北海道新聞によると
道警の支援により暴力団から離脱した組員は、昨年1年間で前年より17人多い127人だったとのこと。
道警は離脱者が組織に復帰しないよう就労支援に取り組んでいるが
受け入れられる職種が限られているなど課題も多いと言う。
数年前に服役を終え出所した際に暴力団との縁を切った男性は
仕事が見つかるまで生活保護を受けようとしたが、窓口で
暴力団員だった経歴を指摘され、道警に離脱の照明をして貰い受給できたという。
その後、元暴力団員を雇用する建設会社で働き3年になる。
世間からは冷たい目で見られるが、仕事仲間と汗をかく仕事は充実しているし
早朝の勤務後に食べる定職が一番の楽しみになっているとのこと。
しかし、そのように就職が出来るのも年に2,3人で、それも受け入れに協力する98社の内
9割が人手不足が続く建設・土木業に限られ、希望の職種が見つからないそうだ。
20都道府県の警察が就労支援で連携する協定を結んだりして
地元の暴力団との関係を絶つために遠隔地での仕事を紹介したり
協力企業の情報を共有し雇用条件を調整するなど
警察OBも悩みの相談に乗るなど復帰しないよう目配りをしてくれているという。