人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

手稲山へ雪を見に行く

2008年10月31日 | 野歩き山歩き

午前中は晴れ間が広がったので、手稲山へ雪の具合を見に行く。

わざわざ山の天辺まで行かなくても、もうすぐ平地でも雪が降るというのに。

本当にアホな暇人なのであります。

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思っていたより積雪量は少なかった。何よりもすでに多数の足跡が。

世の中には暇人が多いみたいです。

手稲山は山麓ロープウエイ駅まで車で来れば、標高差450m、片道3.0kmと手軽で

後期高齢者の恰好の運動場と成っているのです。今日もオバサン一名と高齢者一名に合う。

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定山渓天狗岳方面も、まだそれ程雪は多くありません。

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何も撮る物が無いので、オオウバユリの抜け殻でも。


「つげ義春とぼく」とぼく

2008年10月30日 | 今日の雑感雑記

ここ数日は冬を目の前にして、何ともハッキリしない天気が続いています。

本当は新雪の山へ行きたいのですが、山頂に掛かる黒い雲を見れば

何となく行きそびれてしまいます。

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暇を持て余す時は読書しかありません。そこで前から気に成っていた「つげ義春」です。

旅を生き甲斐とする者にとっては、この二冊はバイブルみたいな物です(???)

「何処でもいい、何処でもいい、この世界の外でありさえすれば」ボードレールの言葉。

明日からはソファーに寝ころんで、つげ義春ワールドに旅します。

つげ義春の倒錯した世界に憧れる「ぼく」はやはり倒錯した人間なのでしょうか?

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昨年一月に三泊四日した北海道河東郡鹿追町の山の中に有る菅野温泉です。

ちょっぴりと、つげ義春ワールドに浸る事が出来ました。


エゾスズシロ

2008年10月28日 | 野の花山の花

今日も雨が降ったり止んだりと、朝から肌寒い一日でした。

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先日近所の散歩で見掛けたアブラナ科エゾスズシロ(だと思う?)です。

エゾスズシロは、開花時期6月から10月で海岸そばの砂地に生える植物です。

私の家は標高25m程の星置川扇状地の上に有りますが、一歩海側へ行けば

標高5m程の平坦地で、砂地の中にスイカ畑が広がっています。

この砂地は、約6000年前の縄文海進時の海岸で、紅葉山砂丘と言います。

したがって、海岸の砂地に生えるエゾスズシロが有っても不思議は無いと思うのですが。

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一方これは、西表島の南風見田の浜で撮ったハマダイコンの花です。

北の端と南の端でも、同じダイコンの仲間ですから、同じ様な花です。当たり前か。


手稲山初冠雪

2008年10月27日 | 写真

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昨夜の雨が手稲山の初冠雪となりました。デジタルズームなのでボケ写真ですが。

天候が回復したら、初雪でも見に行きましょうか。その前に車のタイヤ交換しなきゃ。

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一瞬の晴れ間に綺麗な虹が、太陽高度が低いため虹も低い位置に架かっている。

