ほっぺで3割

在宅勤務が続いて、娘たちもずっと家にいる。
まあお互いストレスを感じてるのに、さらに土日はひろさんもいる。
そして動かずに食べ続ける。
コロナ以外の敵が多いし強いよー。

毎年、家族で近所の公園で夜にささやかに焼き鳥たべてお花見するのが、ここ何年かルーティンだったけれど、それも叶わなかった。
この「ルーティン」というの、私はけっこう気にする。
昨年はこうだったのにな、とか前と同じことをしたいと思う派。案外冒険しない派。
だから昨年できたことが今年できないということにストレスを感じる。
なかなか、諦めがつかない。物事によっては何年も引きづる。

閉じ込められ生活が続いてた長女、先日の夜ふらっと家を出ていった。
「散歩してくる」
そっかそっか、と思って仕事を終えて買い物にも行かずそのまま夕飯づくりに突入した。
ひろさんが帰るまでになんとかご飯の用意をしとけるようになったのは、在宅勤務のよいところのひとつ。
日が長くなって、夜になるのも遅くなってきたとはいえ、夜に出歩くのは心配だけど、、、。

そろそろ夕食ができるかもという頃、長女が帰ってきた。ひろさんもいっしょに。
おお、お父さんといっしょで良かったねというどころか
実はお父さんを駅までお迎えにいき、その足でファミチキを買い、ジュースも買い(買ってもらい、だ)、
お父さんとふたりでいつもの夜のお花見を、歩いてしてきたらしい。
「座ってお花見できないもんね」

長女もお花見がずっと気になってたんだな。
夜の香りといっしょに、はいお母さんのファミチキもあるよって、
ベッタベタになったコンビニ袋を差し出す色白の長女のほっぺが桜色で、
ああ、、今年もお花見した気分になれたかも。
ひとつ、やり残しが消えたようで嬉しかった。

ずっとさみしがりで、だけどカギっ子にしてきた長女と、在宅勤務でずっといっしょにいられるのはとても貴重でやり直す時間をもらえたような、ありがたい時間。
「ハグすると、不安が3割減るんだよ」と言って、ストレスに弱い私がいらいらしていると、ぎゅっとしてくれる長女。
どっちが親かわからなくなるけど、ぎゅっとしてくれる間、ちっちゃい頃と変わらない長女のにおいにホッとする。
3割、減ったよ。
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