ずーみんのはがき絵七十二候

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はがき絵いろはうた(6)

2022-11-30 21:50:35 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。

 第六回目の今回は「た」から「そ」までです。

 

 

 

『た』・・・体重計

 

 

 体重計に乗っているところを描きました。あえて数字は書いていませんが、現在は大変なことになっております。ハングルで「おおごとが起こった!」と書き添えてあります。「큰일났다!」は韓国 江原道(カンウォンド) 江陵市(カンヌンシ)にお住まいのプンムルの先生の口癖でした。私はこの先生からプンムルを学んだので「プンムルの先生」といっていますが、國樂院の院長先生です。ご専門は京畿民謡だそうです。この絵をよく見ると、外反母趾の症状が大きく出る前に描いていますので、現在より4年以上前に描いた絵だとわかります。当時も体重には危機感を持っていたのですねえ・・・

 

 

 

 

『れ』・・・レンゲソウ

 

 

 レンゲソウの花を描きました。こうして拡大するとマメ科の植物であることがよくわかります。漢字で「紫雲英」と書くと「レンゲ」を意味するそうです。このような、植物の漢名を覚えていると、韓国で取り合えず言ってみることができます。今のところ、かなりの確率で通じています。この「자운영(チャウニョン)」も通じました。他にも百日紅(サルスベリ)が「백알홍(ペギロン)」でしたし、無花果(イチジク)は「무화과(ムファガ)」でした。紫陽花(アジサイ)は「수국(スグク)=水菊」という名があるのに、「자앙화(チャヤンファ)」でも通じました。これは便利です。

 ハングルで「花を手に取らず、やはり野に置いてください。レンゲソウを・・・」と書き添えました。

 

 

 

 

『そ』・・・そうめん

 

 

 大好きなそうめんの絵を描きました。ゆでる前の束の状態です。束ねてあるテープの部分は本物のテープを切って貼ってあります。この絵は三輪そうめんですが、兵庫県揖保郡あたりで作ったもの、小豆島で作ったもの、やや太めの半田そうめん、など色々食べています。途中からめんつゆにサバ水煮缶を混ぜて食べると味変(あじへん)になって、さらにたくさん食べられます。お試しください。食べ続けていると急に苦しくなりますね。胃袋がいっぱいになってつっかえているのでしょうか。え、そんなになるまで食べないですって?


はがき絵いろはうた(5)

2022-11-23 15:46:14 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。

 第五回目の今回は「を」から「よ」までです

 

 

 

 

『を』・・・現在、「を」で始まるお題のはがき絵を探しましたが見つかりませんでした。おえかきのチャットゲームで出るお題の中には「ヲタ芸」があり、私も描いたことがあるのですが・・・手元の辞書で調べると「をこと点」「をちかた(遠方)」「をちこち(遠近)」などが出てきましたが、いずれもはがき絵にするのは難しそうです。

 

 

 

 

 

『わ』・・・割り箸

 

 

 箸袋に入った割りばしの絵を描いて、ハングルで「잘 먹겠습니다(チャル モッケスミダ)」と書き添えました。意味は「いただきます」です。箸袋に書かれた文字は「御手茂登(おてもと)」ですね。

 

 

 

 

 

 

『か』・・・カゲロウ

 

 

 はかないものの例えにされることもあるカゲロウは成虫になると餌を摂らず、子孫を残すためだけに行動し、数時間で死んでしまいます。交尾を終えたオスたちも、産卵のために水面に着水したメスたちも、水面にたどりつかなかったメスたちも、交尾に失敗した多くの成虫たちも、みな等しく次々に死んでゆくのです。この辺りをとらえて「カゲロウの(ような)命」といわれているのでしょう。

 ハングルは漢字語で「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽」と書いてあります。

 

 

 

 

 

 

『よ』・・・寄せ鍋

 

 

 土鍋の中のさまざまな具材を描きました。長ネギやシイタケ、きのこ類、豆腐、葉菜類のようなものはなんとなくわかる、というぐらいの描き方です。ハングルで「春を待ちながらも 冬を楽しむ」と書き添えてあります。寒がりである私は冬が苦手ですが、それでも冬には冬の楽しみがある、ということを表したかったのです。

