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●「平成の治安維持法」…「先輩たちが歌うことすら制限する米軍に抗い、勝ち取った自由が危機にある」

2017年02月25日 00時00分52秒 | Weblog


沖縄タイムスの磯野直氏によるコラム【[大弦小弦]歌う曲にも米軍の許可が必要な時代が沖縄に…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/84087)。

 《▼米軍政下の1961年、新聞を含む全ての出版物が事前許可制だった…▼現在、政府は過去3回廃案になった共謀罪を「テロ等準備罪」と言い換えて今国会に提出する。話し合っただけで逮捕が本質だ。一定の重大犯罪は既存法で対処できるにもかかわらず ▼「心の中」まで処罰対象にするのは危険極まりない》。

 「本土」では、「平成の治安維持法」にまっしぐら。「批判」することも許されず。一部の「本土」マスコミも、「メディアの仕事とは「権力者から寵愛を受ける」こと」(リテラ)」状態。……〈「平成の治安維持法」という凶器を御所望のアベ様。自民党「」の公明「」が、アベ様に市民の「人権」を謹呈するために、躍起。『●「平成の治安維持法」: 「もうすでに、政府に刃向かう人は一般人じゃないって解釈が許される世の中に」』なりつつ〉あります、本当に。〈デンデン王国の「裸の王様」・アベ様らが恣意的に、「一般人かどうか」を判断して下さるシュールな世界…、恐ろしいことに、《ジョージ・オーウェルが描いた一九八四年の「世界」》は、少なくとも沖縄では既に実現しているようだ〉。

   『●唖然・呆然…自民党「等」が推進する
       「平成の治安維持法」、「提出前に批判しないで」
   『●「アベ様「記念」広報局NHK」が、
      世論を「平成の治安維持法」へとミスリードして「裸の王様」を歓喜…

 《先輩たちが歌うことすら制限する米軍に抗い、勝ち取った自由が危機にある》。沖縄では危機感を感じている多くの方が居られますし、マスコミも機能していますが、「本土」では、「平成の治安維持法」を、もう一度、4度目の廃案に追い込む力が残っているかどうか…?

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/84087

[大弦小弦]歌う曲にも米軍の許可が必要な時代が沖縄に…
2017年2月14日 09:30 磯野直

 歌う曲にも米軍の許可が必要な時代が沖縄にあった。戦前の、治安維持法下の話ではない。56年前のきょう、米軍は沖縄教職員会が出版した「愛唱歌集」の回収を命じた

▼米軍政下の1961年、新聞を含む全ての出版物が事前許可制だった。121曲中38曲は「沖縄を返せ」「原爆許すまじ」など、本土で当時広く歌われていた労働歌。だが米軍は「反米的な歌を削除せよ」と迫った

▼編集に携わった石垣市の大島修さんを取材したことがある。鉄血勤皇隊員だった沖縄戦時、日本兵による米兵捕虜3人の処刑を目撃した。陰惨な光景が忘れられず、戦後もうなされたという

▼歌集には、自分たちを戦争に駆り立てた軍歌が1曲もない。「いい本ができた」と思った直後の回収命令に「米軍の愛唱歌集ではない」と闘い、「生徒に歌わせない」との条件で許可を得たのは同年5月。そして、基本的人権を保障する日本国憲法の適用を目指した

▼現在、政府は過去3回廃案になった共謀罪を「テロ等準備罪」と言い換えて今国会に提出する。話し合っただけで逮捕が本質だ。一定の重大犯罪は既存法で対処できるにもかかわらず

▼「心の中まで処罰対象にするのは危険極まりない先輩たちが歌うことすら制限する米軍に抗(あらが)い、勝ち取った自由が危機にある。問われているのは私たちだ。(磯野直
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