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928+555

悪い予感は当たるもの

2014-06-08 23:20:19 | ブルベ

土曜日はアタック日光&ビーフラインに参加すべく雨の中、出羽公園まで。

受付して走りだしたものの、いけねぇ、そういや携帯ポンプ持ってきてないや。

雨でパンクしやすいし、持たずに走るのはまずいよなぁ・・・

雨具で足を回しにくいとか、雨具のズボンがずり下がって気持ち悪いとか、雨の中ずっと漕ぐのも嫌だなぁ、とか後ろ向きな考えが頭を支配しちゃってるうえに携帯ポンプ忘れ。100kmも走らずに、PC1にも到着せずにDNF宣言。

山の中に入ってからパンクしたら押して山を下りなきゃいけないんだぜ。何キロも押して駅に着いたって、終電過ぎてたら野宿しなきゃいけないかもしれないんだぜ。携帯ポンプを忘れてロングを走るということはそういうリスクを背負うことだ。

とっとと家に帰る途中で後輪がずりっとな・・・

しばらく気が付かないフリをしてたけどコンコンとしたこの感触はやっぱりパンクか。

悪い予感は当たるんだ。

 

でも、家まで5kmで助かったよ。小一時間押し歩きすればいいんだから。

 


今さらながら今年初ブルベ

2014-06-01 13:35:44 | ブルベ

BRM531埼玉400kmアタック三保に参加していました。

これがぼくにとっての今年の初ブルベだったりします。ここんとこ200kmもろくに走っていないんじゃないかと思うのですが、いきなり400km、しかも坂だらけで大丈夫なんでしょうか。

まあ2011年のアタック三保が概ね24時間なんだから、自転車の差とぼく自身の劣化で1割遅くなったとしても26時間チョイの計算ですから、400kmブルベの制限時間27時間には間に合うハズ。

使用する自転車は928を使います。フロントはアルフィネの45Tシングル、リアはXTの11-36Tという超ワイド。昨年はマングースのアルフィネ8速で走りましたが、油圧ディスクブレーキの引きの軽さと制動力、正確無比な内装変速は気にいってました。でも、いかんせん重かった。ディスクをキャリパーブレーキにして外装にしてフレーム、ホイールを軽量化したらどうなのか?内装が8速だったのだから外装でも10速もありゃサイクリング用途には十分じゃないの?

ライト位置もハンドルの上方から照らすようにしました。サイコンやキューシートにも光が届くから、ヘッデンが不要になるのです。(ただし闇夜でのパンク修理だのライト故障時を考えると予備でヘッデンは準備すべきでしょう。)

服装は、日昼は暑いだろうけど、夜の山は寒いだろうから薄手の長そでTシャツに半袖ジャージ、ポラリスの3/4インナーつきパンツ。防寒等は、カンパのウィンドブレーカー、パールイズミのコンプレッションソックスを用意しました。

 

アタック三保のスタート地点は入間です。ジョルダンによると柏からだと始発輪行じゃないといけない。そうなんですが痛恨の寝坊・・・仕方ないので家でパッキングして駅まで送ってもらいます。慌ててパッキングするとろくなことにはならないわけで、ベルを忘れてしまいました。借りることができて助かりましたが、返すためには完走しないといけないわけで、そういう面ではプレッシャーがかかります。

~オダックス埼玉撮影~

 

 スタートしてすぐにRDの動きがおかしいことに気が付きました。36Tには入るのですが28T,32Tといったところがおかしい。レバー部でテンションを変えてもダメですか・・・仕方ないのでちょっとした勾配でも36T。短距離なら立ち漕ぎでぐいぐいでもいいんですが長丁場だと疲れそうだし。

適切なギアが使えないこと、それから30度近い気温で足も回らないし、前走者がちょっとのんびりさんかな、と思っても簡単に抜くこともできず。

そして3/4パンツは膝のところの伸縮が悪くて引っ張られるからか、どうもずり下がり気味です。公序良俗を乱さぬよう、時折停車してずり上げなければなりません。

ずり下がり程度はこんな感じ、というか、これはマシな方・・・・

 

~オダックス埼玉撮影~

 

パンツずり下がりもですが、アンクリングがひどいwww

ハンドル位置が低いから、ついついサドルを低めにしちゃってたせいもあるかもしれませんが・・・

~オダックス埼玉撮影~

 

 PC1はてっきり道の駅の近くかと思いこんでいたので、トンネル越えさせられる頃にはへろへろでした。

今回はRD不調とパンツずり上げ、暑さによる自販機等での水分補給に時間が食われそうですから、その他の停止時間を削らないといけません。

だから基本的に画像撮影もなし・・・なんですが、やっぱ山中湖畔での富士くらいは撮影しないと・・・

雲が頭にかかってるのがアレですけど。

富士吉田あたりまで下ったら鳴沢あたりまでじわじわ登って、県道71号でややきつめになるんですが、28T、32Tだとギアが決まらずにチェーンが暴れてスポーク側に落ちちゃうようになってしまいました。手を油まみれにしながら噛みこんだチェーンを外します。テンション調整で何とかならんか軽く試しますがどうにもダメ。まあ、36Tだけは使えるから登りは急がずのんびり上がれということでしょう。

展望駐車場?を越えると快適なアップダウンです。下りで速度を乗せておけばそれほど軽いギア使わなくても反動で登れるから助かります。やがて明らかな下りへと転じて、漕ぐ必要すらなく重力任せでPC2へ。

ここからも下り基調で芝川へ。そして富士見峠へえっちらおっちら登れば前半の登りは終了。たい焼き屋さんが無くなってしまった興津を通って清水、三保のPC3へ。

PC3のお隣の蕎麦屋さんで食事をとりました。かけだと350円からみたいですが、せっかくだから桜えび天もつけて600円だかそこらだったかな。まだ明るいから、ついでに三保の松原へ。

 

羽衣の松がしょぼくなってる・・・2009年には立派な松だったのに

さて、次のPC4はさっき通ったPC2です。この区間は完全に折り返し。つまりヒャッホーと下り基調を満喫した分、登らなきゃいけない。日も暮れた真っ暗な道をひぃひぃ登ります。傾斜がきつくなってギアを不用意に軽くするとスポーク側にチェーン落ちしてゲンナリ。

何度もチェーン落ちやらかしましたから、噛みこみからチェーンを外すにはチェーンホイールからチェーン外して行うのが圧倒的に楽だとか、知りたくもないノウハウが、手に染み付くチェーン油の分だけ蓄積されていきます。

そういえば、3年前もこの芝川から上井出までのダラダラ登りがしんどかったなぁ。途中で自販機休憩をはさみながら真っ暗な道をのたのた進みます。

上井出からは多少アップダウンのあとに、こどもの国あたりまでのだらだら登り。自動二輪、四輪の珍走団が出没しててちょっとイヤでした。脅かしたいのか奇声をあげながら、わざわざ右側車線を逆走して突っ込んできてくれますから、おかげで多少は眠気が飛んだかもしれません。

忠ちゃん牧場の先から素敵なダウンヒル・・・のはずが、濃霧で前が見えません・・・高速ダウンヒルはあきらめて、安全第一へろへろ下りましょう。原里あたりまで霧が続いてました。

仁杉のPC5でコンプレッションソックスとウインドブレーカーを身に着け、気分転換にグローブも交換しました。籠坂峠は結構きつかった気がするので登り切ってからにしようかとも思ったのですが、霧で湿ったウェアが結構冷たく感じられたのです。

籠坂峠は14度くらい。肌寒くはありますが、ウインドブレーカーですごせる程度でした。山中湖から山伏TNまで登ればあとは下り基調。道の駅で軽量化をしたあとも、たまに登り返しがあるにせよ、基本的には下り基調で、ぐいぐい進んでPC6。