 


はがき絵いろはうた(4)

2022-11-18 23:57:28 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。

 第四回目の今回は「り」から「る」までです。

 

 

 

『り』・・・旅客機

 

 

 旅客機が夕焼け空を飛んでいる姿を描きました。日はどんどん暮れて、夜間飛行になります。

 満天の星をいただく 果てしない光の海を

 豊かに流れゆく風に 心を開けば

 きらめく星座の物語も聞こえてくる

 夜のしじまの 何と饒舌なことでしょうか・・・

 

書き添えてあるハングルは

「遠い地平線が消えて

 深々とした夜の闇に 心を休めるとき

 はるか雲海の上を 音もなく流れ去る気流は

 限りない宇宙の営みを注げています・・・」

 

 うまくハングルに訳せているか自信がありませんが、「ジェットストリーム」というラジオ番組の冒頭のナレーションの一部です。城達也氏の声が今でも耳に残っているような気がします。現在は福山雅治氏があとを引き継いでいるようですね。

 

 

 

 

『ぬ』・・・ぬけがら

 

 

 蝉の抜け殻を描きました。「蝉蛻(せんぜい)」といいます。手元にある辞書によると、蝉蛻とは、1.蝉の抜け殻。転じて外形のみで中身のないこと。2.迷いから覚め、悟りの境地に達すること。蝉脱(せんだつ)ともいう。→「解脱(げだつ)」の項も参照 と書いてあります。「蝉蛻龍変」という言葉もあり、「がらりと大きく変わること」を意味します。蝉が殻を脱ぐが如く、羽化飛翔して世俗を離れ、仙境に至るというのが原義なのでしょうか。

 蝉の羽化を実際に観察したことがありますが、劇的な変化に感動したことを覚えています。

 

 

 

 

『る』・・・ルドベキア

 

 

 キク科オオハンゴンソウ属は学名からルドベキア族とも呼ばれます。北米大陸原産、30種ほどもあるそうです。開花期は6月から10月と長く、私は特に「暑さに強い花」という印象を持っています。ご近所にたくさん咲かせておられるお宅があり、通りすがりに楽しませていただいております。

 はがき絵に捺した消しゴムハンコが、「ずーみん」の「ず」ではなく「と」になっています。私の号「陶峰」の「と」です。


はがき絵いろはうた(3)

2022-11-09 22:52:27 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。

 第三回目の今回は「へ」から「ち」までです。

 

 

 

『へ』・・・へぎそば

 

 本場新潟でへぎそばをいただきました。注文すると結構な量が出てきてまず驚きました。上の絵に描いたような四角い木の器に入って出てきます。この器を「へぎ」というのだそうです。盛り付けも独特で、手繰りというのだそうです。製麺の際に小麦ではなく、「ふのり」という海藻がつなぎに使われているので、少し緑色がかった麺の色です。表面がつるつるしてのど越しがよく、風味もよくて大変おいしくいただきました。夫婦で「ドはまり」してたくさん食べたので、しばらく動けなくなったほどでした。帰ってきてから調べましたところ、大阪でも出しているお店があるようです。行ってみようかなと思いました。

 

 

 

『と』・・・トキ

 

 新潟つながりで「トキ」の絵です。佐渡島にトキの森公園、佐渡トキ保護センターがあります。羽色の美しい鳥でした。白い鳥なのですが、羽根を広げた時にオレンジがかったピンク色というのでしょうか、いわゆる「トキ色」の差し色が見えます。学名が「ニッポニア・ニッポン」というのもいいですね。絶滅が危惧されて久しいですが、保護活動により徐々に復活しているようでした。

 書き添えたハングルは「時は今、場所はここだ。何が起ころうがそれは運命の一部だ。」と書いたつもりです。マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる名セリフです。

 

 

 

『ち』・・・ちくまる

 

