エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考: 友田明美さん「視点・論点」に呆れる

2017-03-07 01:52:51 | 間奏曲

 

 

 

 
自分を確かにできないニッポン人
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 昨日,3.6,2017のNHKの「視点・論点」は,福井大の友田明美さんが「虐待と脳 回復のてだては」と題して,話をしました。

 友田明美さんは,ヴァン・デ・コーク教授の元に留学して学んできたのですが,ヴァン・デ・コーク教授みたいな,切れがありません。ようするに,事の真相をクリアーにせずに,ボヤカシてしまう。

 友田明美さんは,発達トラウマ障害(DTD)とは言わずに,愛着障害と言う。

 友田明美さんは,虐待と言うけれども,発達トラウマ障害(DTD)を生み出す社会的な歪みは,虐待よりも,親,特に母親が,低賃金・長時間労働のために,0歳,1歳の一番大事な時期に,他人に預ける時間が非常に長くなっていて,それが重度のネグレクト,虐待であることを,ハッキリ言いません。

 友田明美さんは,先日も「いじめ後遺症」などという,いい加減なことを紹介する番組で,それを是認するようなことを言っていますからね。

 友田明美さんは,「おせっかい」を推奨していますが,発達トラウマ障害(DTD)がパンデミックしていて,学校制度は崩壊し,いまの医療や児童福祉でも,対応するどころか,「虐待」に相当することしかできてない現象では,おせっかいでは焼け石に水ではなく,焼石の油でしょう。おせっかいで,解決するはずもない,深刻さとパンデミック,それが,ニッポンの発達トラウマ障害(DTD)の,偽らざる現象です。

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