今日は香港最後の日だ。
今日はランタオ・ピークに登り、下山後、飛行場に行って、時間つぶしして、
正確には24日午前2時発の飛行機で日本に戻るのだ。
青年旅舎は11時にチェックアウトという決まりだ。
バックパックに荷物を全部入れて山に登るか、
それとも、バックパックは青年旅舎に預かってもらい、
手ぶらで山に登るか?
よくよく考えた。(笑)
そうだ! 香港爺のクラシック登山姿で登ろう!
香港の婆さんだって、朝の散歩で山に登る時、荷物はこれ(笑)
スーパーのポリ袋に水と食料を入れ、これだけでランタオ・ピークを目指すのだ。
午前8時にユースホステルをチェックアウトし、荷物を預けて
MTRで東涌駅で下車し、今日もいつもの通り水と食料を仕入れて
昴坪行きのバスに乗った。
途中の伯公アウで下車するためバスの中で
次のバス停案内の電光掲示板を見ていたが
「Welcome」の文字が流れるばかりだ。
下車するのはこの辺だったよな~~~とバスの外を見ると、数人が道端に居たが
バスはそのまま進んで行ってしまった!
「あれ~~っ、このバス行き先案内しないんだっけ!まっ、いいか~~。
目的はランタオ・ピークに登頂することだけだから、途中カットでもいいや」
結局、バスは昴坪までノンストップで行ってしまった。
寶蓮禅寺の境内を通り
大仏さんを横目で見て
心徑簡林も横目で見て
ランタオ・トレイルの道標に沿ってランタオ・ピークに通じる
山道というか石段を登ってゆく。
これが、香港の爺さんたちのクラシックな山登りスタイルだ。
本当はこれにビーチサンダルとラジオがあれば、
まったくの香港爺さんのクラシック山登りスタイルだ。
天気もいいし、石段に腰を降ろして、紙にスケッチしていると
香港人ではないような山ガールが登って来た。
「ジョーサン」(おはようございます)と声をかけたが
うなずくだけだった。
しばらくスケッチをして、また登りだすと、さっきの山ガールに追い付いた。
今度は 「アー・ユー・ジャパニーズ?」と声をかけると
「イエス」
「やっぱりそうですか~~」
彼女は年寄りの山ガールではない!
正真正銘の若い山ガールだ。
話をしてみると、
な~~んと『香港アルプス』を見て、山に登る為LCCで昨日来たのだそうだ。
著者のMQさんがこれを聞いたら泣いて喜ぶんじゃないのかな~~~。(笑)
彼女もバスで伯公アウで下車しようとしたが、お知らせが出なかったので
結局終点まで乗って来てしまったとのことだ。
それでは一緒に行きましょうということで・・・・。
海では魚は釣れないが、陸で若い人魚を釣りあげたよ!(笑)
最後の石段を登り頂上へ。
香港第二の高さのランタオ・ピーク(934メートル)の登頂に成功(笑)
こういう格好でも登れるのよネ。
ワタシはここも3回目の登頂だが、こんな天気の良い日は初めてだ。
風もなく、
時折、少しガスがかかるがすぐに晴れ渡る。
ほら~~っ、スタイルからも若い山ガールってのが分かるだろっ!
個人情報保護のため、うしろ姿だけ公開だ。
正面の顔?
そりゃ~~~、美人に決まってんだろ!!!
山頂から下山し、昴坪のバス停で別れようとしたら、
ワタシの行く方に一緒に行ってもいいですかと・・・・・。
ワタシは大墺かムイオーに出て、そこからフェリーでセントラルに出て
ユースホステルに戻る予定だった。
それなら、途中まで香港案内をしましょうということで大墺に行き、
海鮮を食べることにした。
一人旅だとなかなか食べることができないので、それじゃシェアしましょうと。
海鮮の店で「二人用セットメニュー」168ドルと書いてあったので、これにしようと
入店した。
注文をするとしばらくすると、セットメニューに書かれてある、これもこれも
出来ないので、これではどうか?と。
結局、言われるままに注文すると
エビの黒コショウ炒め、アスパラと白身魚、青梗菜のオイスター炒め、ご飯
山ガールさんは美味しいと言って食べてくれた。
ビールも2本飲んだ。
マイダン(会計)すると398ドル。
この時は、鷹揚に構えていたので、金額に気を止めなかったが、
よく考えたら168ドルのセットメニューだったはずだ。
結局、あれもできない、これもできないと言って、
アラカルト(一品料理)にした値段にしたのではないか!
はたまた、ボラれたか!
まあ、ワタシにとってはたいして懐は痛まないが、
山ガールさんから100ドル徴収したのは、
考えて見ればまずかったな~~~~。
彼女としても、酔いから醒めて、よくよく考えてみたら
あの徘徊爺さん「168ドルのセットメニュー」っと言ってたじゃん。
なのに、なんで100ドルも払わなければいかないの?!
と思ったに違いない。
やっぱ、もっと鷹揚に、
「お金はいりません。ごちそうします」と言うべきだった。(笑)
この場を借りて、散財させてゴメンなさいネ。
だから、俺って女性にもてないのだよな~~~~。
今さら、女性にモテてどうするの!(笑)
フェリーでセントラルに行き、地下鉄に乗り、
名前も知らない、あなたとワタシは途中で別れた。
一応、ワタシのブログ名を書いて渡したが、
漢字を間違えてしまった。(笑)
ユースホステルに戻り、荷物を受け取り、着替えて空港に向かった。
LCC発着専用の第二ターミナルのフードコートで
夕飯を食べ、コンビニで缶ビールを買って飲み、
チェックインした後、出国ゲートを通り過ぎたら、
また、酒でも飲み、機内では爆睡しようとしたが、
だいたいどの店も午前零時頃は閉店していて、酒もなかった。
飛行機の出発時間の香港時間午前二時ということは日本時間午前三時だ。
午前三時ということは、2回目のトイレの時間頃だ。(笑)
しょうがない。起きていようか。