おにぎり、味噌汁を朝飯にして壁にもたれて10分程度眼を閉じます。いつのまにか空も白々としてきています。今日も暑いんだろうなぁ。

八高線沿いの気持ちいいダウンヒルだけガシガシ漕いだけど、あとはひたすらダラダラ漕ぎでゴールへ。

この時間だと、入間の湯には少し早いし、日が照ってくると暑くて眠いし、とっとと帰ります。

スタッフの皆様、ありがとうございました。参加の皆様、お疲れ様でした。

 

 帰りの電車はぐぅぐう寝てましたが、帰宅してからも一風呂浴びてぐぅぐぅ寝て日曜はほとんど寝てました。

 

機材的には、センチ単位入力のサイコンはロングライドには何の問題もないと思った。そもそも全長2m程度のものが1㎝違ったところで、200kmで1km程度の違いにしかならないわけで、蛇行や寄り道のほうが大きそうだ。その程度の周長の差よりも、回転信号を確実に拾うほうが大事ではなかろうか。

安物だからバックライトなども無いのだが、ハンドルよりも高い位置にダイナモライトを置いたことで、横から漏れる明かりが微妙に照らしてくれるから常に確認することができた。ライトから下に漏れる明かりはキューシートを照らしてくれるから、ヘッデンは使わずに済んだ。

坂は多いけどバカみたいな斜度の坂があるわけではなかったから、ギアは10速あれば大丈夫だった。ただし、確実に変速すれば、の話。帰宅してから台の上で調整しても不具合は感じられなかったから、負荷がかかるとおかしいのか。それともホイール取り付け時の問題だったのかも。

 


酷暑激坂サイクリング

2013-08-11 10:30:36 | ブルベ

土曜日はBRM810千葉200kmに参加してきました。

あちちさんを見つけてご挨拶。あちちさんは速いからスタート地点じゃないと2度と会えない・・・

エンツォRさんやテガさんにお見送りに来ていただきました。さすが地元スタート。

それにしても朝から暑いです。ちょっとばかし頭痛もするしのんびり行きましょう。

最後尾スタートですがなかなか前走者集団に追いつきません。

皆が速いというより自分の脚が回っていないです。直前にサドル高さ変えたのが悪かったかもしれませんが、そんなことより暑すぎる。

脚も回ってないし腕もなんか力が入らない感じ。

暑いのは皆同じってことでPC1での滞留時間が長めなのかまだ結構な数の参加者がいました。

PC1までに水を大量に飲んでたので、腹も減ってないし口直しにオレンジジュースのみ購入。

これから登りに入るんだからもう少し補給すべきだったです。

北条までの平地はともかく、不動峠にさしかかるとダメダメ。

坂を登るのが遅いのは毎度毎度のことだけど、いつも以上に遅い。そして暑い。

無理せずのんびり行きましょう、ってことで不動を登ったらへたり込んでおきます。

風返しまでよろよろ登ったら待望の下り。

PCではないけどここから無補給地帯に突入しますからセイコーマートで補給。

西光院へ這い登ったところで自販機で補給とだらけまくり。

上曽峠から北筑波稜線林道に入っても脚は回らずにヨタヨタ這い登るだけ。おまけに脚がつりかけましたよ。水分はたんまりとってるのですが、汗かけばミネラルも出ちゃうだろうからそのせいですかね。それ以前に身体能力の劣化が激しいのでしょうけど。

そういえば風車のところで親子連れのイノシシに遭遇しました。さすがにカメラ構える余裕などありません。親イノシシは子連れともあって凶暴そうな眼で睨んでるし。しかしイノシシも怖いが、目先はこの暑さがたまらん。

でっかいしゃもじの先の水場で水をかぶってクーリングします。

さて、林道から下って通過チェックのPCへ急ぐ途中に来ましたよ。後輪に降臨。

見渡す限り日陰がありませんから、カンカン照りの歩道でチューブ交換しました。異物は見つけきれなかったから林道からの下りでの段差でやっちゃったのかもしれません。

ただでさえギリギリだったのに、パンクくらってこりゃもう時間内完走は無理かもしれんね。

通過チェックのPCでは皆さんDNFの体制に入ってるみたいです。JR近いし、ここからなら岩瀬経由で、りんりんロード使えば自走でも平地で帰れるわけですから賢明な判断でしょう。

しかし、ぼくは凍坂を走ってみたかったのでタイムアウト覚悟で先に進みます。

・・・やめときゃよかった・・・

延々と坂が続きます。考え直した人たちが下ってきます。

そのうち脚がピキピキなってきたので自転車から降りてへたり込んでみます。

ピークは見晴らしも何も無いところがちょっと残念。

くだって林道で仏ノ山峠へ向かいます。それほどきつくないハズですが、これまでの登りで削られた脚にはキツく感じます。

有人の通過チェックでナシとコーラを戴いてスタッフの方にDNFを伝えます。ぼくの脚では道祖神峠越えた次のPCに時間内にたどり着くのは無理ですから。

熱中症も怖いし、のんびり帰るとしましょう。

って、ご近所スタートだから、ほぼコースを辿るのがてっとり早かったりして。

脚がなくなったうえに完走のモチベーションもないのに登る道祖神峠はキツイです。まあ笠間側からだからマシですけど。

下ってPC・・・ってDNFだから関係ないですが。

DNFした以上、無事に家に帰るのが最大の目的ですから休み休みいきますよ。

辻でトンネル通ろうか少し悩んだけど、せっかくだからコースどおりに裏不動へ。

人家を過ぎると真っ暗ですが、ハブダイナモの灯りを頼りにのたのた進みます。

人っ子一人いない夜の不動峠に上っちゃえば、あとはほぼ平地。

ここからはルートにこだわらずにテキトーに走って帰着。ルートどおりに走ったとしても90分近く遅刻したんじゃないかと思う。

AJ千葉のサイトによるとこのコースは5段階中難易度3なんだとか。

酷暑で難易度が上がったにしても、それなりの坂だらけだから今の自分の力では普通の天候でも結構キツイんじゃなかろうか。

もうちょっと精進せねば。

 

 

 


ローカル里行路

2013-06-09 18:04:03 | ブルベ

土曜日の朝、国道6号線を自転車で走ってると、何やら人だかりがしています。

「もつ煮」の幟がはためいていますから、早朝もつ煮定食が有名なんだろうか、と思って近づくと・・・反射ベストにヘルメットの集団でした。

ってなわけで、BRM608宇都宮400km牛久発(愛称:ローカル・リコーロ)に参加してきましたよ。

今回は、大野屋さんのご協力でこちらがスタート地点になります。(たぶん食堂は朝は営業してないと思います。念のため)

いつものように後方スタートしたいので、ブリーフィング終了後にのんびり受付させていただき、無事に5Wをゲットしました。

 

今回も前夜にキューシートとコマ図をプリントアウトした程度でコースの予習ができていません。

一応、AJ宇都宮からの前日メールで、何やらややこしい道を通りそうってことは知っていたので、今回はコマ図で走ります。

文字が小さいけど、雨は降らなさそうだし何とかなるでしょう。降らないことに決めて雨具も割愛。

リクセンの中身は、チューブ、パンク修理キット、工具類の他には、アームウォーマー、ランニングタイツ、ウィンドブレーカー程度ですが、スタート地点で受け取った宇都宮ジャージも詰め込んでおきました。

先週もあったライトの不調はコネクタの接触不良という可能性が高いと思いますのでそのテストも兼ねて走りますが、スタートまでの自走でテールのコネクタがスッポ抜けてるし・・・どうも抜けやすいのでテールは乾電池式をメインで使います。

