新型コロナウイルスの猛威から、小池都知事が、不要不急の外出を控えるようにと都民に呼び掛けましたね。
それで、という訳ではないけれど、休みの日は用事以外は外出せずに家の細々を適当にやって、読書の時間を楽しんんでいます。
昨日、松本清張氏の小説を読みなおしていて、目に飛び込んできた言葉。
「精神的な他殺」
汚職事件で、関係者として連日捜査当局から厳しい尋問を受ける。役所では上役から何を話したかを執拗に問われる。間に挟まれ精神的に行き詰ってしまい命を絶った課長は、表面的には<自殺>だが、明らかに<精神的な他殺>である、という文章です。
財務省近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんが、正にこれだ。と、思いました。
先日の週刊文春に掲載された赤木さんの遺書を読みました。読んでいて胸が苦しくなりました。
その時は<自殺>という言葉で受け止めていましたが、今は違う。
明らかに精神的に追い詰めた<他殺>です。
その大元に位置する人間が、「再調査しない」などと言える立場にない。赤木さんのお連れ合いがおっしゃることは正しい。
コロナコロナとそれも大変だけれど、この国の最高権力者たちが自己保身をして国民を切り捨てることを、まだまだ続けることに無関心になってはいけません!
森友問題の再調査を求める声を、自民・公明・立憲民主などの野党にファクスやメールする。週刊文春にもっと書いて!と伝える。マスコミに引き続き取り上げるように言う、などなど。
マスクをしていても、きちんと声をあげましょう!