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●「薄っぺらで反知性的なタカ派」的・独善的首相戦後七十年談話など、全く不要

2015年04月26日 00時00分25秒 | Weblog


東京新聞の記事【首相バンドン会議演説 「大戦の反省」60年前の引用 自分の言葉語らず】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015042390071026.html)と、
社説【侵略とおわび 自身の言葉で語らねば】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015042302000148.html)。

 「戦後五十年に発表された村山富市首相談話、戦後六十年の小泉純一郎首相談話の核心部分である「植民地支配と侵略」「心からのおわび」に触れなかった。首相は戦後七十年談話について、自分の言葉で語る重要性を指摘しているが、この日は先の大戦の「反省」さえも、自らの言葉で語らなかった」。
 「安倍晋三首相はなぜ自分の言葉で語らないのか。植民地支配と侵略への反省とおわびは、外交の基盤である歴史認識の根幹だ。過去の首相談話を引き継ぐと語るだけでは、国際社会には伝わるまい」。

 歴史修正主義者・「歴史歪曲主義者のナルシシズム」。「過去の首相談話を引き継ぐと語るだけで」、安倍談話の中身スッカラカン、(青木理さん)「薄っぺらで反知性的なタカ派」的中味だったら、戦後七十年談話などしてくれない方がましであり、世界に向けて恥をさらすこともなくなる。「「未来志向」の談話」にむしろ逆行することになるし、「言葉を省いて国際社会の誤解を招く愚は犯すべきでない」。

   『●一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしいし、
         羞恥心の無さと自覚の無さという救いの無さ

   『●首相からして歴史修正主義者な国の文科大臣の「食言」
   『●「ヘイトの深層」 『週刊金曜日』
      (2014年8月29日号、1005号)についてのつぶやき

   『●「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」:
           「ケンカを売り」「火に油を注ぎ」そうな雰囲気

   『●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁:
        「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」』 

   『●「過去への眼差し」無きアベ様、
        「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する

   『●類は「ト」を呼ぶ、朱に交われば「ア」になる
         ~三原じゅん子議員「八紘一宇」予算委発言~

   『●メルケル独首相のニッポン右傾化への牽制発言は
         「三原議員の耳にはナ~ンも届いていなかった」

   『●「安倍談話の前に知りたい歴史問題」 
       『週刊金曜日』(2015年4月10日、1035号)について

     「歴史歪曲主義者のナルシシズムを徹底批判/
      安倍談話の前に知りたい歴史問題」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015042390071026.html

首相バンドン会議演説 「大戦の反省」60年前の引用 自分の言葉語らず
2015年4月23日 07時10分


 
(↑ブログ主注: まことに勝手ながらコピペさせて頂いております
   【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2015042399071026.jpg】)

 【ジャカルタ=関口克己】 安倍晋三首相は二十二日、インドネシアの首都・ジャカルタで開かれているアジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議で演説した。戦後五十年に発表された村山富市首相談話、戦後六十年の小泉純一郎首相談話の核心部分である「植民地支配と侵略」「心からのおわび」に触れなかった。首相は戦後七十年談話について、自分の言葉で語る重要性を指摘しているが、この日は先の大戦の「反省」さえも、自らの言葉で語らなかった

 首相は演説で、六十年前のバンドン会議で採択されたバンドン十原則にある「侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない」などの原則を紹介。「この原則を、日本は、先の大戦の深い反省とともに、いかなる時でも守り抜く国であろう、と誓った」と述べた。六十年前の会議には当時の経済審議庁長官が出席した。

 首相は先の大戦の反省を、自分の言葉で語らず、終戦からわずか十年後の年に開かれたバンドン会議に臨んだ当時の日本の姿勢を紹介する形で語った。

 一九九五年に当時の村山首相が出した談話は、先の大戦について「植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と認め、「痛切な反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明する」とした。

 十年後の二〇〇五年、バンドン会議五十周年記念首脳会議では、当時の小泉首相は演説で、村山談話を踏襲する形で「植民地支配と侵略」「痛切なる反省と心からのおわび」を表明した。キーワードは四カ月後の戦後六十年談話にそのまま反映された。

 安倍首相は今年の終戦記念日に合わせて戦後七十年談話を出す方針。歴史認識問題で対立する中国、韓国両国のほか、日本国内でも村山談話のキーワードを踏襲するよう求める意見が強い。バンドン会議での演説は七十年談話につながっていくため、中国、韓国をはじめ、米国も注目していた。

 首相は歴史認識をめぐる歴代政権の考え方について「基本的な考え方を引き継いでいる」とする一方、村山談話のキーワード継承には「同じ言葉を入れるなら、談話を出す必要はない」と否定的な考えを示している。

 首相は二十六日から訪米し、米上下両院合同会議での演説を予定していて、歴史認識について説明する見通し。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015042302000148.html

【社説】
侵略とおわび 自身の言葉で語らねば
2015年4月23日

 安倍晋三首相はなぜ自分の言葉で語らないのか。植民地支配と侵略への反省とおわびは、外交の基盤である歴史認識の根幹だ。過去の首相談話を引き継ぐと語るだけでは、国際社会には伝わるまい。

 安倍首相がきのう、インドネシアの首都ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)六十周年記念首脳会議で演説した。二十六日からの訪米ではワシントンの米議会でも演説する。

 戦後五十年の村山富市、六十年の小泉純一郎両首相談話の作成過程を振り返ると、首相自身の発言がそれぞれ基礎になった。

 今年八月十五日の終戦記念日に発表する予定の戦後七十年の安倍首相談話も同様だろう。だからこそ、首相がジャカルタやワシントンでの演説で、どんなメッセージを発するのかに注目が集まる。

 首相はジャカルタでの演説で、「先の大戦の深い反省」は語ったが、五十周年記念首脳会議で当時の小泉首相が明言した「心からのおわび」には触れなかった

 また「植民地支配」には言及せず、「侵略」という文言も、六十年前のバンドン会議で発表された「平和宣言」を引用する中で触れてはいるが、日本自身の「侵略」という意味で使ってはいない。

 安倍首相は、二つの首相談話を含めて「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」と述べてはいるが、「基本的な考え方を引き継いでいくと言っている以上、もう一度書く必要はない」とも語っている。

 首相としては敗戦までの過去の歴史よりも、焦土の中から復興を遂げた戦後日本の歩みや、今後の国際貢献に焦点を当て、「未来志向」の談話としたいのだろう。

 しかし、二つの首相談話で言及している「植民地支配と侵略」への「反省とおわび」は歴史認識の根幹だ。全体として引き継ぐのだから、その都度言及しなくても国際社会の理解は得られると考えるのは、あまりにも独善的である。

 戦後日本の平和国家としての歩みは誇るべき歴史であり、先人の努力と知恵に敬意を表したい。同時に、平和国家としての立脚点が先の大戦への反省にあることを忘れてはなるまい

 一国の歴史には誇るべきも反省すべきもあるだろうが、負の歴史も受け入れてこそ、国を愛するということではないか。未来志向に魂を入れるためにも、首相自身の言葉で「侵略」「おわび」を語るべきだ。言葉を省いて国際社会の誤解を招く愚は犯すべきでない
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