藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

これは参考になりますな!

2015年03月27日 | 議会状況
 
 三月もあともう少しでおわり・・・。

 一年の四分の一が過ぎる・・・ということですね。あと三倍の日が過ぎると年末・・・。早い・・・。

 

 さて、四月の末(26日)に市議会議員選挙の投票が行われますが、少し前に「議員の見分け方」の方法を書かせていただきましたね。


 それの関連で、前回の文にコメントをくださった「向陽台の母」さまが、実にステキな資料を作っていらっしゃるので、ここに改めて書かせていただきます。


 それは <稲城市会議員の通信簿>   http://inagishigikai.web.fc2.com/  です。

 いやあ、実によく分析されておられます!

 評価項目もきちんとされているし、それぞれの議員へのコメントが嫌味もなく的確。私ならぼろくそに書きそうな所を実に上品に批評しておられる。

 ぜひ、みなさまに広く見ていただきたいです。


 四年前からなので、残念ながら私がいないのですが、もし藤原がいたら「母」さまはどんな評価を下されたか、ちょっとコワイ気がいたします。


 
 私が初めて、友人と一緒に「ふつうのおばさんの稲城市議会傍聴記」を手書きでだした頃、何か剃刀の刃とか送ってこられたらヤダな、とか、子どもたちに害を受けないかなとか、ちょっと心配したりしました。実際、そのようなことは皆無でしたが。


 何かに対して批評する、というのはなかなか勇気が要ることです。

 静かに、波風立たせずに、面倒なことには関わらずに・・・としていれば、特に支障なく生活できる。

 でも、他者と関わる、地域に関わる、問題に関わる、課題解決に関わるとなると、これはエネルギーも要りますし、ある程度の覚悟も要ります。

 しかし、それらに関わることで、何かが良くなる。 何かが開ける。時には何かがなくなる。

 
 この世に生を受けたからには、何かお役に立てたらよいな、という発想で動くとけっこう楽しいこともあります。



 みなさま、議員の通信簿、ぜひごらんになって広めていただけたらと思います。

 「母」さま、よろしいですよね?
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母が卒寿になりました

2015年03月21日 | その他

 昨日、3月20日は、20年前オウム真理教の信者を名乗る者たちによって、地下鉄にサリンが撒かれた日です。

 人の命の重さを考えずに、なぜ宗教が成り立つのか、理解できません。




 同じ20日の話ですが、90年前に私の母が生まれました。

 いつ、どんなことで命を落とすかわからない世の中で、戦争も事故も災害もあったのに母は元気です。


 東京大空襲で逃げ惑ったのにもかかわらず、死体をみていない、という母。

 
 父が母の手をつかんで「目をつぶって走れ!」と引っ張っていってくれたそうですが、もしかすると母は本当は、むごい現状を無意識のうちに自分の記憶から消してしまっているのでは・・・と、このごろ思っています。


 お陰様で母はまるで元気なので(耳とか記憶とか、加齢によるものはありますが)私は順番が逆にならないようにしよう、とけっこう真剣に思っています。




 さて、若い人が多いとされている稲城市も、ここにきて高齢化が目立ってまいりました。

 ニュータウンの宿命で、「同時期に同じくらいの年齢構成の家族が入居」という地区が年月を経ると、高齢の方がグッと多くなるのです。

 
 さらにこれは稲城の特徴でもありますが、子どもたちが増えていきます。0才~14才が三年間で300人という予測がされています。


 ニュータウンのまちびらきが少しづつ時期がずれていることと、農地や里山が宅地になって新しい家族が増えるからです。

 ですから、それこそ育児支援から教育環境の充実、それも学校教育から社会教育まで。さらに高齢化対策・医療、介護。それに育児や介護に従事しながら家計を支える家族の支援もしっかりとやらねばなりません。

 さらにさらに、長く暮らしてもらうためには、子どもが大きくなって他市や他県にいってしまうばかりでも困る。若い人も居続けたいと思うまちにする・・・と、なって、稲城はちょっとほかの自治体と違う目配りが必要です。

