「ゴツン・・・」 ベランダの方で何かがぶつかった音がした。
何だろう? 傍によってみたら サンダルの傍でうずくまっているものが?
震えているのではない、痙攣しているのか 足を伸ばして、ヒクヒクと。
眺めていたがなかなかしゃんとしない。
しばらくして、目が動いた。 うつろな目、どこか焦点が合わないというそんな目
そうだろう、朝の澄み切った空気、風もなく、窓ガラスは磨かれ、透き通っているから
勢い良く飛び込んだものとおもえます。
痛かっただろうね・・・力いっぱい飛んできて「ガツン!
一体なんだ? ってね、きっと雀もびっくりだよ。
嘴を思いっきりぶつけたんだから。
しかし、大丈夫かな? 折れていないだろうか?
こんなことは滅多にないと、シャッターを切った。
「ごめんね、可愛そうな君を被写体にして・・」と思いながら パチリです。
パソコンに入れて、戻ってくると
「おや、いないぞ、飛んでいったのかな?」
「まあ、よかった、よかった、元気になって」
嘴はまだきっと痛いし、腫れているだろうよ 食事ができるのだろうか?
小さな雀さん、これからは気をつけてくださいね。