「秋」を探してきました。

今日は風も涼しく、ちょうどいい暑さです。

庭の仕事も少し落ち着いたので

（とは言っても、残りはまだまだですが）

先日の台風１８号、意外とあっさりと

ここ（京築地方）は通過したので大助かり。

この数日はまた暑さもぶりかえしたようですが。

 

　カメラを持ち、自転車を漕いで周辺の

「田舎の秋」を探してきました。

 

秋は、果物も　花も　野菜も…秋そのものです。

私の家から　ほんの数分で「田園風景」なんです。

埋め立てられたすぐ傍は、昔の畑や田んぼが続いています。

すでに休耕地になっている個所も多く。

そんな空き地にも　迷いなく「秋」が来ていました。

早速、「秋」の草花、果物（これは　ちゃんと植えているもの）

野菜の瑞々しい姿を　ご覧ください。

まずは我が庭の花から

　酔芙蓉　　　　　　デユランタ（紫）　　　（白）

　　

今を盛りと　曼殊沙華（彼岸花）

　　このスマートな茎が素敵。

　　何といっても　この赤ですよね。

　　　「絵になる花」

　さぁ、出発です～

　畑の隅にヒッソリと咲いていた…健気な彼岸花の「白」

　これも　素敵です。

 　これだけ？　いえいえ、奥のほうに…ありましたよ。

　午後の太陽を浴びて…「白」が印象的です。

同じ個所にこんな果物類が植えてありました。珍しい育て方だね。

 　　「柿」です。　２種類。

　栗ですよ。一つは弾けて口を開けていました。

　もうひとつは　もうすぐ…主さん　取りに来るのかな？

そして「いちじく」もありました。

これ「とよみつ」だね。

さぁ、今度は野草です。

（葦）　（葛の花）

この葛の花、紫紅色の蝶型を総状に咲かせ、花後、平たいさやになる。

忘れていました、秋の一番は　これ　「黄金色の稲穂」

これこそ、秋の王様です。

　

 そして野草なら　この草もお馴染みです。

　「すすき」「芒」

綺麗ですね…この銀色は　夕陽の方が映えます。

 

これは　私も久しぶりに見た…「蒲の穂綿」

淡水の湿地に生えています。これ大きくなるんですよ　これも　２メートルはありました。

　この茎、編んでむしろを作っていた時代も。

約20ｃｍのろうそく型の褐色の花穂をつけます。

昔々は、この穂に油を浸みこませてろうそくの代用をしたとか…

 

野菜も負けてはいません。

グリーンカーテンと言えば…ゴーヤ。

　

これは　珍しい「糸瓜（へちま）」の黄色い花　

傍に　小さな「鶏頭」の花が

　俳句でよく登場します秋の季語にも。

蕪村の１句に「秋風の吹き残してや鶏頭花」　やっぱり秋を詠んでいます。

　先ほどアップした「曼殊沙華」「葛」も秋の季語です。

　

 さて、野菜類では

　おや、路地の「山芋」が

これからが美味しいほら「里芋」

 「落花生」までありました。

　この落花生も黄色い花が咲きます。

　これ、「生姜」の花　これは「白」です。

「ゴーヤ」「糸瓜」「落花生」「オクラ」　みん～な「黄色」だ。

これは　ちょっと違うみたい。

　「赤い」ってのは、やっぱり強烈です。　これ　相当辛くなりそうです。

「唐辛子」

 

 

　最後に　ちょっと　面白い「草」を。

　この花　ご存知でしょう…「ネコジャラシ」

　「エノコログサ」と言います。　ピンとくる方は少ない。

　　英名ではフォックステールグラスといい、あちらの人は「キツネ」のしっぽを宛てたようです。

　日本人は、イヌの尻尾がしっくりしたのであろう。「狗草」（えのころ）となった。

　こちらは「アキノエノコロクサ」という種族。

　ぐったりとうなだれることが多い。

　この草、猫に試したら…驚くほどの大ハッスルであったという話も。　野草だからちょっとつまんで

　お宅の猫でやってみたら…。

 

　「田舎の時間」を過ごしてきました。

身近で、こんなに秋を感じることができて　そう、「素晴らしい！」

 

　ちょうどいい時間です。もうすぐ午後3時

　ひとやすみで、フルーツでも頂くことにするか。

ぴったし、秋が　待ち構えてくれていました

 「梨（アリ）の実」に種あり。　葡萄に種無し。　

 

 

　ご馳走様！

　冷たく冷えていて　喉越し　最高・・・・いい秋の「ひととき」でした。