テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

<訃報:ジューン・アリスン亡くなる>

2006-07-12 | <memo>
 訃報が入りました。

<AP通信によると、カリフォルニア州南部の自宅で8日、呼吸器系疾患のため死去、88歳。
 1917年ニューヨーク州ブロンクスで貧しい家庭に生まれ、ブロードウェーのコーラスガールなどを経て女優に。40-50年代に「甦る熱球」(49年)、「グレン・ミラー物語」(54年)などに出演、朗らかなキャラクターで「米国人男性があこがれる理想の妻」と呼ばれた。50年代以降は主にテレビなどに出演。(ロサンゼルス共同)>

共同通信の記事はコチラ


 子供の頃にTVの洋画劇場で初めて観た女優さんでした。
 映画は勿論、「甦る熱球」と「グレン・ミラー物語」。どちらもジェームズ・スチュワート共演。そして、どちらも実在の人物をモデルにした作品でした。
 スポーツ映画が好きなので、クーパーの「打撃王」と共に「甦る熱球」は(ストーリーの詳細は覚えていませんが)忘れられない作品です。グリア・ガースンとはひと味違う、親しみやすい良妻賢母がよく似合う女性で、愛らしい笑顔に十瑠少年は心ときめかせたもんです。

 マーヴィン・ルロイの「若草物語(1949)」は観たのか観てないのか覚えてないくらいなので、500円DVDを買ってみましょうかね。子供の頃に読んだ原作のジョーとはイメージが違うんですが、このアリスンのジョーも生き生きとして素晴らしいらしいです。

 彼女のことだから、天国でかつて自分が演じた女性達に逢っているんじゃないでしょうか。安らかに。
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2 コメント

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Unknown (TARO)
2006-07-13 00:07:30
ご存命だということを、知らなかったので、二重に驚きました。そうでしたか・・・。

「若草物語」と言えばキャサリン・ヘップバーンのが名作として知られてますが(私は未見)、このカラーの「若草物語」もとてもいいですよ。彼女を筆頭にジャネット・リー、リズ、マーガレット・オブライエンの4人姉妹がとても個性的で、溌剌としていて。勿論ジューン・アリスンが(役のせいもあって)皆を引っ張っていく感じで、とても生き生きとしていたように記憶しています。
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Unknown (十瑠)
2006-07-13 08:16:56
ジョーは作者オルコット自身がモデルですよね。

ヘップバーンのキューカー版のことは忘れてました。数年前にはウィノナ・ライダー主演のものもありましたがこれも未見です。



出演者に馴染みの顔が多いので、どうしてもルロイ版が浮かんできます(笑)。
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