藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

そしてウグイスもいなくなった

2017年03月30日 | 議会状況
 
 毎年我が家の近くにある竹藪から、春の気配と共にウグイスのささ鳴きが聞こえてきていたのですが、今年は暖かさが増しても、声がしません。

 きっと、見切りをつけて引っ越してしまったのでしょう。


 稲城に来たばかりの時は、野ウサギ・へび(マムシもね)は当然生活圏内にいましたし、つい最近まで小さいけれどへび、いました。

 ウグイスさんは毎年きれいな声を聴かせてくれていたのですが・・・。 残念です。

 そうそう、ヨモギや土筆も見当たらなくなってきています。土の出ているところが少なくなってきていますから。


 便利になるのは良いけれど、ちょっとさみしいですね。


 良いことの裏には悲しいことがある、という図式はよく小説でもありますが、私は現実の世界においては方程式にしたくないですね。


 先日、相撲で稀勢の里が奇跡に近い逆転優勝をして私は拍手喝采しましたが、後日、その時の相手の照の富士に対して、「モンゴルに帰れ!」というヤジが飛んだと聞き、なんたるこっちゃ、とガッカリしました。

 「照の富士、おまえもまた頑張れ!」で良いじゃないですか。

 マスコミが稀勢の里の横綱昇進について、「日本人の横綱誕生」という書き方をするのもいかがなものかと思いました。<相撲>というスポーツを愛するなら、別にどこの国の人でも関係ない。第一、サッカーやバスケを見て下さいよ。もう世界の人種ミックス状態ではないですか。


 同じ思いなのに、意見をまとめることは拒否、ということが、今回の議会最終日にありました。


 もうこれは全国的な課題であります、「待機児解消」への取り組みについてです。

 御多分にもれず、稲城市においても現段階で、262人が<不承諾>、つまり、保育園入園を希望していて入れなかった人数が262人です。
約半数近くにのぼります。

 もちろん、市は何もしない訳ではなく、四月からの受け入れ人数を6人、ふやしました。

 でも、とても追いつかない。

 
 このことに対し、平成29年度予算に反対する会派も、賛成する会派も、討論の中で「早急に対応すべき」と述べていました。

 私たちの会派も、いろいろ課題はあるが予算に賛成しました。が、やはり待機児解消に関してはさらに積極的に取り組むべきと考え、<付帯決議>を提出しました。


 「市が取り組んでいる姿勢はわかるが、さらに29年度においてさまざまな方法で待機児解消に積極的に取り組むよう議会から強く求める」という内容なんですが、先ほどの討論や、あるいは日ごろの質問で同じようなことを発言していた議員から賛成できない主旨の質問と意見がありました。


 「市は努力しているではないか」・・・そうですね、262人にたいして6人増に取り組みますからね。

 「行政ばかりに要求して、議会が何もしないのは良くない」・・・そうですね、でも議会からいろいろな意見や案を述べても、それを実効するのは執行権がある市長のみですから。議会には予算執行権はありませんから。

 「いろいろ努力されると仰っている市長に失礼だ」・・・なんか、国会を思いだしましたが、そうですね、努力されているのはわかりましたと申し上げての提案です。他市でも有効な方法がいろいろでていますから、参考にされると良いのですが、失礼申し上げたでしょうか。

 「単なるパフォーマンスではないか」・・・そうでしょうか。ほかの会派の皆さんがおっしゃっていることとそう変わりないことを正式な形にしたいだけなのですが。


 結果、この予算への付帯決議に賛成していただけたのは、共産党と生活者ネットだけで、否決となりました。

 来年度、ほかの会派の皆さんは、一般質問で「待機児解消にどりょくしろ!」という項目は出せなく、なりますね。


 本当に切実なことなのに。
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