 昔の国鉄田川線、現在は第3セクター「平成筑豊鉄道」として行橋~直方間を結んでいます。行橋から途中の田川伊田までを田川線、田川伊田から直方までを伊田線、伊田線の途中駅である金田から田川後藤寺まで糸田線という枝分かれもあります。田川後藤寺ではJR後藤寺線とつながっています。「へいちく」とも呼ばれていて、そのマスコットキャラクターが上に描いた「ちくまる」です。あちこちに描かれています。列車のボディーはもちろん、窓にまで描かれている車両もあり、窓の外が見にくいという本末転倒が起きています。

 

 


희망가(希望歌/ヒマンガ) 歌詞

2022-11-03 10:48:41 | デザイン書芸

 희망가(希望歌/ヒマンガ)という歌があります。

 私はこの歌を『軍艦島』という韓国映画のエンディングで知ったのですが、心打たれる歌でした。この歌のメロディーには原曲があり、讃美歌あるいは聖歌、白人霊歌の中によく似たメロディのものがあること、日本の曲「真白き富士の根(七里ヶ浜の哀歌とも呼ばれる)」も、同じ曲を原曲としていることなどが調べてみてわかりました。

 韓国語の歌詞を参考にしながら、その内容に合うような文字を選んでデザインして書いてみる、という試みをしてみました。

 

 이 풍진 세상을 만났으니 너의 희망이 무엇이냐
 부귀와 영화를 누렸으면 희망이 족할까
 푸른 하늘 밝은 달 아래 곰곰이 생각하니
 세상 만사가 춘몽 중에 또다시 꿈같도다 

 부귀와 영화를 누릴지라도 봄 동산 위에 꿈과같고
 백년 장수를 할지라도 아침에 안개로다
 담소화락에 엄벙덤벙 주색잡기에 침몰하랴
 세상만사를 잃었으면 희망이 족할까

  희망이 족할까...


 この風塵の世に出逢い お前の希望とは何なのか
 富貴と栄華を享受するならば 希望は叶うのか
 青い空 明るい月の下 つらつら鑑みるに
 この世は万事 春の夢の中 さらに夢見るが如し

 富貴と栄華を享受すれども 春の園の夢の如し
 百年長寿は成れど 朝には霧の如し
 談笑 和楽に浮かれ 酒色 雑事にふけるのか
 この世は万事忘るるがゆえに 希望は叶うのか

  希望は叶うのか・・・

 

 以上のような歌詞です。歌詞はこれ以外にもあるようですが、私が動画検索して聞いたものを書き写しておきます。この歌詞の一行につき一文字をデザインしましたので、八作品を書くことができました。作品ははがきに書き、ある方に郵送すると、その方がご自身のブログにアップしてくださる、というシステムになっています。回りくどいようですが、一度郵便で「旅をさせる」ことにより、全国の郵便局の風景印をコレクションするという目的も達成できるので、このようにしています。バラバラにアップされた作品を、一つにまとめて並べて見たいという思いに至りまして、歌詞の順に八枚まとめてご覧いただきます。

 

 이 풍진 세상을 만났으니 너의 희망이 무엇이냐

 この風塵の世に出逢い お前の希望とは何なのか

 

 부귀와 영화를 누렸으면 희망이 족할까

 富貴と栄華を享受するならば 希望は叶うのか

 

 푸른 하늘 밝은 달 아래 곰곰이 생각하니

 青い空 明るい月の下 つらつら鑑みるに

 

 세상 만사가 춘몽 중에 또다시 꿈같도다 

 この世は万事 春の夢の中 さらに夢見るが如し

 

 부귀와 영화를 누릴지라도 봄 동산 위에 꿈과같고

 富貴と栄華を享受すれども 春の園の夢の如し

 

 백년 장수를 할지라도 아침에 안개로다

 百年長寿は成れど 朝には霧の如し

 

 담소화락에 엄벙덤벙 주색잡기에 침몰하랴

 談笑 和楽に浮かれ 酒色 雑事にふけるのか

 

 세상만사를 잃었으면 희망이 족할까

 この世は万事忘るるがゆえに 希望は叶うのか

 

 アップしながらも頭の中にはこの曲が流れています。頭の中で歌が歌える八枚セットの完成となりました。