67camper's Blog

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オルガン界のコルトレーン,ラリー・ヤング

2007-08-21 00:03:39 | jazz & vocal
Young Blues/Larry Young
(New Jazz 8264)


 先日来,ブログ仲間のNOTさんとの間でNEW JAZZレーベルの白枠ジャケットのことが話題にのぼっていました。これは,NOTさんがユゼフ・ラティーフ,自分がカーティス・フラーの白枠カバーを相次いでアップしたことに端を発する流れなのですが,NOTさんがこの白枠シリーズをたくさん所有していることがわかったのですが,自分がたまたま所有していたラリー・ヤングをお持ちでないとのことでしたのでアップすることいたしました。ラリーヤングと言うと,タイトルに挙げたようにブルーノートの"UNITY"を頂点とするコルトレーンサウンドのオルガンで再現と言う点に目(耳)がいきがちですよね。それ以前のジミーフォレストグループに参加しNYにでてきてNEW JAZZへの吹き込みをはじめた頃の一連のアルバムにはまだトレーン色は顕著ではないものの既に将来の活躍を予言させるような溌剌としたプレイが聴かれます。本日のアルバムは白枠シリーズの一枚でNEW JAZZ第2作です。

 メンバーはLarry Young(org)に加え,ジミー・スミスグループで活躍したThornel Schwartz(g), ベースにベテランWendell Marshall,ドラムスにややこしいですが同性同名のJimmy Smithという布陣です。このアルバム、ヤングも良いですが相方をつとめたシュワルツのアルバムと言ってもいいぐらいの素晴らしいギターに脱帽する筈です。A-1のタイトル曲から,艶のあるサウンドで良く乗ったヤングのオルガンが炸裂しますが、ここでのSchwartzのギターが絶品で聴きごたえ充分です。B-1のマイナーなテーマの佳曲"Minor Dream"やB-2のブルース"Something New, Something Blue"でのヤングのコンピングにのったブルージーなSchwartzのソロがこれまた素晴らしい出来ですね。最後はシルバーの"Nica's Dream"で結ばれており、ここでのエキサイティングなヤングとシュワルツの演奏はファンキー好きには応えられないモノでしょうね。



 所有盤は勿論、パープルラベル,オリジナルモノラル盤で画像のように両面にかなり広いDGが見られます。このヤングのドン・シュリッテンのポートレイトも好きですね。またRVGのタイトな録音もモノシステムで聴くと最高ですよ。