コースの予習をしていないので、コマ図をたどって進むしかないのですが、いつのまにか土浦駅です。

どうやら、往路には道祖神峠は無さそうですね。ということは後半に山場が集中するかもしれませんから前半での貯金が大事なのかも。

狭い一方通行路ですが、立派な国道であることを、おにぎり標識が示しています。

そんなマニアックなルートを通って、霞ヶ浦へ。

そして北浦を通ってPC1セブンイレブン鉾田梶山店(1028)。

結構自分なりに頑張ったつもりだったのですが、貯金は1時間。51kmと距離も短いからそんなものといや、そんなものなんでしょうね。

・ジューシードッグ 125円

・みかんゼリー 138円

・グレープフルーツジュース(500ml) 105円

暑かったので水分の消費が多いようで500mlのジュースはほとんどボトルの中に入れました。

北浦から臨海鉄道に沿うようなルートで涸沼を通って、大洗。

ちょうどお昼どきになったので、海のものでも食べましょう。

適当に目に付いたお店に入って、まぐろステーキ定食、1480円なり。

大洗でマグロなんて獲れないだろうに、この値段は観光地価格?とか思いましたが、なかなか美味しくて量もそこそこありました。定食には刺身もついてるし、意外とリーズナブルだったのかも。

いい天気の日に太平洋を眺めてサイクリング。

海門橋を渡って、那珂湊へ。

阿字ヶ浦から、先日漏洩事故があった原子力機構。

手賀沼もセシウム濃度高いみたいだから個人的には気にしないけど、原子力のプロなんだから漏らしちゃダメでしょ。

 久慈川を渡ってPC2デイリーヤマザキ日立みなと店(1334)。

こちらは有人チェックです。ご苦労さまです。

先ほど大洗で食事したばかりなので軽め。

・完熟ゴールデンパインヨーグルト 126円

・エルビー エナジーボンバー 110円

ここからは300km牛久発とほぼ同じようなルートで大金へ向かいますが常陸太田のあたりで雨に降られました。ポツポツ程度かと油断してたらザァザァ降り。

防水能力ほとんどないけど、ウィンドブレーカーを着込みます。あっという間にレーパンから靴からビチョビチョになってしまいました。やっぱり今の時期は雨具は持ち歩いた方が良さそうです。

しばらく進むと雨降ってませんから局地的な降雨(愛称:ローカル・スコール?)だったみたいです。

山に入る前に止んでくれたのはありがたいです。上りの汗と雨で内外から濡れるとキツイですから。ウィンドブレーカーをとっとと脱いで身軽になります。

最大標高差はたいしたことないのですが、小刻みなアップダウンとかストップ&ゴーみたいなときに、内装変速は疲れます。たぶんパワーロスが外装よりも大きく、したがって急加速時には車体の重さとあいまって、脚への負担が大きくなるんじゃないでしょうか。逆に、ペダリングが上手で軽めのギアでくるくる回せる人とか、豪脚さんでロスするパワーなど微々たるものって人には関係ないのかもしれません。

PC3はセブンイレブン南那須大金店(1701)。

・レモンウォーター1L 105円

・しょうゆヌードル 118円

・チョコバナナアイス 62円

大洗の食事時間のロスがあったのですが、何とか貯金が2時間近くに増えました。これで1時間くらいの仮眠タイムをとることができます。

大金からは八溝グリーンラインも一部走るのですが、そのあたりは復路との重複コースなので早い人たちとすれ違うことになります。以前はこういうときには声かけ合ったりベル鳴らしたりしたものですけど、最近はあまりやらないのかな・・・

サンヒルズのプチ峠を越えて、鶴CCの壁へチャレンジ。何とか足つきなしにクリアーしましたけど、登り口からほとんどローギア駆使してますから時間は結構かかってしまいました。

サイクリングターミナルの有人チェックを終えたらとっとと折り返します。

サンヒルズ越えたところのセブンで補給しておきます。

復路は八溝グリーンラインを走って馬頭へ。 

以前、宇都宮スタートブルベで何度か走ったことがありますが、こんなにきつかったっけ。どんな道だったのかすら、すっかり忘れてました。

ヒィヒィ言わされてPC5セブンイレブン那珂川町馬頭店(2159)。

・焼き餃子 230円

・オレンジジュース500ml 105円

・サラダサンド 240円

・炭酸水 88円

・ミルクフランス 105円

先着したランドナー達に食べ荒らされてしまったのか、ご飯ものが少なかったので餃子とサンドイッチという組み合わせ。ミルクフランスは行動食としておきます。

100%ジュースは普通の濃度で飲み続けると濃く感じるので、炭酸水で割ってます。

夜間走行に備えてアームウォーマーとランニングタイツ(依然として転倒時の穴あいたまま)を装着し、ウィンドブレーカーも着込みます。

馬頭からは伴睦峠越え。長いですがそれほどきつい斜度はないので低めのギアで淡々と漕ぎ上がります。淡々としすぎて眠くなってきましたが、道の駅みわで仮眠することを目標に頑張ります。

道の駅みわにたどり着くと仮眠ライダーだらけでしたがテーブルと椅子を確保して仮眠体制に入ります。

PC5のクローズが0:28で、鷲子交差点までの距離がおよそ15kmですから、0:30まで身体を休めたとしても1時間くらいの貯金は残る計算になります。

数分か十数分かはわかりませんが無事に意識をとばすことができたし、かといって寒いし二度寝も難しそうなので0時ころリスタート。

花立トンネルを下れば次のPCかと思ってたのですが、あれあれ、次のPCも日立みなとで40kmもありますか。

なんだか視界も悪いなぁ、と思ったら、霧です。アイウェアに付着し、キューシートに付着するので見にくくて仕方ありません。ついでに霧の水分が、ライトのゴムマウントとの隙間に入り込むのかハンドル設置のライトがクルッと廻ってしまいます。

信号の明かりなどで停止して、アイウェアをタオルハンカチで拭って、サイコン距離とコマ図をじっくり眺めて、ってな感じで慎重に進みます。

宇都宮のコマ図はよくできているので、たとえミスコースしても気がつきやすいように思います。・・・というか、よくできてるコマ図にもかかわらずミスコースしやすいルートなのかもしれません・・・

ところどころ右往左往しながらも大きなミスコースはせずに何とかPC6デイリーヤマザキ日立みなと店(0221)。

・コーヒー牛乳(500ml) 105円

・コーヒーブッセ 63円

・関西風お好み焼き 398円

牛久発と宇都宮発でルートが同じということで、先着したランドナー達がめぼしい食料をあらかた漁ってしまったあとのようでした。隣接のすき家という手もありますが、PCにすれば売上は多少は上がるだろうけど、トイレなんかも汚れるだろうしゴミだって増えるし大変な面もあるはずです。

ぼくらにできることは、普通にマナーを守ることと、そこで買い物をするくらいしかありませんから、暖かい牛丼に魅力を感じながらもお好み焼きで我慢です。

まぁ、ぼくらは走り出せば温まるからいいのですが、スタッフは暑い昼間から寒い夜中までご苦労さまです。

PC6からのルートが往路とは異なってサンピア日立経由、かつ区間距離が怪しい(とブリーフィングでもいってた)ので結構うろつきながらも、何とか正規ルートを辿ることができました。間違った道に2人組が入っていきましたが無事だったのでしょうか。

