徘徊老人のひとりごと 馬来西亜非日乗（平成２９年２月１８日、土曜日、晴れ）その２

　　　ホテルで休憩して、近所の徘徊にでかけた。
　　　ホテルの周りにはインド人の店が多い。
　　　歩いているとグルドワラー（シク教寺院）があった。
　　　入っていいかと許可をもらい、頭に布を巻いて
　　　　　　　　
　　　　　　　　中に入って祭壇を眺めた。
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　ヒンドゥー寺院もある。
　　　　　　　　
　　　　　　　　中国人街もどちらかと言うとシンガポール風だ。

　　　そうだ、シンガポールに陸路で通るところを見に行こうと思い立って
　　　ドンドン歩いて行ったが、よくよく考えてみたら国境越え地点から外は見えなかった
　　　記憶があった。
　　　どうもこちら側からもその様子が見えない。
　　　　　　　　
　　　　　　　　向こうはシンガポールなんだな～～～。
　　　　　　　　香港の八仙峰の山からシンセンの街を眺めるようなもんが
　　　　　　　　チト違う。

　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　ハイコートだそうだ。
　　　　　　　　
　　　　　　　　場所的には動物園の裏側の広大芝生の敷地にたつハイコート関連の建物。
　　　　　　　　庭師に「入っていいか？」と訊いたら「ダメ！」
　　ホテルに戻ろうと歩いていると、
　　歩道をセメントで手作業で舗装しているところに出会った。
　　セメントを歩道に敷きつめ、それを数人で壁塗りのコテで平らにしている！
　　だから一気に何十メートル何百メートルと歩道を作ることが出来ない。
　　５メートルくらいだ。
　　そして
　　　　　　　　
　　　　　　　　平らにしたら、なんと、コテの角で歩道の敷石みたいに溝を付けて完成。
　　　　　　　　すげ～～～～っ！　感心。（笑）
　　　　　　　　雇用対策かね～～～～。
　　　ホテルのそばまでもどったら、こぎれいな南インドスナックの店があったので
　　　　　　　　
　　　　　　　　南インド風コーヒーとマサラドーサを食べた。（約１６０円）
　　ホテルに戻り、シンガポールの方を望むと
　　　　　　　　
　　　　　　　　森の向こうを白い豪華客船がゆっくり入港するのが見渡せた。
　　　　　　　　う～～ん、ホテルの部屋がシンガポール方面に向いていないのが残念。
　　　夜、何を食べようかと迷った。
　　　ホテルのディナー・ブッフェは１２５ＭＲ（３５００円）！
　　　これで酒など飲んだら軽く５０００円は超えるだろう。
　　　これじゃ、部屋飲みに限るってんで近所の屋台に行って
　　　　　　　　
　　　　　　　　半ライスにキャベツの煮ものに茄子の炒め物。
　　　　　　　　中途半端な量に店主も困っていたが３ＭＲ（約８４円！）でいいよって！
　　　　　　　　で隣のコンビニで缶ビール３缶２８．５ＭＲ（約８００円）！
　　　　　　　　なんていうワタシの食生活！
　　　ここのホテルもワタシの宿泊は朝食込みではない。
　　　ちなみに、訊いてみると、朝食ブッフェは５５ＭＲ（約１５００円）だって。
　　　まあ、話のタネに食べてみるのもいいが・・・・・・。

