人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

エゾエンゴサクとキバナノアマナ

2024年04月28日 | 野の花山の花

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)とキバナノアマナ(黄花の甘菜)、どちらも春一番の山菜です。

延胡索なんていかにも中国語的だが、元々は漢方薬名からきている。

山菜としては全草を食用にするが、葉と花をお浸しにして食べてみたが、くせが無く美味しい。

キバナノアマナは名前のとおり食べると甘い味がするそうだ、これは食ったことない。

 

エゾエンゴサクは公園や市街地など、雪が少なく生育環境の良い所では大きくなるが。

 

積雪の多い山地では、せいぜいこんな大きさにしかならない。


キタコブシとシデコブシ

2024年04月27日 | 野の花山の花

早春はコブシの花の咲く季節、コブシの花は遠目で見るとみな同じに見えますが。

 

これはキタコブシ(北辛夷)、花びらが6枚です、北海道の野山に咲いているのはこのキタコブシ。

 

これはシデコブシ(四手辛夷)、花びらが12枚~18枚、北海道では公園樹として植えられている。

四手って何だ?しめなわ(注連縄)なんかにぶら下がっている白い紙で作ったヒラヒラしたやつ、

花がこれに似ているからシデコブシ。


オオイヌノフグリとルリシジミ

2024年04月24日 | 自然観察

公園の草叢がブルーの絨毯になっていた、春一番に咲く花、オオイヌノフグリが満開だ。

 

オオイヌノフグリはゴマノハグサ科に分類されていたが、

新しいゲノム解析からのAPG体系ではオオバコ科に分類されている。

 

これからは同じ仲間のタチイヌノフグリ・フラサバソウ・テングクワガタなどが咲き始める。

 

これはユキザサ(アズキナ)の葉っぱの様に見えるのだが、こんな街中に生えているかな?

 

ルリシジミが飛び回っていた、春だなぁ。


地球の夜は明るくなった

2024年04月22日 | 自然観察

夜の地球の衛星画像です、それぞれの国地域の政治経済や自然環境の違いを読み取れます。

最も目につくのが北朝鮮の電力事情の悪さ、首都ピョンヤンにしか明かりが点いていません。

日本列島と中国大陸中華平原の土地利用の違いも一目瞭然、これじゃ中国には勝てませんわ。

地球の夜の明るさは、ほぼ人口密度に比例しています、南西諸島で明るいのは

沖縄本島の那覇市を中心とした南部だけ、その他の島しょは真っ暗です。

人口密度と夜空の暗さを比べてみました。

 

札幌市内で撮ったぎょしゃ座、月齢5.7の月の光と画面下には市街地の明かりが有ります。

20mm    F 3.5   露出  5 秒 ISO  3200  、五角形のぎょしゃ座がかろうじて写りました。

 

座間味島の港で撮ったぎょしゃ座、約40Km先に那覇市が有るので空が何となく明るい。

16mm    F  2.8   露出 28  秒    ISO  3200  、山の端ギリギリまで星が見えています。

 

波照間島のサトウキビ畑の中で撮ったぎょしゃ座、空は完全に真っ暗で人工の明かりは有りません。

16mm    F  2.8   露出  26  秒     ISO  1600  、中央の明るい星は木星です。    


近所の公園は春本番 山は冬山

2024年04月19日 | 自然観察

ミズバショウの咲いている近所の公園へ行ってみたら、花の盛りは過ぎて葉がこんなに大きくなっていた。

 

エゾノリュウキンカはちょうど満開だった、北海道では谷地蕗と言って春一番の山菜です。

 

なんとエンレイソウまで咲いていた、季節の移ろいのなんと早いことか。

 

山の方はまだまだ冬山だが、クマさんが寝ぼけ眼で穴から出てくる頃かな。


春の訪れ

2024年04月12日 | 自然観察

4月10日19時40分の西の空、都市の街明かりの中ですが、

プレアデス(スバル)とV字形のヒアデス星団がなんとか写りました。

月と木星と両星団の中間を通る線が黄道(太陽の通り道)です、

逆に言えば地球の公転面、したがって他の惑星の通り道でもあります。

画面には写っていませんが左上にオリオン座が有ります、

冬の星座が消えゆく時期、春の訪れを告げる星空です。

 

4月10日は雲一つない快晴でした、木の根元の雪が解ける「根開き」春の季語です。

 

裏山の散歩道、昨年の今頃は雪が解け路面が出ていたのですが、今年の雪解けは遅れている。

 

ハンノキの雄花、花粉症の私は見ただけでクシャミが出ます。

 

落ち葉の下から春の芽生え、大きく成ったらなにになるのかな。


膨らみ始めた樹木の冬芽

2024年04月07日 | 自然観察

陽射しが春の陽気になってきたので、森林公園へ行ってみたら何処もかしこもまだ真っ白。

デジカメのモニターで拡大して見たら、手稲山のゲレンデでまだ滑っている人がいた。

 

雪が解け日の当たる場所にオオイヌノフグリが数個咲いていた。

春一番の使者、今年も冬が終わったことを実感する。

 

最も早く新芽を膨らませるエゾニワトコもまだこの程度。

 

カツラの木の冬芽もやっと赤く成ってきた。

 

樹液で光るトチノキの冬芽と葉柄痕。

 

白猫が目覚めたヤナギの木、名前は知らない。

 

膨らみ始めたライラックの冬芽、花が咲くのは6月だ。


山は冬山 海にはメザシ

2024年04月04日 | 日記

風が暖かく成ってきたので久しぶりに海へ行ってみた、石狩湾の向こうの山々はまだ冬山だ。

風力発電の風車はまだまだ増えるらしい、段々と自然の景観がなくなる。

 

海岸は打ち上げられたイワシで一杯だ、こんな状態が数キロに渡って続く。

苫小牧の方ではホッキガイ(北寄貝)が大漁に打ち上げられている、海が変になっちゃったのかな。

 

良い具合に干上がって、これは完全にメザシだな、魚屋で買うのが馬鹿らしくなってきた。

 

海岸から眺めた手稲山とネオパラ山、この頃冬山へ登る体力が無く成ってきた。

雪が解けたら山菜採りに行ってきましょう。