「複合要因」で決壊=かさ上げ計画の矢先―鬼怒川堤防
19:11時事通信
大雨で決壊した鬼怒川の堤防は、10年に1度の洪水に対処できるようにかさ上げ工事が計画されており、周辺の用地買収が進められていた。国土交通省の担当者は「(水が堤防を越える)越水など複合的な要因で決壊した可能性が高い」と分析している。
同省によると、鬼怒川は栃木・群馬県境にある「鬼怒沼」を水源に、全長は約177キロに及ぶ。上流部には2500メートル級の険しい山が連なり、下流の水位が上昇するのは大雨のピークから後にずれることが多い。
昭和初期から中期にかけ流域で水害が頻発し、上流部にダムが建設された。国が管理する四つのダムでは今回、貯水量の約7割をためていたが、決壊を防げなかった。
国内の河川堤防のほとんどは、管理のしやすさやコストの低さから土でできている。長時間水に漬かると強度が弱まり、越水が起きると両側から土が削られ、決壊につながることがあるという。
鬼怒川では、利根川との合流地点から順次堤防のかさ上げを進めており、決壊した周辺地域では工事を行うために昨年度から用地買収を進めていた。
まぁ、ダムじゃ耐えきれないだろうなぁ、洪水調節機能があっても、限度があるし
ダムより下流に降った雨は、ダムには関係ないし
個人的には、事業のスピード、特に用地買収の時間がかかるのがネックなんだろうな
ゴネる人もいるんだけど、それだけじゃなくて、登記を変更してない人が田舎だと結構多くて
所有者が、なんちゃら左衛門ていう土地もあり、その場合はその人の子孫全ての判子が必要になるので
1坪の土地を買収するのに、20人とか30人の判子が必要になったりする。
この辺りはもう少し融通きかせてもいい気がする