徘徊老人のひとりごと 馬来西亜非日乗（平成２９年２月１８日、土曜日、晴れ）その１

　　今日はクチンからジョホールバルに飛ぶ。
　　ジョホールバルとシンガポールは近いから、初めはシンガポールに飛び、
　　シンガポールからバスでジョホールバルに入ろうかと考えたが、
　　シンガポールはマレーシアに比べて物価が高いし、
　　シンガポールではホリデーインにポイントで宿泊しようとしてチェックしたら
　　ホリデーインのポイントは使い果たしてゼロになっていた。
　　なので、
　　シンガポールはパスしてマレーシアにこだわりジョホールバルに行くことにしたのだ。
　　クチンは朝から雨だ。
　　でもタクシーで空港までの移動だから無問題（モーマンタイ）だ。
　　８時半に空港に向けてタクシーに乗った。
　　タクシーの中で、
　　　「今日、なんだか心持、荷物が軽いな～～～」と思って
　　頭の中で、荷物チェックした。
　　　「あ～～～～～～ッ！クローゼットの中にポロシャツとパンツを干したままだった！」
　　いつもはクローゼットを利用しないので、ついつい干したのを忘れてしまっていた。
　　運転手さんに英語でホテルに戻ってと言っても通じない。
　　運転手さんは
　　　　「アパ？アパ？」（なに？なに？）と言う。
　　アパ・ホテルじゃないの！ヒルトンだよ！と心の中でひとりごとの駄洒落を言って
　　こんな時英語の分からない人に動詞を使っても分からないので
　　　　「ヒルトン・ホテル！ヒルトン・ホテル！」と言いながら
　　手でＵターンの合図。
　　やっと分かってくれた！（ホッ）
　　部屋に戻ってポロシャツとまだ半乾きのパンツを持ってタクシーに戻って安心。
　　まあ、忘れっぱなしにして、必要なものは現地調達してもよかったが
　　きたねえパンツだしな～～～と変なところで理性を発揮してしまった。
　　ポロシャツだって数年前にユニクロで買ったものだ。
　　マレーシアにだっていたるところにユニクロがあるんだし。
　　俺って変なジジイだ。
　　今日のエアアジアは
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　クチン・ジョホールバル間座席指定したので３９４１円。
　　　　　　　　　　座席指定区間はガラガラ。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ボルネオ島よさらば。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　コピ色のサラワク川よさらば。
　　　　　　　　　　これサラワク川じゃなかったりして（笑）
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　機内で読んだ　The BORNEO POST の一面にワニ捕獲のニュース。
　　　　　　　　　　う～～ん、やっぱりボルネオだ。なんて感心したりして。
　　今回、座席指定したのはマレーシア・シンガポールの間を空から見たかったのだ。　
　　が、が、が！座席は反対方向でシンガポールをみることができない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ジョホールバルに近づくと眼下には輸送船が沢山行き交っている。
　　　　　　　　　　やはりシンガポールが近いと分かる。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ヤシなのかゴムなのか分からないが熱帯の植物の林の上を
　　　　　　　　　　滑るように飛行機はジョホールバル空港に着陸した。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　丁度、昼に到着したので、空港で昼飯でも食べてホテルに行こうとしたが
　　　　　　　　　　「待てよ。今日のホテルはダブルツリー・バイ・ヒルトンだ。
　　　　　　　　　　　ダブルツリーではチェックインすると大きなクッキーをくれるはずだ。
　　　　　　　　　　　それ、昼飯にしょっ」
　　ホテルに行く急ぐ必要もないので、空港のＡＴＭでお金を引き落とそうとした。
　　だが、ここのＡＴＭの英語がよく理解できないのだ。
　　引き落とし口座が　My Bank/Credit　と同じボタンを押すようになっている。
　　俺クレジットじゃないんだよな～～～？
　　分からないときは止めたほうがよい。
　　だから、ヤメタ。
　　タクシーでホテルに向かったがホテルまで５００メートルのところで通行止め。
　　タクシーの運転手に「ここでいいよ」と言って侵入禁止テープの下をくぐって
　　ホテルに向かうと
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　祭のパレードだった。
　　　　　　　　　　１４５年の歴史を持つジョホールバルの中華系のCHINGAYという
　　　　　　　　　　祭の最終日だったのだ。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　日本の祭のように神輿を揉んだりする。
　　　　　　　　　　ワッショイとかヨイサとか掛け声を掛けないが歓声が起きる。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　いい場面に出会った。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　今日のホテルもポイントで宿泊するので無料！
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ダブルツリーは、これまでの経験上、ベッドは全室キングサイズベッド。
　　　　　　　　　　ツインベッドはないと思った。
　　　　　　　　　　バスタブはついていない。シャワーだ。
　　　　　　　　　　ベッドの向こうがわのシャワールームが見渡せる。
　　　　　　　　　　シェードがついているが、上がっている。
　　　　　　　　　　ワタシはひとりだけれど、見えるのはイヤだね。
　　　　　　　　　　そりゃ～～、若いカップルは興奮したりしていいかもシンナイけどネ。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　影の薄いワタシだ。手も短く、自撮りができないので鏡に映して
　　　　　　　　　　「なんとなく生存証明」
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ウエルカム・クッキーで昼食。