 このまま開発していって人口が増えて企業が来て税金が入ればうまくいく、ということにはならないと思います。

 むしろ、開発して緑が減って大気汚染も進んで・・・となったら、稲城から出て行ってしまう人が多くなるかもしれません。


 <まちづくり>って、レゴブロックを並べるようなことではなく、むしろ目に見えない事柄に意識を持っていないと、うまくいかないと、私は思うのです。
 

 「オカネの力」を否定するわけではないけど、「自然が与えてくれるチカラ」や「ひとが持ってるチカラ」を忘れちゃいけない、ね。


 
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そして、これからも

2015年03月13日 | 日々の活動
 

 前回 「議員の見分け方」をお話ししましたが、稲城市に限った話ではない、とのメールをいただきました。

 まったくもって、残念で腹立たしい話ですね。


 
 三月も半ばになりました。

 三月十日は、東京大空襲のあった日です。今年90になる母が、新宿で燃える電車を放心状態で見た日。

 三月十一日は、東日本大震災。

 三月十二日は、私たち夫婦の結婚記念日。 ちょっと関係ないですね。

 でも、だからこそ思うのです。 夫が花束を持って帰ってくる幸せを。共にごはんを食べられる幸せを。



 三月七日の日に、3.11をわすれてはいけない という集まりがありました。

 そこに楢葉町の住職さんがいらして下さって、まちの状況・原発のひどさを語ってくださいました。

 ずっと、福島に原子力発電所ができるという時から、反対運動をされていた。

 「絶対安全です」と言う大きな力にねじ伏せられるように、原発ができた。

 「いつか絶対事故がおきる」と思っていたことが、現実になってしまった。


 ふり絞るように語る早川さんに、「その運動継続の力はどこから来るのですか。お寺の仕事も続けておいでですか」と、質問された方がいました。

 早川さんは、

 「テレビでお笑いや落語、音楽を聴くと、無性にはらが立つ。笑えないのです。これも原発の事故、震災を経験してしまったから」

 そして
 
 「逃げた方が唯一お位牌を持って・・・」  そこまでおっしゃって、続かなくなってしまいました。

 肩を震わせ、下をむかれたままの住職さん。  長い沈黙・・・。


 
 しばらくしてようやく顔をあげられて「ですから、寺の仕事はできてません」とおっしゃいました。


 
 まだまだ、心に受けた深い傷はそのままなのだと、改めて感じました。

 そして今だから、やっと話せるようになったこともおありなんだと思いました。

 
 私は、確かに日常はテレビを見て笑い、今は自分のことで動いています。でも。


 ちゃんと覚えている。 忘れない。  これから先、自分ができることをやる。 と決めています。

 それを自分に課していかないと、いけないと思うのです。

 決していいかっこしい、ではないつもりです。


 震災にあった方だけではなく、すぐ近くにたとえば事故にあった人、なにかで困っている人、悲しんでいる人がおられたら。

 何か力になれないか。 少しでも痛む心に沿えないかと、きっと皆さんも思っておられますよね。
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こんなこともありましたけど。

2015年03月04日 | 議会状況

 安倍首相の指揮による、国政の在り方に危機感を持つ話をしてきましたが、地方ではどうでしょうか。

 4月には統一地方選挙があります。


 今、朝早くから、駅に立って 「おはようございます!」とあいさつする人が複数おりますね。

 それを見て 「ああ、選挙が近いな・・・」と思われる方が多いのではないでしょうか。


 朝早くから、熱心だな・・・感心だな・・・と。

 でも、それをごらんになっている方も、朝早くから仕事に行かれるのですよね。もしかして嫌な上司と会議とかに行く日だったり、資料作成を大急ぎでやらなくてはいけない日だったり・・・。

 同じです。・・・というより、おはようございますを言うだけのほうが、楽かもしれません。


 
 実際の議員の仕事は、やろうと思うと山ほどあります。相談や説明、学習会や調査などなど。

 やろうと思わなければ、仕事は極端に少ないです。



 でも、<仕事をしている議員>と<仕事をしてない議員>はなかなか見分けがつかないですよね。

 駅で早朝から立っていれば、仕事してるな、と思ってしまいますよね。ましてや、新人候補者の資質はまるで分らない。


 
 どこで見分けがつくか、というと・・・。

 ・相談事、話をきちんときいてくれる人か。
 ・話したことに、ちゃんと返事をするか、説明してくれる人か。
 ・市民に対して、きちんと<何をしているか><何がどうなっているか>市の情報を流してくれる人か。
 ・議員自身が、<何をしているか>活動を通信などで報告している人か。ただ、「あれをやりました」「私の力で実現しました」だけでなく。
 ・選挙時に約束した<公約>を実現する努力をしている人か。

 こんなところでしょうか。

 やっぱり、日ごろの活動、仕事ぶりですね。

 「日ごろの活動ぶりなんて、今さらわかんないよ。」という方が多いと思います。

 これを、すぐにわかる方法がありますよ。


 まず、電話かメールをしてみるのです。不在なら、連絡をくださいと留守電に残す。

 本人と話せる状況になったら、聴いてみるのです。

 たとえば・・・来年度予算がいくらで、どこが目玉で、あるとしたら、どこが問題でどうしたらよいと思うか、など、質問する。
        
        地元でこんな困ったことがある。なんとかしてほしい。市長に行ってくれ、など相談する。

        今、稲城市で、何が問題になっていて、あなたはそれをどう考えるか、など、問うてみる。

 それで、あいまいだったり、やけに丁寧だけど、ハッキリしない、など、感じがつかめますよ。



 中には、議員バッジをつけたら、変わる方もいます。

 会議中に、寝る。

 会議の資料を読んでない。資料が新品で、開いた形跡がない(ページを開いた折り目がない)

 自分の書いた(はずの)文章の漢字が読めない。

 会議中に違う本を読んでいる。

 市民の相談に乗らない。メールに返事をしない。電話に出ない。

 市民の話は聞くけれど、そこまで。

 ああ・・・。なんか悪口三昧ですが、このブログをご覧になったとしても、多分怒られないと思いますよ。


 国の政治のことを嘆いている私ですが、自分の地元も、エラそうなこと、言えません・・・。


 とにかく、4月の選挙には、じっくり考えて貴重な一票を使ってください。

 雨が降ろうが、槍が降ろうが、投票所に行ってくださいね~!
コメント (4)
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