ルートは微妙に異なりますけど基本的にはBRM511宇牛共催の往路の逆バージョンみたいなもののようです。

眠いし暗いし、たまにポツポツくるし、やっとまともな道に出たかと思うとアップダウンだし・・・とか何とかしてるうちに明るくなってきました。

キューシートが見やすくなるだけでも助かります。

そして太陽の光を浴びれば、少しは眠気もおさまるハzzzzz・・・・

どうにも眠気が強いようです。

公園があれば迷わず寝ていくのですが、こういう時に限って歩道すらない・・・

ってな状態でPC6セブンイレブン笠間才木店(0528)。区間距離43kmで大した山もないのに若干貯金を食いつぶしてます。

眠かったからPC間のコンビニでコーヒーブレイクかましてたりしてたからでしょう。

・ゴールデンパインティー 105円

・カップ味噌汁 100円

・おにぎり梅 100円

・おにぎり明太子 100円

朝ですから、おにぎりと味噌汁です。ブルベやそれ以外の長距離サイクリングで朝を迎えたときの、ぼくの朝飯パターン。

僕の場合は、朝日を浴びて、おにぎりと味噌汁を食べると、お昼頃までは眠気が退くことが多いのです。

ついでにアームウオーマーもタイツも脱いでバッグの中に放り込みます。それから日焼け止めを塗りたくってからリスタート。

ラスボスの道祖神峠をヨロヨロのたのたと這い上がります。峠は急いで登ろうとするからツライんであって、軽めのギアでのんびり回せば楽しいもの・・・なんですが、その反面スピードが遅いから時間がかかります。

でも時間さえかければ何とか上れちゃうもので。

ヒャッホーと下ってフルーツラインを延々と進んで朝日トンネルを通過。ブルベのルートでなきゃ、このトンネル走りたくないです。

今時のトンネルにしては路側とか歩道が狭すぎだし、車はえらく飛ばしてるし。

トンネル抜けて二本松のココストアで一息いれます。

小ミスコースをこの期に及んでやりながらも201号に出れば、もう迷うところはなさそうです。

いいペースのお二人組に丁度パスされたので、後はくっつき虫でゴールまで。

参加の皆様お疲れ様でした。スタッフの方々、長時間に及ぶお勤めご苦労さまです。

 

隣のローソンでアイス休憩してから家路へとつきます。売り切れちゃってるし暑いしで自歩道メインなのはいつものこと。

それでも昼前には風呂入ってお布団に入れるんだから牛久発ブルベはありがたいものです。

 

これで今年の牛久発ブルベは3本とも三郎サで完走。前週のアタック会津も完走してるから、三郎サでSRメダル購入権を獲得できたことになります。

セミドロップハンドル+内装8速+フラットペダル+貧脚でもSR獲れちゃうんですから、MTBだろうとクロスバイクだろうと、認定目的のペースくらいなら走れちゃうってことです。(山岳ブルベは・・・知らん)

だから興味がある人は、とっととエントリーして走ってみりゃいいのです。自転車なんざ10年前のMTBだろうがクロスバイクだろうが構わないし、豪脚さんならママチャリだっていけるはず。

走れなかったらどうするかって? そりゃリタイヤするだけのことです。アレコレ考えて走らないよりも、とりあえず走ってからあれこれ考えればいいんじゃないの、そう思うわけです。

 


アタック会津

2013-06-03 11:53:58 | ブルベ

土日はアタック会津に参加してきました。

前日も残業で帰宅したのが22時半。飯くって準備して風呂入ってうだうだして寝床に入ったのが2時過ぎですが、7時スタートってことは朝飯だ自走だ考えると4時起きですか、そうですか。

朝の温度が思ったより低かったのでレッグウォーマーはやめてランニングタイツをドイターレースXの中に。BRM323ですっ転んで穴あいてるけどレッグウォーマーよりは暖かいハズ。

着ていった服装は、半袖ジャージ+長袖アンダー(アクティブギア)+レーパン(デマルキ)+メリノソックス(エンデュラ)+膝丈コンプレッション(パールイズミ)。

着替えは、半袖ジャージ+半袖アンダー+レーパン+ソックス+グローブ。防寒用はアームウォーマーにランニングタイツにウィンドブレーカー。

土曜はともかく日曜が雨予報だったりなんで雨具も持参。降雨するのが日曜の明け方過ぎかなと予想して、だったら本格的に冷え込まないだろうし半袖半ズボンでいいだろう。

アタック会津は2009年のBRM606昨年のBRM602を走ったけど、毎回ビミョーにルートが異なる。

まずはオダックス埼玉ド定番のルートで粟野町のファミマへ。粟野町ってのは「ここに平野尽き山始まる」という川口から100kmくらい離れた関東平野終端の地。

結構暑くて水分消費量が多かった。1ボトルで来たことをちょっと後悔。

PC1までの貯金は2時間くらい。この貯金を日光への峠越えだの山王トンネルへの登りで取り崩して、うまくいけば仮眠タイムも、ってな算段ですから、飯食ったらとっとと出発です。

んが、本格的な上りに取り掛かる前に100円自販機で炭酸補給。暑いからね!

徐々に高度を上げていく緩やかな登りでも巡航速度が20km割ったりで、重い内装変速で来たことを後悔しますが、信号もほとんどないから15km出てれば無問題・・・

でも傾斜がきつくなると1桁しか出ませんから、早速今まで稼いだタイムを取り崩しちゃうわけです。

内装変速だとトルクかけながらは変速しませんから多めにギアを軽くしておいて、余裕があれば重くする、ってな乗り方が疲れにくいような気がしますが、変速メンドーになってローギアでのんびり回してタラタラ漕いじゃうのはいつものこと。

 

市境の看板とIC上からのビューポイントは押さえたけど、「峠頂上」のバス停は無かったような気がする・・・

日光駅前を通過して日光所野のローソンへ。

山場があったとはいえ40kmちょいだから軽補給と携行食、ボトル補充でリスタート。

高徳までは下り基調で時間を稼いで、そのあとの龍王峡だの川治温泉だので吐き出すわけです。

復路も日光所野と栗原交差点を通過するわけですから下りながら補給ポイントはチェックしておきます。2009年のビーフ&日光でこの区間を登ったわけだけど真っ暗だし腹減ったし自販機もなにもないしってな記憶があるから。

五十里湖までの登りで結構水分を消費したので三依あたりで自販機補給したらすぐにシークレットが出現・・・

ここで頂戴した味噌キャラメルうまかったです。ごちそうさまでした。

不動滝をパチリと撮ったらダラダラ上って山王トンネル。3つのオニギリが串刺しになってることからも交通の要所なんですな。きっと。

トンネル越えたら下り基調ですから、ここで稼いでおかなきゃ、とばかりにくるくるペダルを回します。

ブルベの制限時間は基本的には15km/h計算です。つまり30km/hで巡航できれば制限時間の半分を走行時間に、残りの半分は休憩に費やすことができるわけです。ざっくりと言い換えれば、30km/h以上で走った時間分は脚を止めても完走できちゃうようなものですから、下り基調だの追い風のときに、いかに楽して稼いでおくか、ってのがロースピードで完走する秘訣の1つかもしれません。

会津田島のセブンイレブンで補給してナイトラン装備。アームウォーマーとタイツを装着してヘルメットにヘッデンをつけます。が、テールライトが点灯していない?ハブダイナモなのに?と思ったら振動でテールの配線が抜けてました・・・

湯野上温泉から芦ノ牧温泉あたりに登りがあるとはいえ下り基調で会津若松へ行けるのですが、幹線道路で交通量多いしライト装備はしっかりしておかないといけません。

下りは前照灯もハブダイナモで明るく照らす・・・ハズだったのですが、アレ?点いたり消えたりっていつか見たような・・・雨で濡れて調子悪くなったのかと思ってたのですが、ドライでもダメってどうしたの???

