまうけれども、心の引き出しに豊かな材料のある人は、年齢と共に輝きを増して行けるのだ。

 小野さんに限らず、チーム K のメンバーはもはや、自分の精神を豊かにしていくためにどういうものが必要かを自分で考え、自ら選んで取り入れていくべき段階に来ていると思う。「良いもの」を選ぼうにも知識がないという場合には、周囲の大人に尋ねるなどして、自分の幅を広げていくことを考えていって欲しい。

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2 コメント

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まったく (パパイヤ)
2008-06-02 01:00:40
同感です!本を読むのは大事だと思いますね
Unknown (moka)
2012-10-27 05:01:44
私も同感です!

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