脱法ドラックを摂取し、運転をしたことによる重大事故が多発している。
新聞によると、脱法ドラックはハーブやお香などと偽装して売られており
刻まれた乾燥植物片に合成された化学物質(薬物)を混ぜ込んだハーブ様のものを
タバコの様に吸うと興奮したり幻覚症状がでたりして大麻や覚せい剤と似た作用を示す。
脳神経細胞が減少する強い毒性も確認されている。
また、元常習者の告白によると
「買ったとたんにすぐに使いたくなり家まで待てない。吸って運転すると流れる景色が違い
スピード感があり、そのスリルにはまってしまう。大学生の時始めたが就職して仕事がきつくなると
ほぼ毎晩吸うようになり、その内身体が勝手に動いて暴れるようになってしまった。
暴れている自覚はあるが自分では止められず、会社は休職せざるをえなくなった」
「覚せい剤を常習して刑務所に入り出所後は脱法ドラッグに手を出した。
やり過ぎて毎日のように自宅や近所で大声を出すようになり、警察に通報されても
覚醒剤反応が出ないから逮捕されないので、家族は手に負えず出て行った。
今は行く場所がないので薬物依存者を支援する団体の世話になっている」など
脱法ドラッグは想像以上の危険薬物だった。
先日、裁判所で裁判を傍聴したが、その時の内容は覚せい剤常習者が
3度目の逮捕で裁判をされているところだった。
出所後は母親が身元引受けになるというが、終了後傍聴席にいた
母親らしき女性の背は老いて来て曲がってきていた。