と悩んでも仕方ないから2、3回停車して目視を行いますが、よくわからん。ワカランことに時間を費やしても無駄なので、諦めて乾電池式ライトを使います。GENTOSのSF-333XX の2灯を使いますが、ハブダイナモに比べるとやっぱ暗い。昔はこれで明るいと思ってたのに。

会津若松の街中を抜けるのですが、鶴ヶ城は木に隠れてチラっとしか見えませんでした。

金曜の睡眠が全然足りてないから眠いのなんの。明るいうちから眠かったけど暗くなったらますます眠い。

しかし何やら風が凄くなってきました。風で進まないのもキツイのですが、体感温度が下がってくるのも困りものです。雨が降ってないからマシではありますが。

PC3のセブンイレブンのお姉さんに話を聞くと、どうやら猪苗代湖から風が吹いてくるそうです。・・・ってことは、これから当分の間は向かい風決定ですか・・・

膝丈コンプレッションを脱いでランニングタイツを履いてウィンドブレーカーを着込んで冷えに備えます。

猪苗代湖はスワンボートをパチリと写して観光終了。

郡山喜久田のPCでは軽補給に止めて、とっとと東洋健康センターへ向かいます。いつものように2時間コース650円をセレクトしたのですが、トイレ行って風呂入ってしてると睡眠時間は1時間くらいでしょうか。迷わずいびき室に突入したものの、どうしたらそこまで鼾がかけるんだってくらいな人が隣にいたので眠った気がしません。それでも意識を飛ばすことはできたから数分かそこらは寝たんだと思います。

一度目が覚めると寝付けませんが、目を閉じてじっと横たわっているだけでも疲労は回復するはずです。

ここでレーパン、半袖アンダー、半袖ジャージ、靴下、グローブを着替えて、尻にもたっぷりシャモアクリームを塗りたくっておきます。

2時半頃リスタート!・・・と、見せかけて隣のコンビニでいきなり補給タイム。ボトルに水分を詰めて今度こそリスタート。

農道?の緩やかなアップダウンをこなして天栄~大信増見を通って白河へ。もちろん、道の駅季の里天栄のトイレで寛いでおきました。

白河からは境の明神を越えて、栃木へ。

 もちろん道の駅東山道伊王野のトイレでのんびり寛ぐことも忘れません。

黒羽のPCでは味噌汁、おにぎりで朝食タイム。ランニングタイツやアームウォーマーも外して身軽になりました。

R294からR461で大田原へ。むろん道の駅那須与一の郷のトイレでのんびり寛ぐことも忘れません・・・って道の駅各駅停車ですね。 

 大田原からはいつもの日光ビーフの逆ルートですね。日光ビーフでは下り基調で距離を稼ぐ区間を反対に進むってことはダラダラ上り基調ですね。新道じゃなかったけど2009年ビーフ日光のとき結構しんどかったような気がします。

往路で目星をつけてたコンビニで水分補給して高徳からの上りに備えます。

ウェスタン村の廃墟を超えるときつめのアップダウン。

ぼくは遅いから、明るいうちにこの道を通ることは無かったと思うのですが、棚田があっていい風景だったのですね。

日光所野のPCまでたどり着けば、あとはいつもの道です。霧降大橋までだらだら上って、日光駅前を通過してK14を登ったり下ったりでも下り基調だから比較的楽に感じちゃうのですが、脚は既に売り切れ御免なので速度が出てるわけじゃない、というかむしろ遅かったり。

粟野町のPCまでくれば、後は平地だ、楽ちんだ、と思ってたのですが、何か向かい風じゃありませんか。

あまりの辛さに道の駅思川のトイレでのんびり寛いで・・・

大体36時間くらいかなぁ、と思ってたのですが、この向かい風じゃ無理!と決め付けてのんびり進みます。

利根川が向かい風なら川口で追い風。基本的にはそんな感じになるのですけど、向かい風強くて利根川がまるで進まない。

それでも漕いでりゃ少しずつ進むわけで、土手降りてからは追い風基調で楽々。

楽々っても、脚はとうに売り切れてますから速く走れるわけじゃないです。

 案の定、36時間は切れずでしたが、真っ暗になる前に戻ってこれました。

参加の皆様、お疲れ様でした。スタッフの皆様いつもありがとうございます。

 

家に帰るまでがブルベです・・・野田→川口が追い風ってことは、川口→柏は向かい風でないの・・・

売り切れた脚に、モチベーションの無さが加わると、全然進みません。遭難するかと思いました。

 


アメの続きを、始めよう。

2013-05-14 22:56:41 | ブルベ

西暦2013年4月20日。凍える雨の中、ビーフラインを走り抜け道祖神峠を越えて川口に帰り着いたあの日から全ては始まっていたのかもしれない。

雨の続きを、始めよう。

・・・ってことで、この土曜日はAJ宇都宮のBRM511宇都宮300km牛久発に参加してまいりましたよ。

宇都宮スタートと牛久スタートで同一コースを辿ることから、愛称は「宇牛共催」というものでしたけど、ぼくに言わせりゃ「雨中狂態」ですがな。こんな雨の中300kmも自転車漕ぐなんてのは正気の沙汰じゃない。狂ってる。

そんなクレイジーな方々がそれなりに集まっておりました。

今回は14時スタートですから、お寝坊さんには楽な集合時間ともいえますけど、反面、明るいうちにゴールするのは不可能なわけで、普通の人は夜通し走るハメになるわけです。しかも雨の中を。

13時には牛久へ着いてたので、ミニストップで腹ごしらえしておきました。

・旨塩炒飯と唐揚げ&焼売 ¥398

・スイートオレンジ&温州みかん ¥84

牛久では近隣への配慮から集合地点からスタート地点まで押し歩きとなってます。

ぼくは第3Wの後方でスタート。いつものようにマイペースでのそのそ走ります。

朝日トンネルは今時のトンネルにしては自転車、歩行者に優しくない構造だと思いましたが、ぼくが通過した時にはそれほど交通量が多くなかったのが救いでした。

そして、牛久発だと、いきなりラスボス登場!?みたいな道祖神峠へ。

途中、雨具のズボンがずり下がって半ケツになりかけたので公序良俗を乱さないためにやむなく立ち止まったりしつつもなんとか登りきりました。

下ってPC1セブンイレブンで軽補給。

・直巻おむすび とり五目 ¥115

・伊藤園Vivit's青リンゴ500 ¥147(値引額-22)

・7プレミアム みかんゼリー210G ¥138

区間距離が54kmしかないし、道祖神峠があるし、雨降ってるしで時間くってます。滞留時間考えると貯金は30分くらいしかないです。

おまけにすぐ日が暮れちゃうから画像はずっと無し。

防水のためにA5サイズのチャック付きパックにコマ図を入れていたのですが、水滴で文字が読みづらいです。カゴチャリだったらA4サイズが楽々置けるし泥除け完備だし雨ブルベにもってこいなんですが、日光ビーフでブレーキシューが摩耗してるので、今回はカゴなし車なのです。

泥除けがないから跳ね上げで雨具の隙間からジャージが濡れて気持ち悪いし、小さいコマ図は全然見えんけど、ディスクブレーキで雨でも制動力をそこそこ維持できるのは心強いです。

笠間から城里はさほど厳しい勾配があるわけではないですが、ビーフラインとほぼ平行に走るわけで、そりゃ平坦じゃないわけですね。

とか思いつつ、久慈川渡って坂をのぼると佐竹寺じゃないですか。春先に適当に通った道がブルベルートかと思うとなんとなく嬉しい。

しかし、ここから先が牛久スタートの真骨頂みたいな迷路状態で微妙なミスコースを連発。あっちうろうろこっちうろうろして、なんとかPC2にたどり着きました。

海に近いせいか風が強くて、濡れた体が冷えて震えました。結局、ここのチェック待ちが一番凍えたような気がします。参加者は寒い寒いいいながらも自転車漕ぎ出せば温まるわけですが、スタッフはそうもいかないわけで、ご苦労さまです。