明後日には平野部でも雪の予報、いよいよ本格的冬です。


エコ・エコって何かウソっぽい

2008年10月26日 | 今日の雑感雑記

昨今はやりのエコロジー、環境に優しい生活をしましょう、なんてキャンペーンは

その中味、何かウソっぽくて嫌だな。

「環境に優しいマンションライフ」なんてCMが有ったが、そんなもの「ケッ!」である。

電気・ガス・上下水道使い放題、そのマンション建てるためにどれだけの資源を

使ったか、都市生活とは資源を消費するだけで再生はしない。

本当に環境に優しい生活をしようと思ったら、縄文時代に戻るべきです。

とは言っても

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こんな竪穴式住居に住んだり

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こんな食生活をしなさいとは言いません。

自然と共生していた縄文時代の精神世界を、少しでも取り戻してほしいのです。

食料の三分の一を廃棄するなんて生活は出来なくなるはずです。

今更「縄文時代の精神世界なんて何処に有るんじゃ」と言われそうですが

世界各国のいわゆる「先住民族」には、綿々として受け継がれています。

この件に関しては、もう少し突っ込んだ考察が必要ですが、今日の所は

酔っぱらいの戯言として置きます。アレェ~本当にヨッパラテきた!。今日はネル。


秋の手稲山北尾根

2008年10月25日 | 野歩き山歩き

昨日の雨も上がり、朝からスッコーンと澄み渡った青空、残り少ない紅葉を求めて手稲山へ。

標高の高い所はすでに枯れ木の山なので、北尾根コースを歩いてみる。

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標高100m付近の北尾根登山口、カエデが黄葉真っ盛り。

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標高400m付近の尾根筋へ出ると、此処はすでに枯れ木の山とかしていた。

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残り少ない紅葉が逆光に映える。

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ミズナラの葉がこんな色に紅葉していた。

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ツルリンドウの実が真っ赤に熟れていた。

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エゾリスが木の上から見下ろしていた。彼等も忙しい季節です。

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こんな赤テープが彼方此方に、オイオイ此処は一応100万都市の裏山だぜ。


紅葉の季節もお終いか

2008年10月24日 | 写真

今日は朝から雨と強風、町中を落ち葉が舞散っていました。

山々の紅葉も大分葉が落ち、いよいよ冬到来の季節です。

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先日の支笏湖畔の紅葉です。

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10月19日の旭岳の現状、ライブカメラからコピーしました。冬ですね、完全に。

さて、此からは暇人が益々暇になる季節、困ったなぁ~。


樽前山の植生分布・他

2008年10月23日 | 自然観察

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白く光っている点々が植生の付いている所です。

上へ上へと勢力圏を広げようとする植物と、斜面崩落とのせめぎ合いのラインが見て取れます。

噴気の有る所は、岩盤がもろく成っているため崩壊土砂が多く、植生ラインが下がっている。

ガリー浸食部や登山道(右下)にも植生が入り込めません。

最先端のパイオニア植物は何なんでしょう、地衣類でしょうか、登って見てみたい。

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西山の南斜面です。窪地に成って風の当たらないガリー浸食部に植生が集中しています。

斜面がかなり安定して来ている事を示しています。

植生の無いガリーが数条見えますが、ここはまだ崩壊が進んでいる所です。

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活動が活発なA火口の周辺には植生が分布していません。

東山にもガリーに沿った筋状の植生分布が見られます。

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羊蹄山と尻別岳です。ニセコ連峰は羊蹄山の陰になります。

樽前山から羊蹄山までは50kmありますが、この間の地形は、見かけ上平坦に見えます。

まるで隆起準平原の様で、接峰面図を書いたら真っ平らに成りそうです。

地質は、中新世の火山砕屑岩類と更新世の火砕流・溶岩類です。


樽前山の溶岩ドーム

2008年10月22日 | 自然観察

昨日は天気が良かったので、樽前山の溶岩ドームを見に行く。

樽前山の溶岩ドームは、1909年の噴火で形成されたもので、直径450m、火口原からの比高130m、

標高1042mです。外輪山の東山は1024m、西山は995mです。

現在は外輪山の登山道以外は立ち入り禁止となっています。

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外輪山の南側から見た溶岩ドーム、右端が最も活動が活発なA火口です。

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西山から見た溶岩ドームの全景、右側がA火口の噴気。

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A火口です、昔は立ち入り禁止とは成っておらず「ヘェ~、すごいなぁ」

なんて言いながら覗き込んでいたものですが。

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ドーム西斜面からの噴気です、特に火口は無く亀裂から吹き出している。

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東斜面に生じた亀裂の内部。

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昨日はドーム全体から水蒸気が上がっていた。

頂上付近や左端にポヤポヤ白く見えるのが水蒸気です。

明日は、赤外線で見た樽前山の植生分布・他です。