「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第29回) GWのミュージシャン生活(Part2)

2024-05-04 10:00:25 | 「ハウリンメガネ」の「ヴァイナル中毒」&more

皆様方、ゴールデンウィーク、いかがお過ごしか。
ハウリンメガネである。

私?人様のバックバンド仕事が先週の日曜に終わり、色々と自身の方法論を考え直している真っ最中であります。
久々のバンド演奏、それも普段デルタスタイルでひとり舞台で演っている人間がバックに回るとやはり色々と発見があるもの。
今回はそんな気づきをつらつらと上げてみよう。


1.歪みエフェクターってのは小音量でも歪ませられるから便利なんだなぁ

思わず文末に「みつを」とつけたくなるがそれは置いておこう。
いやまあ当たり前のことなのだけど、ちょっと当たり前過ぎて忘れていた。
私は基本的にアンプのナチュラルクランチが好きで、いつもはある程度アンプに気合いが入り始めるところまで音量を上げて音を作っている。
が、この方法だと当然音量がデカくなるので、ロックバンドならともかく、歌ものでこれをやるとギターの音が歌をスポイルしてしまいアンサンブルとしてよろしくない。
アンプの音量は上げたくないが、アンプの音量を上げた時の歪みが欲しい……そこが歪みエフェクターの出番である!……いや、当たり前なんですけどね!
アンプのナチュラルドライヴが好きな人間は歪みエフェクターをアンプをブーストするものとして使いがちで「エフェクターで歪ませる」という方法を忘れがちなもの。
勿論私もサウンドとしては前者の方が好きなのだけど、音量を上げられない状況での歪みペダルの利便性というのを改めて実感した次第でありました。

2.バッキングは歌いながら弾いた方がノリが出るんだなぁ

なぜだか今日は「みつを」風にしたくなる気分。
まあそれはそれとして、これは結構重要なポイントでは?
私自身がボーカリストというのもあるかもしれぬが、歌のバッキングをする際、ギターだけ弾いているとどうも勘が狂うというか、歌いながら弾くほうが弾きやすく感じるのである。
本番でも小さな声で口ずさみながら弾いていたのだけど、こちらのほうがバッキングのノリが歌と馴染むように思った。
もし歌に対してギターのノリが合わない、とお悩みの方がおられたら、自分で歌いながら弾く、というのが解決の糸口になるかもしれませんぞ。

3.ギターは弾かないのも仕事のうちなんだなぁ

はいこれが最後にして最大の気付き
特に今回は鍵盤を含んだ編成だったので尚更のことだったのだけど、鍵盤ありの歌ものバンドでのリズムギターの役割というのはコードに色を添えるとか、リズム隊の一員としてリズムを補強するとかそういうポジションであり、極論すればマストなパートではないのである。
こういうポジションにいる場合、弾くこと以上に重要なのが弾かないという選択肢である。
ギターが入ることでアンサンブルが過剰になるなら弾かない。フルコードで弾くとピアノとぶつかるならトップノートだけを弾く。ピアノが上を弾いているならボトムラインだけでバッキングするなど、知識として知っていても実際にそのシチュエーションに放り込まれると身体というのはパッと動かないもの。やはり普段からこういう状況を意識した練習をせにゃいかんのでしょうな。

以上、久々のバンド演奏で気付いたことでございました。

う〜ん、やはりこうして振り返るとまだまだ修行が足らんなぁ……ようし、残りのゴールデンウィークをギターで塗りつぶそう!G.W.はゴールデンウィークの略に非ず!ギターウィークの略である!と強弁したところで今回はここまで!また次回!

<ハウリンメガネ筆>

ご意見・ご感想・記事投稿・編集長の講演・演奏・執筆依頼などは『ハードパンチ編集部』までどうぞ!

『ハウリンメガネ』への演奏依頼もコチラから!
https://hardp.crayonsite.com

(ハードパンチ編集部で検索!)