・醤油とんこつ ¥118

・ビタミンウォーター ¥125

ここからしばらく来た道を戻るのですが、なにせ迷いながら来たもので戻りもよくわからん。

暗いし、コマ図も水滴が乱反射して見づらいし、少し走っては立ち止まって道を確認し、ってなことをやってましたけど、面倒くさくなって、やってきた列車に飛び乗ってコバンザメ走法に切り替えましょう・・・

うはぁ、コマ図見るのを放棄すると、すごく楽チン。個人的には道に迷うのもブルベの楽しみだと思うし、なんとなくズルしてるような後ろめたさもないわけじゃないけど、雨夜に折れかけた心では列車から下りる勇気などありませんでした。

だらだら勾配を乗り切って烏山のPC3。

・いなり寿司3個入り ¥198

・クリームスイーツコーヒーゼリー ¥105

・関東・栃木レモン200ml ¥90

・パルメザン焼きチーズデニッシュ ¥105

次のPCは宇都宮森林公園だから補給できないだろうし小腹に入れておかないとね。相変わらずの雨でなかなか動く気になれませんでしたが、こんなところにとどまっていても仕方ありません。

30分ほど休んで、貯金が30分くらいになってきたところでのそのそと出発します。

しばらく走ると、以前に宇都宮ブルベで通った道だということに気がつきますが、去年は牛久発しか走ってないから一昨年以前の記憶などで走れるハズもなく、似たようなルートの記憶とごちゃまぜになって相変わらず小規模なミスコースを連発します。

少し前からライトが点滅気味になったり怪しかったのですが、とうとうメインがほとんど点灯しなくなってきました。ポジションライトは点灯していますからライト内部の問題のようです。雨にずっと降られていたから水滴か何かがいたずらしているのでしょう。

ブルベのレギュレーションで複数のライトの設置が求められていますし、そうでなくともハブダイナモが故障する可能性だって少しはあるわけだからバッテリーライトも装着しています。SF-333XXを点灯しますが、明るいダイナモライトに慣れた眼には暗い・・・

コンビニ袋をシューズカバー替りに被せていたのですがそろそろ限界のようで靴下もジュクジュクしてきました。薄手とはいえメリノのソックスを履いていましたからその保温性に賭けましょう。

グローブはPCごとに水を絞ってますが、右手がふやけて掌の皮が浮いてきいます。

BRM420のときに比べて気温が高めなのが救いです。そして雨もようやく小降りになってきました。

鶴カントリーの坂は押し上げを覚悟していたのですが、車通りもないので蛇行しながら何とかクリアー。

自然休養村管理センターの自転車置き場の片隅のPC4へ。スタッフの方はきっとこの自転車置き場で半日過ごしてるわけでご苦労さまです。

久々に屋根の下で雨に打たれずに休憩できるので、暖かいコーヒーを戴いて、お菓子をパクつきコーラも飲んでのんびりくつろぎました。

ボトルにスポーツドリンクも補充していただいて至れり尽くせりの有人PCを出発。

この有人PCの欠点はトイレが離れてることです。田野町のセブンイレブンまで下ってもいいのですが、久々に森林公園Pの駐車場トイレに寄りましょう。灯りはないのですが、ヘッデンがあれば小なら大丈夫。

鹿沼や新鹿沼を迂回するルートで例幣使街道へ。華麗にミスコースしかけるものの前走者が気づいてUターンしてくれたので深い傷を負わずにすみました。金崎までくれば美田中までは埼玉ブルベおなじみの道だからコマ図不要で進めます。

雨もようやくやんで、ぼちぼち明るくなってきた田園地帯を走って小山網戸のPC5。

・自慢の味噌汁 ワカメ油あげ ¥100

・直巻おにぎり しそ梅 ¥110

・手巻おにぎり こんぶ ¥110

・アサヒ ワンダ 金の微糖 ¥120

さすがにPC4でのお菓子補給だけでは足りなかったようで、結構腹減ってました。途中で携行していたパンを食べてなきゃハンガーノックになってたかも。

もう雨も降らないことに決めて、ここでグローブとソックスをスペアに替えます。靴の中はグチョグチョですから、靴下の上からコンビニ袋をかぶせて靴を履きます。雨具ズボンももう不要でしょう。

途中、川原に鯉幟が見事だったのですが、背中ポケットで濡れ続けたデジカメの動きが怪しいことになってます。この1枚を最後に乾燥するまで動かなくなりました・・・

八千代、豊里ときて万博記念公園駅までくれば、いつもの牛久ルートなんですが、雨が上がって今度は気温が上がってきて暑くなってきました。しかし今さら立ち止まって雨具の上着を脱いで収納するのも面倒です。次にコンビニがあったらトイレ借りついでに雨具を収納するか、と決めたら今度はコンビニがありません。

結局ゴールの大野屋さんの隣のコンビニでトイレ借りました。ついでにアイスを買って自転車押しながらアイス舐めつつゴール。

・ロッテ グッドプライスバー75ml ¥62

ゴールは入口前だったので最後の階段クライムをしなくて済みました。それにしても、せっかくの旅館ゴールなのにスタッフの人たちは寝ることができたのでしょうか。ご苦労様です。

またまたお菓子を戴きながらスタッフの方とお話しますが、眠気が襲って来る前に帰りましょう。

帰路は自歩道メインでのんびり帰ります。太いタイヤだと段差を気にしなくていいのでこういうときに楽です。

デジカメもダイナモライトも乾いたら通常の状態に戻ったようです。

 

 


リハビリ三昧

2013-04-21 22:08:18 | ブルベ

BRM323で転倒してから3週間が経つから、症状が悪化することもあるまい、とタカをくくって4月はリハビリ月間にしちゃうのだ。

故障抱えていきなり公道走るほど自信家じゃないから3月末に家の周囲1ブロック(まあ、それも公道っちゃ公道だけど)を試したけど、右手の力が体重を支えるにはツライ。シフト操作も頻繁に行うにはキツイ。ブレーキは頼りないから早めにかけることを心がけないとイカン。

ってな状況を把握したうえで4/6から漕ぎ出しましたよ。

ホントーは吉高の大桜に行きたかったんだけど、まだ無理っぽいんで、手近に今井の桜へ。

えぇ、もうすっかり盛りを過ぎてました。

 

たかだか30km程度しか漕いでないけど、久々だからえらく疲れました。

4/7は風が強かったので手賀沼散歩。

 

【リハビリその1】は4/13に平地特訓です。

牛久まで自転車漕いで行ってきましたよ。

BRM413です。あちちさんに挨拶して、出走する方をお見送り~

ってなことして、

迷路のようなキューシートを辿ってコンビニへ。

宇都宮ブルベは今までコマ図しか使ったことないけど、たまにはキューシート使ってみるかと思ったんだけど、慣れている埼玉のとは表記が違うから結構とまどいました。

宇都宮のスタッフはなんと各PCでチェックしてましたよ。

さて帰りましょう。

  

 

ってな200km+60kmくらい。

 

【リハビリその2】は4/14に平地特訓です。

ドロップハンドルにもなれておかないとってことで、スカンジウム号で柏の葉へ。

チーム東葛の皆さんと渡良瀬ミーティングに参加するのです。

 

今回の補給食はアンパンとクリームパンにキャンディだったです。

 

軽い向かい風の中渡良瀬遊水地へ到着しましたが、リハビリなんでオプションは参加せずにゴロゴロします。

 

お弁当~

 

 

パンク修理教室を眺めて、復路はどエライ向かい風で泣きながら帰着。

くじ引きの商品はLEDつきリアフェンダーでした。安心してナイトランできますね?

