日々の想いを

例え辛い日があろうとも 目の前のことをひたすらに坦々と。

福祉ボランティア活動への疑問

2016-10-28 23:58:05 | Weblog

私の住む市も、ご多聞に漏れず高齢化率が地区によっては

35%~45%前後になっている。

私の住む町会付近もほとんどが65歳以上になってきている。

近年は年金が65歳からとなっていることも有ってか

仕事を70歳くらいまでしている方も多く

ボランティアの参加者も70歳くらいからが多い。

そんな時、市や社会福祉協議会からの地域ボランティアへの要望は

年々多くなっており、ボランティアとして参加出来る人は

たやすく見つけられず1人何役にもなってしまっている。

地域高齢者のためのサロン事業の拡大も推奨されているが

始めてみると参加する人からは喜ばれているが、やる側としては

自分の時間はとられ、それを続けて行くことは並大抵ではない。

介護認定を受けていて困っている人を送迎する福祉移送サービスの

ボランティア、雪かきのボランティア・・・などなど

次々と案は出されるが、どれをとってもボランティアという名で

たやすくできるものではない。

そんな事も、こんな事も・・・この高齢者ばかりの街で

あと10年もすればどうなるのだろうと日々悶々としてしまう。

 

 

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感動の若年認知症での生きかた

2016-10-14 01:46:26 | Weblog

それぞれの人生の中で、様々な病がどれ程多くの人たちの

希望や幸せを奪っているか。

我が家も含めてそんな事を実感せざるを得ないこの頃

若年認知症になったご本人の体験談が新聞で見かけるようになった。

頑張って専門家として働いている最中にその病になりながらも

若年認知症を公にして生きて行く道を見つけている方々・・・。

そのお一人、教育関係の仕事をずっとして来られた63歳の男性は

仏教系の事務長の職に就いていたとき、自分の住所の「桃」と言う字が

書くことも書き写すことも出来なくなっていたことに気付きショックを受けた。

パソコンの操作も出来なくなるなど、1年間悩み抜き退職することに。

仕事を辞めてからは不安でいら立ち奥さまにも当たることも有ったとか。

でも、専門病院で若年認知症向けディケアとして行われている

テニスサークルに出会い、同じ病気の人が上手にテニスをしている事に

希望が持てたと言う。

今では奥さまの応援もあり、認知症の人や家族に寄り添う人を養成する

事業の講師をしたり、大学の当事者研究に参加したりして

来春京都市で開かれる国際アルツハイマー病協会国際会議では

組織委員を務め61歳の奥さまと二人三脚で認知症の当事者として

啓発活動に取り組んでおられる。

お写真でのお顔も穏やかで希望にあふれていて、

決してご自分を失ってはおられなかった。

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納得できない死刑廃止論

2016-10-10 02:00:42 | Weblog

日本弁護士連合会(日弁連)は7日、福井市で人権擁護大会を開き、

「2020年までに死刑制度の廃止を目指す」とする宣言案を

大会参加の7割という賛成多数で採択したという。

国際社会からは日本の死刑に厳しい非難が寄せられているそうだ。

殺人の犠牲になった人も、罪を犯した者も同じ尊い命かも知れないが

どう考えても真面目に生きている人の命を理不尽にも奪った人間が

自由はないとしても保護されて一生を送れるなんて理解できない。

「尊い命だから」と死刑廃止を唱えるのは人として正しく

善良に映るだろうが、先日のように多くの障碍者を殺傷した犯罪者は

自身がその直前まで精神科に入院していたことも計算づくだったと聞くと

全ての殺人者が死刑から逃れられる制度なんて考えられない。

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任意後見

2016-10-07 00:43:27 | Weblog

以前、高齢者サロンで講師から成年後見制度のことを学んだことがあった。

成年後見制度とは

精神上の障害 (知的障害、精神障害、認知症など)により判断能力が

十分でない方が不利益を被らないように 家庭裁判所に申立てをして、

その方を援助してくれる人を付けてもらう制度とのこと。

しかし、我が家にとっては、近くに子もいないことから

任意後見制度という 本人が判断能力を有している間に、

将来自己の判断能力が不十分になったときの任意後見制度の

後見する人を、自ら事前の契約によって決めておく制度に興味があった。

それで2回目には、任意後見制度について講演をしていただいた。

でもその手続きをするとき後見人の不正を防ぐために

任意後見監督人選任申し立てをし、それが実施されるとき

月々3万円の支払いが必要であり、そのほか、手続きをするときの費用

後見人へのお礼などが必要と知り、財政的に豊かな者にとっては

必要であり、安心できる制度ではありそうだが

年金だけの暮らしの者にとっては到底楽ではないとガッカリした。

「老いても住み慣れた地で」というのは理想であって

現実はなかなか厳しいと認識させられた内容だった。

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