 

 

【リハビリその3】は4/20にとろとろと川口まで行ってきました。

日光ビーフといえばコースがどうのとか以前に天気が荒れるので有名です。

2010年はスタート前にドカ雪が降りましたし、2011年は季節はずれの台風接近です。2012年は霧雨程度でたいしたことなかったですが、今年はどうでしょう・・・

PC1までは平和だったんですけど、山中に入ってから雨が降りだしてそのままずっと濡れっぱなし。

 

 

 ってなことで写真は日光駅前以降ナシ。

気温が低くて濡れっぱなしだから、特に日が落ちてからはガタガタ震えて寒気はするしたまらんかったです。

日が昇ったらマシになるかと思ったら今度は風が出てきて濡れた体から熱を奪ってくれるんで凍えたまま。

ゴールしてからも寒気が収まらないので松原のスーパー銭湯で暖まって帰宅の460kmくらい。

セミドロップ、ドロップ、フラットと試してみて、今の状態だと上半身をそれほど支えなくていいポジションのMTBが楽っぽい。

でも今回の走行でシューを使い果たしたから交換せねば・・・


ラクありゃ苦ありの300km

2013-03-28 23:57:20 | ブルベ

3月23日は早起きしてサイクリング。

見事に見頃な見沼遊歩道の桜を見ながらやってきました神根の駐車場・・・といえば、

2013年のブルベに今更ですが初参戦ですよ。

あちちさんにお声がけしてのんびりスタート。

あちちさんは速いからスタート地点でしかお目にかかれないのです。

金明通りで暑くなってきたので、長袖ジャージを脱いで長袖Tシャツとタイツというテキトーな格好になりました。

なかなか集団がバラけない感じでPC1へラクしながら到着。

りんりんロードはちょっとだけ向かい風。後ろでぬくぬくしたり、ちょっとは前出てみたり、置いてかれたり。

霞ヶ浦湖畔はやや向かい風が強くなったけど、タマに20km割るくらいだから大したことはない。

風が強い時なら10km割って平地で泣きながら立ち漕ぎするのが霞ヶ浦だ。

・・・そうは強がってもヘロヘロになってのPC2は有人チェック。

風のせいか寒いから、とっとと出発。

霞ヶ浦大橋渡って、ナマズバーガーと思ったけど、向かい風気味だし速く漕げないから素通りしてノソノソ進んでPC3。

ブルベって何ですか?

そう問われたら、遠くのコンビニを巡る旅だと答えるよ。

 

涸沼くんだりまで来たところで

すっ転びましたとさ。

この段差に車輪とられて落車しちまいました。

後続のお若い方の3人にカメラとかヘッ電とか拾っていただきました。ありがとうございます。

あのときは気が動転してて御礼もろくに言えなかったんじゃないかと。

5分ほど気を落ち着かせてから自転車の確認。パンクもなしリムブレも許容範囲でOK。

続いて身体の確認。膝下がヌルっとするのは流血か。タイツ破いてるし擦り傷ってところだろう。たいしたことない。

でも右腕、肩、脇腹の痛みはどうだ。右手を動かすと痛みが走る。

でも我慢してぐるぐる動かせば動くから、悪く見積もっても、骨ならヒビ程度、筋なら部分的に切れたくらいだろう。

救急車のお世話になるほどじゃないけど、ゴールまで130kmくらいかぁ。

6時間、いやダメージあるから7~8時間見たほうがいいんじゃなかろうか。

落(ラク)ありゃ苦アリってことで、そのあとのつらいのなんの。

利き腕側に力をいれられないし、右手首も打撲してたみたいで腫れてくるし、暗くなってきたし、寒いし。

自転車って全身運動なんだね、と痛む右上半身が教えてくれたナイトラン。

もうほとんど泣きながら夜のコンビニ巡り。

 

峠がないフラットなコースでよかった。

目吹橋で、このまま家帰って寝たほうがいいんじゃないかと悩むのはいつものこと。

まして右腕が使い物にならないから手信号もろくに出せないし。

ってなこと考えながら川口に戻ってきましたよ。

健康ランドに行こうかななんて思ってたけど、たぶん時間が経つと痛みが増すに違いないから、動けるうちにとっとと帰るのです。

夜桜を眺めながらトボトボと漕いでなんとか家にたどり着いて、長かったBRM323埼玉300kmも無事じゃないけど終了。

参加の皆様お疲れ様でした。スタッフの皆さんいつもありがとうございます。

 

 

翌日は、なんとハシもモテない状態でビックリ。

そろそろ1週間経過するけど、ようやく寝返りがうてるようになった。けど、右腕を上げるのはかなりキツイ。

肩をひねる動作が一番つらいから、尻ふくのが結構大変だからウオッシュレットの偉大さがすごくわかる。

 


長距離ライダーの憂鬱(2)

2012-11-10 21:05:25 | ブルベ

迷走が効いてしまってブリーフィングの途中にようやくスタートに辿りついたのだが、キューシートの変更などがあるかもしれないし、少なくともスタッフが試走したうえでの注意点などを伝えてくれる貴重な場なので本来は遅れるべきではない。

聞き逃した部分でたいしたことがないことを祈りつつ、パンを齧りながらスタッフの話に耳を傾ける。

ちなみに今回のコース担当者は4年前の青葉千葉500kmを完走している。

ブリーフィング後にのんびりと出走手続をとったのにブルベカードに印字されたスタート時刻は定刻22:00スタートとなっていた。

AJ千葉はウェーブスタート形式が多く、しかもウェーブにあわせてブルベカードに記された時間も変えてあったり至れり尽くせりの印象が強かったのだが、今回はオダックス埼玉のように装備チェック後順次スタートという流れらしい。

スタート後CRから車道に出るまでの流れや千葉市内の信号を考えると、集団でストレスをためるよりは後方でマイペースで走ったほうが楽なように思えて、喜多方600kmのときにPCごとに顔を合わせていたo氏と最後の方で検車を受けた。

<AJ千葉撮影>

o氏の特徴的な巨大バッグがカゴに変わっていて驚いた。これだけの容量があればフロアポンプだって運べるに違いない。

 

スタートしてしばらくは市街地の走行だ。信号が多くてペースを保ちにくいのだが、後方スタートのおかげか、それほど集団になることもなかった。

追い風気味だったので、少し頑張って漕ぐ。

BRMには制限時間がある。認定距離が600km以下の場合は休憩込みの旅行速度を毎時15kmとして計算する。300kmのBRMならば20時間以内にゴールにたどり着かなければ完走の認定はなされない。そして、多くの場合は各PCにおいても、スタートからの距離を毎時15kmで除した時間で足切りを行う。

PC間の区間時間ではなく、あくまでスタートからの時間での制限だから、できることなら前半に距離を稼いでおいたほうが気が楽だ。

スタート直後の比較的脚がフレッシュな状態のうちに、そして夜間で景色に気をとられないうちに、時間的な貯金をつくっておこうという作戦でいこう。

国道を外れて交通量が少ない道に入ったあたりで、速い人にパスされたり、のんびり派の人をパスしたりといった動きがでてきた。巡航速度ごとにフルイにかけられている段階なのだろう。もう少し距離が進んで、PCを1つ2つこなせば、休憩時間での選別が行われることになるから、後半になるとPC毎に見かける面子がほぼ固定されていくということになるはずだ。

東金九十九里有料道路は軽車両20円。

小銭を出すのも、夏場はともかく冬場だとグローブを脱着するはめになったり面倒な作業になりかねない。だけど、例えばステムに10円玉2枚をビニールテープで貼り付けておけば簡単に支払いを済ませることができる。

PC1での滞在は短めにしてリスタート。

思ったより気温が低いからタイツを履こうかと思っていたのだけど、忘れてしまった。これから登りもあるわけだから身体が温まるかもしれない。

そんな甘い考えを打ち砕くようにポツっときた。

先行者が雨具を身に着けるためだろうか、立ち止まっている。

私は次の山襞では雨が降っていないことを信じて走り続けることを選んだ。しかし、いくつかカーブを曲がるのだけど、雨足はむしろ強まっている。雨宿りできそうなところには先客がいたので、街灯に照らされた路肩に停車して雨具を身に着けた。

気温が低いせいか、頭に落ちる雨粒が冷たい。雨具のフードをヘルメットの下にかぶる。

夏場だとアンダーも半袖を使うことが多いから汗に濡れた肌が直接雨具に触れるので蒸れやすくなるけど、長袖アンダーの時期なら多少はマシだ。それに気温が低いから多少は蒸れて温まったほうがうれしい。

降り始めで路面に水溜りができているわけではないし、フルサイズのフェンダーを装着しているからタイヤからの跳ね上げはほとんどない。もう少し降りがきつくならない限りは雨具ズボンははかなくてよさそうだ。

R465が右に曲がる箇所で前走者の集団が直進。つられて直進しかけるがどうもおかしい。いったん停止してキューシートとサイクルコンピュータの距離を照らし合わせてミスコースと確信した。前走者のテールライトはすでに見えなくなっていたから特に追いかけることはせずにUターン。

ブルベはレースでなくサイクリングなんだから、ミスコースして復帰するのも楽しみのひとつなのかもしれない。競技ならミスコースするなんて馬鹿じゃね?で終わるのだろうが、ブルベの世界では、数十kmミスコースしたけど完走した、というのは勲章にすらなるのだ。

三石山のトイレでタイツを身に着けて下りに備える。タイツはラン用の薄手のものにしたのだが、この寒さならウィンドブレーク素材のものでよかったかもしれない。

この下りはグレーチングに隙間があったりするので注意が必要なのだが、 B&MのLumotecIQが周囲を明るく照らすこと、そして26×1.4の太めのタイヤは多少のギャップなど軽くいなしてくれるから、それほどペースを抑えなくてすむ。反面、上りではタイヤの重さやハブダイナモの抵抗もあって忍耐、辛抱の時間を過ごすわけだけど、私はもともと上りは遅いから多少遅さに磨きがかかったところでどうってことはない。私には下りのペースを抑えるほうがつらい。

PC2から鴨川有料道路へ。

 ここも軽車両は20円だ。雨に濡れたステムにはビニールテープの粘着力では不安だったので、今回は雨具のポケットに10円玉2枚をしのばせていた。財布から出すよりはマシという程度にしかならない。 

鴨川から太海を抜けてR128に出ると退屈な道が続く。

明るいときならば景色を眺めることもできるのだけど、暗い中ではそれもかなわない。軽い向かい風とあいまって私のモチベーションはどんどん下がる。

はるか先を走るリカンベントの尾灯だけを支えにしてペダルを回している状態だ。後ろについている人は前に出てくれそうにも無い。

道の駅鴨川オーシャンパークでいつものように仮眠すればよかった、と後悔したところで仕方が無い。

それでも北緯35度最東端の看板を見逃すわけにはいかない。

停車して撮影している間に、リカンベントも後ろについていた人も遠く走り去ってしまい、私はひとり闇の中に残される。

 


長距離ライダーの憂鬱(1)

2012-11-03 17:49:27 | ブルベ

10月26日

オフィスの電気を落とし外に出た私はフゥっと溜息をついた。

22時。

家に着くのは日付が変わる直前になるだろう。

等々力緑地に明日の6時というのは、やはり難しいようだ。

4時47分の始発では武蔵小杉に着くのは6時4分。

終電で前日入りするにしても23時5分には柏を出なければいけない。

幻のBRM青葉千葉500kmのスタート地点に立つには自走か車載ならば可能かもしれないが、それでは体力的に持たない。

青葉にはエントリーしていなかったけど、正解だったようだ。

 

BRMのうちAudax Club Parisien認定のものは200km、300km、400km、600km、1000km、それにPBP1200kmがある。

BRM500kmというものは基本的に存在しない。同一開催日のBRMに連続参加することで参加者が勝手に名乗るだけのことだ。

同一開催日ということを考えると、朝スタートの200kmと夜スタートの組み合わせになる。2012年の場合でいうとBRM908群馬200km+BRM908宇都宮300kmと、BRM1027青葉200km+BRM1027千葉300kmがそれだ。

 

10月27日

 のんびり起床した私はPCを起動させてAJ千葉のサイトを開いた。

BRM1027千葉300kmにはエントリーしていたのだが、その準備をしなければいけない。

まずはキューシートと権利放棄書をAJ千葉のサイトからダウンロード。キューシートとWeb地図で軽く地図読みをしたりすることもあるのだけど、今回のコース担当者なら大丈夫だろうと割愛した。たとえキューシートの記載が間違っていて結果として完走できなかったとしても、それはコース担当のせいではない。地図読みを怠るほうが悪いのだ。完走にこだわるのならば地図読みを行うべきだろう。ただ、路上の遊びの醍醐味は、サイクリングだろうとドライブだろうと散歩だろうと、軽い迷子にこそあるのではなかろうか。

キューシートを夜間でも見やすいようにフォントを拡大し、使い慣れたオダックス埼玉のキューシートの表示順に並べ替える。これだけの作業でも、ある程度のコースはイメージできる。少なくとも信号名や注意箇所は記憶の片隅に引っかかるはずだ。

自転車も準備しなければいけない。

タイヤの空気圧を適正に調整し、チェーンにオイルを塗る。チェーンオイルは(有)ナカイの万能オイルを使用しているが、結構な距離を走ってもチェーン鳴きが起きにくくなかなかの良品だ。

サドルバッグにチューブ2本とパンク修理キット、携帯工具を突っ込み、灯火類を装備する。メインはハブダイナモで駆動するけど、ハブダイナモが故障したときのことを考えて前後ともバッテリー駆動のものを用意した。BRMのレギュレーションは最低限のものであり、闇夜の中で安全に遊べる装備を自分なりに考える必要がある。私は夜間走行があるBRMにおいてはヘッデンも複数持参している。2009BRM920埼玉1,000kmの際にヘッデンが故障したらキューシートやサイコンを見るのが大変になるということを経験したからだ。

 問題は服装だ。

この時期、夜は冷えるが昼は暑いかもしれない。クラフトの長袖インナーに半袖ジャージ、レーパンに膝丈のコンプレッションソックスを基本として、重ね着をどうするか。

レッグウォーマーにアームウォーマーでは寒そうな気がするので、長袖ジャージにラン用のタイツを用意した。別途ペラペラのウィンドブレーカーや雨具も持っていくから何とかなるだろう。雨具は携帯性を重視してゴルフ用の安物を選んだ。

 

小一時間ほど仮眠をとって19時半頃に家を出た。

夜の空気は思っていた以上に冷たく、そして暗い。光があたっていないだけで風景も変わって見える。

沼南から鎌ヶ谷、大穴北あたりで迷走しつつも実籾の先で花見川になんとか辿りついたのだけど、迷走している最中は自分がどの方角に向かって走っているのかすらわからなくなってしまい、スタート地点に行くことができるのかすら不安だった。

ケータイで位置を確認しようかと背中ポケットに手をやったところで、充電中のまま家に置いて来てしまったことがわかっただけだった。

花見川まで来てしまえばCR沿いに走ればいい。

スタート地点にトイレは無かったはずだから、CR手前のコンビニで用を足して補給食にパンとペットボトル入りコーヒーを買い込む。

ここでご丁寧にCRを反対側に進んでしまう始末だ。京葉道路まで行ったところで、遡上するのではなく川を下るべきだったことに気がつきUターンして三角公園へ到着した。